宝塚『黒豹の如く』『Dear DIAMOND!!』

ミュージカル・プレイ『黒豹の如く』星組のトップ男役 柚希礼音 と娘役トップスタ―の夢咲ねね のサヨナラ公演です。

柴田侑広が柚希の卒業公演に、柚希のキャラクターを生かしスペイン海軍参謀アントニオ・デ・オダリスとして海軍将校の恋を、宝塚の柚希を、いやが上にも魅力的な宝塚の男性をつくり上げました。
ストーリーは第一次大戦後のスペインを舞台にかつての恋人(夢咲)と再会したところから事件に巻き込まれてゆく・・・・・・。
海賊の血を引く男アントニオ・デ・オダリス大佐(柚希)。海軍で参謀長を務め黒豹として広く知られていた。1920年11月11日バルセロナの海軍省で終戦二周年を祝うパーティが催されていて、ここでかつての恋人カテリーナと三年振りに再会する。
父が財を失った。その父の為に望まぬ結婚を余儀なくされたものの間もなく夫が亡くなり未亡人となったカテリーナ。三年振りに再会した二人は時がタイムスリップしたかの如く、愛が再び燃え上がっていった。
そんな時スペインの大実業家ビクトール・デ・アルコン公爵が現れアントニオに声を掛ける。ある種の資産家たちが画策し達成の為アントニオを・・・・・・。アントニオはどのように対応するのか、柚希が黒豹の如く、しなやかに、俊敏に活躍します。演出は謝珠栄(元宝塚の隼あゆみ)で活躍された男役です。

『Dear DIAMOND!!』藤井大介(作・演出)

柚希礼音をダイヤモンドに見立て、ダイナミック、ドラマティック、ダンシング、デンジャラス、デリケート、ドリーミー・・・・・・。
どれも柚希にふさわしい言葉!!芝居、歌、踊り、どの場面も輝いて見せてくれました。
大階段の前で黒燕尾で踊る姿に二度とお目に掛かれないと思いますと、思わず目頭があつくなるのは藤堂だけではないと思います。
夢咲ねね とのコンビは素晴らしかった。柚希礼音が作詞した「たからづか」はショーで唄っていますが宝塚をいかに愛していたか、柚希の思いが歌っている姿にこめられています。
チケットもなかなかとれなくて大変ですが、是非是非ご覧下さいませ。

藤堂でございました。