秋はそこまで

司馬でございます。
皆さま、お健やかでいらっしゃいますか?
今年の夏は、殊にお暑うございましたが、夏バテなどなさいませんでしたでしょうか?
「暑さ寒さも彼岸まで」と申します。たしかに、ここのところ朝晩はようやく涼しくなってまいりました。
お屋敷の庭園では、つくつく法師の鳴く声も聞こえてくるようになり、すぐそこまで近づきつつある秋の気配をまざまざと感じております。

今年の夏は、なにやら所用に追われてしまいまして、まとまった休みもなく、あまり出かけることもなく過ぎ去ってしまいそうです。
執事という仕事はもちろん愛しておりますので、お休みなどはいらないくらいなのですが、未読の本がすっかり山となってしまったのは閉口でございます。怠慢、恥じ入る限りでございます。
秋といえば、やはり読書に最適な季節でございます。
今年の秋は読書に精を出してみるのも一興でしょうか。

とりあえず、本棚から「ジーヴスの事件簿」という一冊を取り出してみました。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、これは20世紀初頭のロンドンが舞台で、気は良いがお調子者の青年貴族バーディが起こす騒動を、鮮やかな手腕で後始末する優秀な執事ジーヴスの活躍をユーモアたっぷりに描いた小説ということでございます。
高い評判は聞いておりましたが、まだ未読でございますので、これからとりかかることにいたしましょうか。
一読後、私の執務能力が少しでも上昇すれば幸いなのですが・・・・。

では、皆様方。
今年の秋も、良い書物に出会われんことをお祈りいたしております。
夏の疲れが出やすくなる時期でございます。どうかご無理をなさらず、しっかりと休息もおとりになりまして、体調をお崩しになりませんようご自愛くださいませ。
今回はこの辺りで失礼いたします。