『続・季節の楽しみ』

 さて、蒸し暑い日が続いておりますが、如何お過ごしでしょうか?
私はといいますと、先日ご紹介した梅酒にすっかり執心しております。
梅がよく漬かるように優しく揺らしてみては、眺め・・・
内蓋越しに香りを確認してみては、又眺め・・・
日々変化して行く姿を思う存分楽しんでおります。

また、同様に田辺執事も梅酒作りに挑戦されたようですが・・・

実は、あのあと二人そろって「もう1種類づつ」作ってしまいました。
ですので今回2人で、なんと「8リットル」もの梅酒を仕込んだことになります!
4リットル瓶が4つ!
並べてみると壮観でございましょう。

2本目に使用したベースのお酒は「純米酒」でございます。

「椎名君・・・今回椎名君の勧めでブランデーベースで仕込んでみたのだけど、私としてはどうしても日本酒ベースの梅酒を作ってみたくってね・・・」

-あ、実は私にもその思いがありまして、ここ数日悩んでいたのですよ!-

「やはり椎名君も!?」

-清酒独特のさっぱりとした味わいに・・・-

「ホワイトリカーには決して真似することの出来ない、深いコク」

-必須アミノ酸やビタミン等100種類以上の有効成分を豊富に含んでいますので・・・- 

「うん、身体に良いし、砂糖が少なくても十分に甘く仕上がるね!」

- ・・・・・・・・・・ -

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

-・・・・もう1本仕込みますか?-

「仕込みましょう!」

このような会話が、執務室の資料やらパソコンが所せましと敷き詰められた、部屋の片隅で行なわれたとか行なわれていないとか。

二人とも違うお酒を使用し(私は新潟の物を使用)、梅の完熟度も違った状態で仕込みましたので、きっと味もそれぞれの個性を十分に味わえる物に仕上がるはずでございます。

 ブランデーで仕込んだもの(通称ブラン君)はあれから一月経ち、香りは早くも梅酒のそれを放っております。
つい我慢出来ず味見をしてみると…
角はあるものの、既に梅酒でした!

っといった話を田辺執事にすると『え、飲んだんだ、この人・・・・』と言わんばかりの顔をしておりましたが、経過を細かく知るのも梅酒の楽しみなのでございます!!

一方、日本酒で漬け込んだもの(通称清酒君)も、一週間にして水色が琥珀色になり始め、味見をしたくなってまいります…

こちらはもう少々我慢を。

写真で経過をお見せしとうございますが、残念ながらそれは出来ませんので、ご想像でご容赦ください。

本当は別のお話をするつもりでしたが、また長くなってしまいましたので、それはまたの機会に。
失礼いたします。