日誌

お嬢様,おぼっちゃま
奥様,旦那様
ご機嫌麗しゅうございます。

2024年も終わりを迎えようとしております。
今年も一年沢山お仕えさせて頂きまして
誠にありがとうございました。

年の瀬のこの感じ、
一年を振り返り、
後悔を来年の目標へと昇華させる時間や
良かったことを思い出して頬が緩む時間が
山岡は結構好きでございます。

基本的に毎年、
「いい一年であったなぁ〜。。」
と思えるようになっているあたり、
昔に比べて恐らく自己肯定感が上がっているのでしょうね。

お嬢様おぼっちゃまにとって
2024年はどんな一年でしたでしょうか。
幸せであられた方も、
大変であられた方も、
不完全燃焼であられた方も、
色んな向き合い方をして頂きまして、
2025年へ繋げていけますように
祈っております。

過去の話も未来の話も是非お話下さいませ。
またティーサロンにてお待ちしております。

それでは、
良いお年を お迎え下さいませ。
山岡

古谷でございます

年の瀬をお嬢様は如何お過ごしでしょうか

振り返れば振り返るほど

今年もお嬢様の存在のおかげで前を向いて進むことができた1年であったと思えます

まもなく迎えるあたらしい一年

ご自身の歩みをどうか止めずに飛躍なさってくださいませ

お役にたてますように、来年もお仕えしとう存じます

第三十五回フットマンティーの魅力

寒さも厳しさを増し年の瀬も迫る今日この頃。
いかがお過ごしでしょうかお嬢様、お坊ちゃま。
紅茶係の白川でございます。
本日は新年を迎えるのにぴったりな縁起の良い紅茶のご紹介。

それでは参りましょう。
第三十五回フットマンティーの魅力の幕開けでございます。

それは貴方にとってどの様な紅茶でございますか?

??「それは和菓子の様な紅茶でございます。」

和菓子の様な紅茶?

それは一体全体どういう事なのでしょうか?
今回は今月からお目見えしました新しいフットマンティー〝だいこくてん〟の魅力を綾瀬とともに迫ります!

だいこくてんは綾瀬の和を感じる紅茶にしたいという考えのもと、ベースはセイロンの黒糖フレーバーティーとルフナ、そして黒豆をブレンドしました紅茶でございます。
黒糖のまろやかな甘い香りとルフナの蜜の様な香りがマッチし、後味に黒豆の香ばしさを感じる紅茶となっております。

それは砂糖が入っていなくとも黒糖の甘い香りと黒豆の香ばしいお味は和を彷彿とさせ、どことなくきな粉をも感じ取れ、正に飲む和菓子と言えます。

おすすめの召し上がり方でございますが、まずはホットのストレート。
それは甘さ控えめの王道和菓子と言ったところでございましょうか。
そしてミルクとお砂糖を加えればきな粉と黒蜜と和えたお餅の様なスイーツを感じ取る事ができるのでございます。

最後に、だいこくてんの名前の由来はご存知七福神の大黒天から。
黒糖と黒豆のダブルの黒と和の着想、多くのお嬢様に親しみを持っていただける様にひらがなでだいこくてんと綾瀬が命名いたしました。

また、大黒天のご利益は五穀豊穣、商売繁盛、開運、厄除と大変に縁起の良い神様ですので
新年を迎えるには相応しい紅茶でございます。

綾瀬をはじめ使用人一同、お嬢様にとって来年もみのり多き一年であることを祈っております。

来年はどの紅茶にいたしましょう?
それでは来年まで
良いお年を、お嬢様、お坊ちゃま。

前日談

ご機嫌麗しゅうございますお嬢様、片倉でございます。
気がつけば年も暮れクリスマスやら門松やらが街中に並んでいるようですがいかがお過ごしですか?

そして先日までございました、ガトーショコラ…お楽しみ頂きありがとうございました。
クラシカルで甘さ控えめなお品としてご用意致しましたが実はお部屋の中で考えていたケーキの姿はもう1つありました。

それはフォンダンショコラです。
お寒い時期にはピッタリ!!と思い構想していたのですがその頃はまだ少し暖かく果たして合うのだろうかと悩み…悩み…さらに悩んだ結果ガトーショコラにしまして暖かい紅茶やお酒とともにお楽しみ頂こうと…こういった具合になりました。
その後今に至るという訳です。
冷える時期を見誤りましたが形にならなかった物たちはさらに案を磨いてより良い物にした後にご準備致しますゆえその時が来ましたらまたご賞味くださいませ

片倉

年末

寒さも厳しさを増して参りましたが健やかにお過ごしでいらっしゃいますか?
宗近でございます。

年の瀬も迫ってまいりましたね。
私の一年はお屋敷へお仕えする縁をいただいたことを始め変化の多い年でございました。

いろいろ悩みながら自分で選んだ変化でございましたが、良いこと悪いことありながらも変化に飛び込んでよかったと感じております。

お屋敷では自らの至らぬ点の多さに不甲斐なさを痛感、反省することも多い日々でございますが、見守ってくださるお嬢様に少しでもお応えして一年を締め括れるよう年内も努力いたしてまいります。

寒い日が続くようでございます。
穏やかな年末年始をお迎えいただけますよう、どうぞご自愛くださいませ。

2024年を経て

お嬢様、2024年も大変お世話になりました。
お嬢様はどんな一年でございましたか?

楽しめましたか?
それともやり残した事がございますか?

いずれにせよ「今年が良き一年であった」と言い切ってみれば
自然とあれもこれもやれたな、なんて思えるものだったりいたしますよね。

私はたくさんの課題にチャレンジした一年だったと存じております。

ですので、年の最後くらいは「よくやった」と自分を褒めてみようかと思います。

2025年はどんな年にいたしましょうね。
教えていただけませんか?
お嬢様のお過ごしになりたい時間を。

来年もどうか素敵な日々を。

百合野

桃太郎ゼロ

敬愛せしお嬢様へ

いよいよ12月に入り、寒さも一段と本格化してまいりました。
冬のコートやマフラーの準備は万端でございましょうか?

このような寒い日々は、暖炉のそばで読書などして過ごすのが一番でございますね。読書と申しませば、先日の朗読サロンに足をお運びくださったお嬢様、お坊っちゃま、ありがとうございました。
私は「ビロードのウサギ」と、もうひと作品「桃太郎」に参加させていただきましたが
実に興味深い良い経験でございました。

原作への考察や、声の出し方演出の一つへのこだわりなど学びになることがとても多い催しでございました。

さて、そんな次第で私自身も原作について学び直し、より良き朗読をお届けしようと試みたわけでございますが
「桃太郎」を改めて調べ直してみますと、これまた歴史観点においても文化観点においても興味深い限りでございました。桃太郎のストーリーは皆様ご存知の通りゆえ、説明は割愛いたしますが、これを最初にいつ誰が書いた物語なのかすら、厳密には謎のままでございます。
諸説あるものの、どうやら室町の頃に初めて物語として口伝されたようでございまして
ご存知の通り岡山を舞台にしたお話であるというのが定説なれど
これにも名古屋説、信州説、果ては沖縄説などもあるそうでございます。その口伝や編纂された時代、編纂者によって桃太郎の誕生から、その生い立ち、そしてメインストーリーたる鬼ヶ島の鬼退治に至るまでも桃太郎が桃から生まれず、流れてきた桃を食べたら若者へと若返ったお爺さんお婆さんの実の子供だったり。

桃太郎が、よく描かれるような家族孝行の凛々しい若武者ではなく、甘やかされて育った果ての、怪力ばかり凄まじい巨漢肥満児の暴れん坊だったり、香川県の一部では桃太郎が女の子だったなんて説もございます。諸説、様々なシチュエーションがあり面白い限りでございます。そんな実はバリエーション豊かな桃太郎のお話
その口伝される契機となったもの、つまり桃太郎のモデルについても諸説ありまして
海外から漂着した海賊を退治した源氏の若武者ですとか、山賊退治した怪力の庶民の話が元だとか、いやいや実は中国の虎退治の逸話が元だとか、
これもまた数多の学者さんたちが激しく持論を戦わせているそうでございます。そんな中でもっとも主流とされておりますのは、古代日本を舞台とし、当事の皇子が一人「吉備津彦命」が、西日本一帯を荒らしていた鬼神の如く強力な豪族「温羅」を破ったお話が元とされる説でございます。まだ日本の四方に、皇家に従わぬ野の豪族たちがあり、皇家が王子たちを将軍として使わせて各地を平定していた時代であり、その中でももっとも頑強に抵抗を続けていたのが、西日本のちょうど岡山辺りを本拠としていた「温羅」の一族でありましてその強力な温羅の軍を破るために、皇子は腹心の武将•犬飼健命と、温羅支配下の地元豪族であり案内役を務めた楽々森彦命、狩人集であり偵察に長けた留玉臣命の三名を供として少数精鋭で本陣に乗り込み、温羅の首印を取ったと言われております。この三人の部下が、口伝で物語と化す中で犬•猿•雉に変わったわけでございますね。

こう書きますと、桃太郎の元となった物語も壮大な映画化が出来そうでございます。数億の制作費と豪華キャストでお贈りする「桃太郎ゼロtheMOVIE」来春公開予定かもしれませんので、楽しみにお待ちくださいませ。