セカンドシュチュワードの伊織でございます。
お嬢様、お坊ちゃま、明けましておめでとうございます。
今年もお嬢様方のくつろぎのひとときを演出できますよう、使用人一同心よりお仕えいたします。
今年は桐島と葵が腕力勝負だなんだと、やんや言いながらもちをつきましたよ。
もちは1日4個まででございます。
きなこもち、もしくはあんこで召し上がる際は3個までです。
個人的にはからみもちがおすすめでございます。さっぱりと召し上がれますし、大根は消化を助けてくれるとも聞いております。
雑煮はわたくしの好みで鴨をつかったものを橘につくらせております。
有村と藤之塚が修行と狩猟を混同しながらも得て参りました、今年初の獲物でございます。
仙場からは熊を2頭ほど捕らえたと報告を受けましたが、雑煮に用いるのは難しいため、吾妻と五代にまかせてカレーを作らせてございます。
おせちに飽きた際にはご遠慮なくお申し付けくださいませ。
19時からの祝宴では豪徳寺、時任両執事がビバレージユニットを従えて様々な酒類を用意するとのことです。
おいしいのは重々承知しておりますが、お酒の召し上がりすぎは禁物でございますよ。
さぁ、わたくしもお嬢様のために一仕事してまいります。
お嬢様のお口に入る前に、すべてのお食事とお飲み物の味を確かめませんとね。
味見役も新年から休まりませんや。