第三十回アイスティーの魅力

雨の日が続き憂鬱な時もありますが、紫陽花が美しい今日この頃。
いかがお過ごしでしょうか?お嬢様、お坊ちゃま。
紅茶係の白川でございます。
本日は目前に迫ります夏を迎えるのにぴったりな紅茶のご紹介。

それでは参りましょう、アイスティーの魅力の幕開けでございます。

それはあなたにとってどの様な紅茶でございますか?

??「それは当家のカラー、スワロウテイルブルーを落とし込みました紅茶でございます。」

??「それはイタリアの海、地中海でございます。」

なんと!?お二人から返答がございました!
そう、今回は準レギュラーと言っても過言ではない、執事歌劇団メンバーかつティーインスタラクターの二人が幾度目かの登場。
アイスティーに合う紅茶〝バタフライブルー〟を伊織、〝イルマーレ〟を隈川とともにその魅力に迫ります。

バタフライブルー、イルマーレ、この二つの紅茶が生まれましたきっかけは、

「ティーサロンで楽しめる、青い紅茶を考えてはくれぬか?」

と、大旦那様の命から始まりました。

かくして二人は青ならばとバタフライピーを使用しそれぞれ違う紅茶を作ることになったのでございました。

まずは伊織のバタフライブルーでございます。
その内容はアップルのカットとミント、フランスではベルベーヌと呼ばれますハーブティーの女王レモンバーベナ。こちらはその名の冠するとおりレモンの香りのするハーブでございます。
そしてバタフライピーをふんだんに使用しました。

伊織「お嬢様にスッキリと爽やかに召し上がりいただきたくブレンドいたしました。」

「バタフライブルーを淹れましたときのスワロウテイルブルーがごとく、濃紺の美しさも味わいとともに楽しんでいただけたら幸いでございます。」

隈川「バタフライブルーにティーサロンでも提供しておりますガムシロップを加えると素敵なことが起こります。是非、お試しを。」

おおっと!
それでは待ちきれずに登場の隈川にバトンタッチと行きましょう。

続いてのイルマーレでございます。

イルマーレは台湾烏龍茶である四季春、ジャスミンティーのメイリン、抗酸化作用の高いほんのり甘みのあるミルクシスルとバタフライピーを少し。
隈川「ブレンドはホットでもアイスでも美味しく、お食事とも合うようにこだわりました。」

その色はまさに美しい地中海を彷彿とさせる青緑。
イルマーレはイタリア語で海の意。
隈川「紅茶係によってまるで実際の海のように変わる色合いもお楽しみいただければと存じます。」
翡翠色から瑠璃色の間を漂うその美しき海を是非、ティーサロンでお楽しみくださいませ。

いかがでございましたか?
ティーサロンに登場しました二つの青。
かたや鮮烈な青、バタフライブルー。
かたや穏やかな海の青、イルマーレ。

どちらにしようかしら?と迷う必要はございません。
もちろん両方でございますよね、お嬢様?

次回はどの紅茶にいたしましょう?
それでは次回まで、
ごきげんよう!お嬢様、お坊っちゃま。