ご機嫌麗しゅうございます、百合野でございます。
暑さはまだ残っておりますが、季節はもう秋…
お嬢様は秋といえば何を思い浮かべますでしょうか?
読書?食事?紅葉?
私は…やはり音楽の芸術でございましょうか。
とはいうものの、歌劇団の為として、個人的な娯楽として…
一年中音楽に触れておりますので、特に改めて見つめなおす事はございませんが、
こんな過ごし易い季節でございますので
普段自室で行っている作曲を講堂でTactメンバーと行っておりました。
「芸術は孤独から生まれる」という言葉があるようですが、あえて今回は複数での作曲を試みてみました。
しかしながらテーマ決めの段階から四苦八苦…。
やはりそれぞれが大切にしているものが違うございますと
まとめる事は容易ではございません。
環はメロディーを、葵は情景を、私は音の響き方を…
なかなかひとつにまとめることは難しゅうございました。
そんなこんな談義をしておりましたら、次の舞台でやりたい事から作りたいものを導き出そうという話しに至りました。
すると…
面白いほど一挙に団結した考えとなりました。
それは「エンターテイメント」について。
つまりは魅せ方や笑いについてはとても三人とも近いセンスを持ち合わせておりました。
葵が思いついた「ピンクのあの方を登場させる…」
レースウッドゴールドを彷彿させる絵を想像しただけで三人とも大笑いでございました。
ある意味もエンターテイメントも芸術でございますよね。
そんなこんなで夢中になり、気づけば夜更け…。
その後、椎名執事の雷が落ちたことはなんとなく想像がついたかもしれません。
それに夜更けの我々のアイデアである、ピンクのあの方を登場させることも
椎名執事の許可が下りるわけもなく、
第三者からすると、なんとなく無駄に感じてしまうような時間を過ごしました。
しかし…
実は芸術を作る上でこの妄想や発想は大事な事でございまして
次の舞台の別のアイデアを出す為の良いヒントとなりました。
お嬢様、毎日の行動は向き合い方を考えさえすれば
無駄な時間は一切ないのかもしれませんね。
え…?
ピンクのあの方が気になる…で、ございますか??
いや、それは内緒でございます。
もし、そのお答えがわかりましたら、私、正解か、不正解かだけはお答えいたします。
実現することは…なかなか難しゅうございますので…。
あと、私が少しばかり大変な目に
あ、もうこんな時間!
本日は秋の夜長のパーティーでございます…。
本日のドレスは何色にいたしますか?