夜空に星がキラキラ、舞台一面に広がって星逢う一夜のプロローグです。
悲しくも美しい物語のスタートです。
早霧、咲妃、望海の東京宝塚劇場ルパン三世に続いての出演です。
作、演出の上田久美子の大劇場デビューとなり、雪組全員で盛り上がっています。
物語は江戸中期徳川吉宗の治世、九州の藩主の次男天野晴興(早霧)と村の娘泉(せん)(咲妃)
との恋を長年にわたり烈しく、美しく、哀切に描きだす。
泉の幼馴染源太(望海)の三人で星の観測に夢中になり身分を超えて友情を育んでゆく、しかし晴
興の兄が急死し晴興は江戸に行く事になり泉を残して旅立っていった。三日月藩の正統な後継にな
り将軍吉宗に見込まれ出世してゆくが、晴興、泉、源太の関係は目に見えぬ力によって変ってゆき
、破局へと向かってゆく……。
大変重い物語ですが、すい込まれて行く作品です。
早霧、咲妃のコンビも素晴らしく望海が又一段進歩が見られ、これからが楽しみです。
星逢うとは(七夕)です。
「La Esmeralda」
エメラルドの海をバックに明るく目まぐるしく舞台が変って行く。
では本日はこの辺で失礼します。
藤堂でした。