椎名でございます。
執事歌劇団の活動となる11月3日の東京キネマ倶楽部でのコンサートを終え、久しぶりの休日を頂戴いたしましたので、自室にて読書をしておりました。
純粋に楽しみつつも、実のところ朗読の題材さがしでもあります。
普段から沢山の作品に目を通しておきませんと、いざ題材を、となった時に候補選びに困るものですが、空いた時間にこうして読みあさるのでございます。最近は短編ばかり目を通してしまいますね。
今回の11月の椿山荘のお食事中にも朗読を披露させていただく予定ですが、今回も新たなメンバーをゲストに迎えお送りする予定ですので、是非お楽しみにお待ちください。
さて、お食事といえば今回は「和会席」でございますね。
ところで「会席」と「懐石」、読み方は同じ『かいせき』といいますが、その持つ意味合いが違ったものであることはご存じでございますか?
簡単にご紹介しましょう。
【懐石料理とは】
茶道の席において、茶会の主催者が茶を出す前にふるまう食事のことを言います。
茶道の創始者である千利休が、茶をおいしくいただく為にと、完成させました。
したがって懐石のマナーは茶道の各流派などで厳格に決められているそうです。
(もちろん料理店で出されるものは、その限りではございません)
【会席料理とは】
いわゆるお酒の席等で出される料理で、懐石の様な厳しいルールは存在いたしません。
ルーツは武士や貴族が客人をもてなす為に出した本膳料理で、今日では結婚披露宴や料亭等で出されております。
今回椿山荘でお出しするのは後者の「会席料理」でございます。
洋食も今日では我々の生活になじみ、欠かすことのできない食文化となりましたが、やはり日本の四季を存分に楽しむのであれば和食はうってつけでございます。
今回は10品にもわたる本格的なコースとなり
先付け(前菜)・吸い物・造り・煮物・焼物・温物・止椀(とめわん)・御飯・香物・水菓子
といった構成です。
器や盛り付けにも季節ならではの趣向が凝らされているのも、日本食ならではの楽しみでございます。
当家のHPに記載されております、今回の献立を見ましても秋を感じますね。
特に個人的には煮物の「米茄子の鴨炊き」は非常に気になります。煮物は料理人の腕が見て取れるとも言われております。
ちなみに、お越しになるお嬢様へ。
和食をお出しいたしますが、今回の会場も前回同様のウィステリア(洋室)でございます。
お足元も楽にお過ごしいただける会場でございますので、ご安心くださいませ。
そもそも、和室ですと我々使用人の給仕がどのようなものになるのか、ある意味興味深くはございますが・・・・
間もなく、募集も締切となります。
お悩みのお嬢様、是非今年の秋の思い出づくりに我々と紅葉をお楽しみになりませんか?
お待ち申し上げております。