司馬でございます。
皆様、明けましておめでとうございます。
楽しい新年をお迎えでございますか?
さて、今年の干支は「巳」。
蛇という生物は、その異形さのためでしょうか、どちらかといえば不気味な存在と捉えられていることが多いようでございます。
ホラー映画、パニック映画などでも物語の障害として、たびたび印象的な登場を致します。
パッと思いつくただけでも、冒険活劇の「インディ・ジョーンズ」シリーズ、航空パニック映画の「スネーク・フライト」、そしてタイトルもずばりな、巨大動物ホラーの「アナコンダ」などなど・・・。
おっと、新年を飾るには、いささかふさわしくないタイトルばかりを並べ立ててしまいました。
異形、ということは即ち、常ならぬ物を象徴することでもございます。
二匹の蛇がお互いの尻尾を吞み込んで、円環を形作る「ウロボロス」というシンボルがございますね。
円形は、始めと終わりが一致すること、いいかえれば始めもなく終わりもないことから、完全、永遠、不滅と見なされておりました。
ミヒャエル・エンデの名高いファンタジー小説の「はてしない物語」では、“アウリン”という名で、そんなウロボロスが登場し、主人公を導く魔法の道具のような役割を果たしておりました。
そのような不思議な魔力と魅力を持った蛇の年。
なにか神秘的なことが待っているかもしれません。
蛇は、脱皮して成長する特性もあることから、新たなる始まりや再生をも意味します。
それにあやかる、というわけでもございませんが、司馬もまた、新たな気持ちでお嬢様方にお仕えしていきたいと存じております。
どうぞ、本年も宜しくお願い致します。