気になる事

空梅雨なのでしょうか蒸し暑い日が多くなってまいりましたが、お嬢様いかがお過ごしでしょうか?

乾でございます。

最近、ある事が気になっておりました。

なぜ、桃太郎の家来がイヌ・キジ・サルになったのでしょうか?

文献によりますと・・・
古来は十二支で方角を示しており、北東にある鬼門の方向には、「丑(うし)」「寅(とら)」が配置されています。
桃太郎に出てくる鬼の姿が、角が生えていて寅柄のパンツをはいているのは、このためだと一説では考えられています。
また桃太郎の家来がイヌ・キジ・サルになったのは、この鬼門の反対側にある裏鬼門、南西の方向に理由があるとされています。
南西の方向に配置されているのが「未(ひつじ)」と「申(さる)」。
裏鬼門は未と申の境目にあります。そして「申(さる)」から時計回りに南西から北西へかけて配置されているのが、「酉(とり)」と「戌(いぬ)」。
つまり鬼門に対抗できる裏鬼門に向けて逆時計回りに3匹の家来を集めると、「いぬ・とり・さる」の順で家来が集まるとの事でした。

また、昔話「桃太郎」の原典ともいわれる『吉備津神社縁起物語』によりますと、主人公である吉備津彦命の三人の家来が、犬飼部の犬飼健命(いぬかいたけるのみこと)、猿飼部の楽々森彦命(ささもりひこのみこと)、鳥飼部(もしくは鳥取部)の留玉臣命(とめたまおみのみこと)と申しまして、「犬飼健=犬」「楽々森彦=猿」「留玉臣= 雉」となるという説もあるようです。

しかし、ここでまた疑問が出てまいります。
何故、酉=キジとなったのでしょうか?
当時の一般的な野鳥の代表だったのでしょうか?

それよりも裏鬼門の方角から考えれば、お供は猿と羊だったのではないのでしょうか?
何故、世紀の決戦に主君「桃太郎」は我ら「羊」を連れて行ってはくださらなかったのでしょうか?
はい?
羊では戦力にならない?
左様でございますね。
失礼いたしました。

本当にどうでもいい事を長々と考察致しましたが、最後までお付き合いいただき有難うございました。
もし何故、酉=キジなのかご存知でしたらお教えくだされば幸いでございます。

それでは、いつでもお嬢様のお帰りをお待ちしております。

                   ―乾―