紅茶係

影山でございます。

お屋敷の11月1日といえば

『紅茶の日』

今回はわたくしが紅茶係を務める時の朝のルーティンをお話いたします。

まず蛇口を捻って少しの間水を出した後に、
ヤカンにお水を少量入れ、
お湯を沸かします。
ヤカンを温めるおまじないみたいなものでございます。

雨が降った翌日などには特に、
少し水を出してから使わないと
紅茶の旨味や香りがあまり出てこない事がございます。

しっかりとボコボコしましたらお湯を捨て、改めてお水を沢山入れてお湯を沸かします。

沸騰を待っている合間に
紅茶を作るスペースを作成いたします。ここも紅茶係によってとても個性が出ます。
スペースのこだわりを語り始めると長くなってしまいますので、ここでは割愛いたします。

スペースを作り終えましたら、

本日のまかない(主に使用人が水分補給に飲む紅茶)を考えます。

大体サッパリした紅茶と
ミルクを加えたスイートな紅茶の2種を作成します。

これを考えている時が結構好きだったりいたします。
(日付や気温、イベントがあるかないか、フットマンスイーツは今何が出ているか等を考えたりしながら決めたりいたします)

何を作るかを決め、作成が終わる頃には大体お湯が沸きますので、
まかない紅茶を作ります。

作り終えた頃には
大体お嬢様をお出迎えする時間となっております。

お嬢様に紅茶が美味しいといっていただけるように
これからも務めてまいります。