毎年の楽しみ

お嬢様、ご機嫌麗しゅうございます。
片倉でございます。

豪雨でなかなかお外に出られない日もございますがご無事ですか?何かご入用の際はいつでも我々にお申し付けくださいね。

さて庶民達もフルーツを使ったデザートや旬のものを楽しんでいるようですが、
今回は私がここ2~3年で仕込んではこっそり楽しんでいる果実酒の作り方をご紹介いたします。

今回は梨を使った際のレシピです。

・和梨 500g (約2個)
・レモンスライス 1~2枚
・氷砂糖 100~200g
※甘さはお好みで調整出来ます
私は200gで仕込んでございました。
・ホワイトリカー 1リットル
※果実酒用のブランデーでも可です。

必要な道具
・煮沸消毒の後に水気をしっかり取った瓶

しっかり洗い種と皮を取り除いた梨を氷砂糖と一緒に瓶へ入れるのですが…より確実に美味しくするには時間経過と共に味見をしながら氷砂糖を加えると間違いございませんでした。

また、1ヶ月程で飲めるようにはなりますが果実を取り除くのは水色が飴色になった頃が最もオススメです。

この時取り出した果肉はそのまま食してもアルコールがキツくてあまり美味しくないのです…

なので細かく刻み、お砂糖を加えて火にかけて簡易的なジャムのようにしてアイスと合わせると大人のデザートに早変わりします。
手間こそ掛かりますが作る度に、そして味見や変化していく姿を観察していくうちに段々と愛着が湧いてきます。
いつの日かお嬢様のお好きな果実で一緒にお作りしましょう。

…因みに完成した果実酒は炭酸で割ると非常にスッキリして美味しゅうございますのでお試しくださいませ。

片倉

第三十二回台湾烏龍茶の魅力

厳しい残暑を感じます今日この頃。
いかがお過ごしでしょうか?お嬢様、お坊ちゃま。
紅茶係の白川でございます。
本日はこの残暑を乗り切る素敵なお茶のご紹介。

それでは参りましょう、台湾烏龍茶の魅力の幕開けでございます。

そのお茶は貴方にとってどの様なお茶でございますか?
???「それはとても美味しいお茶でございます。」
これはなんとも素直でストレートな表現でございます。
本日は当ティーサロンにて最もそのお茶を愛する紅茶係、滝ノ川と台湾烏龍茶の〝四季春〟の魅力に迫ります!

烏龍茶とはどんなお茶なのでしょうか?
まず烏龍茶、緑茶と紅茶、こちらは全て同じ茶葉で出来ております。
では何が違うのかと申しますと、それは発酵具合でございます。
加熱により発酵を止めた不発酵茶が緑茶。
発酵を強くさせたものが紅茶。
そして発酵を途中で止めた半発酵茶が烏龍茶となるのでございます。

四季春…それは台湾にて一年中、春の様に芽吹く事からその名が付けられました。
台湾では比較的安価であるのにも関わらず美味しくポピュラーなお茶として知られております。
その特徴はと申しますと、

滝ノ川「その美しい黄金色から香るのはどこまでも優しい香り。口に含めば香りと同様の渋みのない優しい味が広がります。」

「また、四季春はホットでもアイスでも常温でも美味しく召し上がりいただけます。当ティーサロンではポットに茶葉を入れた状態でご提供しております。是非、時間による味の変化やまろやかさ、その甘みをご堪能くださいませ。」

空調にて冷えた身体を暖めるにはホットや冷ましてから。
汗をかき喉が渇きましたらキンキンに冷えたアイスを。
様々なシーンにてお楽しみいただけるこの四季春をご帰宅の際には是非ご用命を。
滝ノ川「渾身の一杯を淹れさせていただきます。」

この四季春茶、お嬢様、お坊ちゃまはどうお読みになりましたでしょうか?
〝しきしゅん?〟〝しきはる?〟
どちらでございましょう。
実はどちらも間違いではございません。
当ティーサロンの使用人達もそれぞれで読んでおります。
誰がしきしゅんで誰がしきはるか?
ご帰宅の際はそちらをお探しするのもまた一興かと。

次回はどの紅茶にいたしましょう?
それでは次回まで、
ごきげんよう!お嬢様、お坊っちゃま。