七夕と夏服と

司馬でございます。
皆様、お健やかでいらっしゃいますか?

 

七月といえば、七夕祭りでございますね。
毎年、ティーサロンの玄関には笹の葉が飾られ、訪問されたお嬢様方の願いごとが下げられるのが恒例の行事でございます。

 

色とりどりの短冊でよく目に致しますお嬢様の願い事の一つが、“ー誰々の夏服姿が見たいー”というものです。
フットマンの普段と異なる装いは、どうやらお嬢様方にとって、夏の盛りの大事なお楽しみのようでございますね。

 

実は、司馬もひそかに夏服には憧れておりましたが、執事という役職には夏服がなく、叶わぬ願いと諦めておりました。
ところが、でございます。
昨年末から時折、ドアマンの役目を仰せつかることが増えまして、なんと晴れて今年は夏服を披露することが叶ったのです。

 

似合っているかどうかは別にして・・・。

 

フットマンとはだいぶ様子も異なりますが、司馬の夏服姿がお嬢様方のお気に召していただけるのなら、これほどうれしいことはございません。

 

というわけで。
願いごと、とは決してすぐに叶うとは限りませんが、願わなければ叶うこともございません。
どうかお嬢様方におかれましても、少しくらい我儘と思われても構わないお気持ちで、思うがままに願い事をお書きくださいませ。
使用人一同、その願いが叶うよう、精一杯に尽力致します。

 

―大切なお嬢様方と使用人仲間達が、この夏を涼しく乗り切れますように―

 

ちなみに、司馬が短冊に記したい願い事でございます。
ささやかではございますが、叶うことを心より願っております。

 

では、まもなく夏の盛りを迎えますが、どうぞご自愛くださいませ。

文月

本格的な夏を迎え暑い日が続いております。

お嬢様いかがお過ごしでしょうか、乾でございます。

 

さて、7月と言えば七夕、天の川と織姫・彦星でございますね。

私の七夕の思い出と言えば、野球少年でございました私は夏の大会の時期と重なりロマンチックな思い出などございませんでした。

合宿所で常にチームメイトに囲まれ野球かトレーニングをするか食事をとるか、あとは寝ていた記憶がございます。

多分、七夕も普段と変わらずチームメイトと何かくだらない話をしながら過ごしていたのでしょう。

今となってはそれも良い思い出なのですが、もう少しお嬢様にお話し出来るようなロマンチックな思い出があればとも思います。

 

お嬢様は七夕の思い出などございますでしょうか。

よろしければお話しくださいませ。

 

今回は織姫と彦星をご用意いたしました。

 

 

 

 

お気に召してくだされば嬉しゅうございます。

 

では、お嬢様のお帰りをお待ちしております。