日誌

健やかにお過ごしでいらっしゃいますか?
宗近でございます。

まだまだ寒さは厳しい2月ですが、春を予感させる暖かい陽射しも出て参りましたね。

先日お休みを賜った日がそのような陽射しでございましたので、久しぶりに家具屋巡りをして参りました。

私は生活骨董と言われるような、アンティークではない日々の修繕の跡が残っているような古家具、古道具が以前から好きでございます。
綺麗なアンティークとは違い、実際に長年使われてきたことが実感、想像できますし、だからこそ自分も大切に、しかし飾りではなく普段使いをしようと思えます。

そして散歩がてら半日ほど巡っていたのですが、気になる椅子を見つけてしまいました。
私が生まれた頃にハンガリーで作られたダイニングチェアのようです。
鋲で留められた座面の革はヒビもあり、細工が施された木の背もたれや脚は白い塗装が部分的に剥がれております。

この椅子をどこへ置こうか?
椅子として使おうか?花台にもなるかも?
塗り直しをしようか?このまま塗装が落ちていく様を見たい気もする…。
などなど想像するのが楽しいこの数日でございます。

ティーサロンのテーブルや椅子も快適にお使いいただけますよう、心を込めて日々お手入れいたしながらお帰りをお待ち申し上げております。