ご機嫌麗しゅう、隈川でございます。
子どもの頃、桜の枝から花が散り新緑に移り変わることを「ふつうの木になった」と表現しておりました。
成長して、ふつうの木という名前の木も雑草という草もないことを知りました。花が咲いていないときにも桜は桜。
人間だって、そうです。
街ですれ違う人たちも、自分の身近にいる人も、そして自分自身も、同じように名前のない者はいないのです。
たとえうまくいかないときも私は私。
笑顔がお上手に作れない日でも貴方様は貴方様。
咲いているときだけが人生ではございませんね。葉っぱの時期も、枝しかない時期も慌てないで存分に楽しみましょう。
隈川