私的紅茶の選び方

お嬢様、暑さも抜けてまいりまして過ごしやすくなってまいりましたね。
百合野でございます。

ところでお嬢様、ティーサロンにて
数ある紅茶で迷われた事はございませんか?

本日は少しだけ、私個人的な紅茶を選ぶ時の目安をお伝えしようかと存じます。
あくまでも個人的な意見でございますがよろしければ参考になさってくださいませ。

まず、ピュアティーかフレーバードティーか…。

食事やデザートとの食べ合わせを考えるとピュアティーが向いております。
フレーバードティーは基本的に紅茶単体で楽しむ場合や
食卓で香りが混ざる事を嫌わない方向けでございます。

ですので、食事の隣には基本的にはピュアティーが向いております。
デザートプレートも口直しという点ではピュアティーでございますね。

では、どんな時にフレーバードティーが向くか…

それは食事を終えた後の気分転換の時。
デザートプレートを華やかに彩る香り付けをしたい時。
これは特殊な場合でございますが、苦手な食材があった場合のお口直し。

というケースでございますね。

では、ピュアティーの選び方へ参りましょう

全てのピュアティーを紹介すると果てが無くなってしまいますので
今回は世界三大紅茶に絞ってご案内いたします。

まず、

インド代表…「ダージリン」
紅茶の中では緑茶に近い、口の中をリセットするような
力強い茶葉のテイストをもったものでございます。
もちろん紅茶としての香りも強く、一口で紅茶の風味が口中に広がります。

※相性の良いもの
味が強めのデザート、オイルベースのパスタ、肉料理

セイロン代表…「ウバ」
三大紅茶の中で一番飲み口もやわらかく、味覚を殺す事もない優しい紅茶。
若草の香りが広がりデザートの甘さを引き出してくれます。
お腹に負担の少ない毎日飲める紅茶。

※相性の良いもの
繊細な味わいのデザート、クリームベースのパスタ、アーリーモーニングティー

中国代表…「キームン(フォンディエ)」
ほんのりスモーキーな香りで舌を包み、嗅覚をリセットしつつ
存在感のある後味が特徴的でございます。
食事の味わいを増強させ、デザートの味比べをする時にも役立ちます。

※相性の良いもの
和テイストのデザート、魚料理、後味の強いお食事

いかがでございましたか?
少しは参考になりましたでしょうか。

更に詳しい内容はご希望とあらば、ティーサロンでご案内いたします。

では、失礼いたします。