Take me higher

ご機嫌麗しゅうございます、椿木でございます。

もう7月、気付けばあっという間でございます。

1年のおよそ半分でございましょうか。

時が過ぎ去るスピードには驚くばかりでございます。

最近は新しい使用人も増え、そういった面でも時の流れを実感しております。

しかしそんな中でも常に昨日の自分より1歩でも前に、そんな心構えで日頃様々な分野を学習をしております。

かつて紅茶のお店で見たオレンジペコーの文字、今ではその意味が分かります。

コーヒーのお店でみたトラヤ、今ではその産地が分かります。

ワインのお店でみたシャルドネ、今ではブドウ品種だったのだと分かります。

これらも全て大旦那様にこのお屋敷へ拾ってもらい、お嬢様にお仕え出来たからこそ知る事が出来たのだと存じております。

大旦那様、お屋敷の使用人、そしてお嬢様お坊ちゃま全てに私から最大の感謝を。

無論これらは他の何かではなく、全て私自身の為でもございます。

この知識が役立つ時まで、しっかりと学習を積み重ねて参ります。

さて、本日のワインでございます。

 

 

 

 

 

 

本日はニュージーランドから

SILENI ESTATES Cellar Selection

PINOT NOIR 2020

産地はホークスベイでございます。

ニュージーランドと言えばソーヴィニヨン・ブランとスクリューキャップ、そんな印象でございますがピノ・ノワールもまた秀逸でございます。

通称の三大ピノ・ノワールになりますが、フランスブルゴーニュ、アメリカオレゴン州、そしてニュージーランド南島のセントラルオタゴという産地が選ばれる程でございます。

今回はセントラルオタゴではございませんが、このシレーニ恐らく国内で1番売れているニュージーランドのワインブランドではないでしょうか。

どこに足を運びましてもこのシレーニ、まず置いてあります。

実際にいただきますと、ピノ・ノワールらしい淡く美しい色調、香りも赤いベリー系にブルーベリー、その中でも少し熟れはじめた状態のニュアンスを感じます。

まさにエレガントでありながらも堂々とした余裕すら感じさせる、まるで仮面舞踏会に顔を隠して参加した王妃の様な、今自分の目の前にいるのに周りと違う絶対的な気品の高さを感じさせるワインでございます。

またこのワイン、スクリューキャップでございますので抜栓に道具を必要としません。

故に場面や人を選ばずに楽しめるというのも嬉しゅうございますね。

長くなりましたね、さて暑さも本格的でございます。

熱中症対策、空調等はしっかりと使いご自愛くださいませ。

 

それではまたティーサロンでお会いしましょう。

アフターサン

映画の話です。1年ほど前、まさに同じ時期に映画館で鑑賞した作品でございます。

本当に素晴らしい作品で、昨年映画館で鑑賞した映画の中では「イニシェリン島の精霊」と並んで一番のお気に入りでした。

あらすじは。

ある事情により離れて暮らす父と娘が一週間だけトルコのリゾートで時間を共にする。
それをホームビデオ風の手持カメラでラフに(見えるように)撮影しています。
大きな出来事はほぼ何も起きません。

 

言い方は悪いのですが、わかりやすい涙の強制執行みたいな作品だと思っていたのですが全く違いました。

見た瞬間ストレートに感動したわけではなく。
家に帰るまで、電車に揺られながら思い出しているとふと涙が溢れそうになり、同じ感情が今のほうが強く感じられるような、あとからじんわりと作品の持つ力強さが広がってまいります。

 

時折挿入される大人になった主人公の女性、ホームビデオから子供だった当時はわからなかった父の苦しみを視聴者と共に見つけていくことになります。

静かに薄いレースをふわりふわりと重ねていくように、喜びとその影として現れるもの寂しさが薄っすら漂って。起承転結という大きなストーリーの構造を使わなくても感情に強く訴えかける作品でした。

わかりやすい構造を取っていない作品なのですが、その表現手段が本当に素晴らしいです。
先日まで公開されていた「関心領域」もそうなのですが、観客を信じている作品なのでしょう。
(私は試しているではなく、信じているだと思います)

ストレートに描かれない父の心の傷、同じくストレートに描かれないそれになんとなく気づきながらも子供であるがゆえに理解ができない娘。間違いなく良好で愛情で結ばれている関係ながらも、なんとなく違和感が生まれては消える。そんな曖昧さで満たされています。
印象的に使われる「青」が水彩画のように淡くにじむ様子がまさにそれでしょう。

 

アフターサンは日焼けという意味ですが。
その瞬間ではなく、後になって過去に浴びた日差しが形になって現れる。
まさに今この文章を書きながら、思い出して涙をこらえている自分がいます。

日誌

ご機嫌麗しゅうございます。

 

1年もいつの間にやら半年が過ぎました。

 

お嬢様におかれましても取り巻く環境が少しずつ変化していく頃合いでしょうか。

 

さて、来たる7月の29日には私としてもとても待ち侘びた
伊織とのエクストラティーのお日にちでございます。

 

ティーインストラクターの資格を持つ使用人とのエクストラティーの第2弾でございます。

 

やはり、紅茶に精通する知識を、より持ち合わせているからこそ、私も学ぶ所が沢山あるとても大切なお日にちでございます。

 

私が昨年からご用意することが叶った当家の紅茶

【グリオージュ】

 

こちらを題材に伊織が創意工夫を凝らしてご用意が叶ったお品が当日は並ぶかと思われます。

 

実はこのグリオージュ、
私のブレンドティーではございますが、
開発段階では伊織にアドバイスを沢山頂いてようやくご用意が叶った一品でございます。

 

私がティーアドバイザーの資格を有して間もない頃、
あぁでもない、こうでもないと頭を悩ませていた際に伊織にはたくさんのアドバイスを頂きました。

 

それだけではございません。

 

5月に行われたゲーミングサロンでは伊織にオリジナルの紅茶の作成を検討頂きまして
【インスピレーション】
をご用意することも叶いました。

 

本人には少し照れくささもございますので口にするのは機会がございませんが、

 

私にとっての紅茶の師匠は伊織、
その人でございます。

 

そんな伊織と共にエクストラティーをご用意できる。

 

これ以上に嬉しくて
ワクワクすることはございません。

 

当日は是非ともお嬢様には私と伊織の合作をご堪能頂ければ幸いにございます。

 

 

とても楽しく、私と伊織が、
そしてお嬢様にも親しみをもっていただける、
そんなより良い1日になることをここにお約束致しましょう。

 

是非ともその日を楽しみにされるお気持ちを日々の糧にしてくださいませ。

 

 

伊織さん。
観てますか。

当日は楽しい一日に致しましょうね。

 

火野

古谷でございます

令和の夏

そんな言葉を耳にするようになりましたが

この瞬間をいつか振り返った時に

あの時が一番青春していた!

そう思えるような今を過ごしたい

なんて思ってしまうのは

夏の魔法の仕業でございましょうか?

日誌

藤堂執事…

お肉ばっかり食べないで

 

野菜も

しっかり食べてください

佐々木でございます

 

お嬢様 おぼっちゃま

BBQの際は

野菜もしっかりお召し上がりくださいませ

 

 

 

佐々木

クロテッドクリームアイス

影山でございます。

2年と10ヶ月ぶりに

『クロテッドクリームアイス』

をティーサロンにてご用意させていただきます。

クリームティーとしても
お楽しみいただけるコンセプトにしておりますので色々な楽しみ方が出来ます。

1、シンプルにクロテッドクリームアイスだけを食べて楽しむ。

2、別添えの温かいチョコレートソースをかけて外側をパリパリのチョコレートに固まらせ、チョコレートクロテッドクリームアイスとしてお召し上がりいただく。

3、スコーンにクロテッドクリームアイス、もしくはチョコクロテッドクリームアイスを乗せてお召し上がりいただく。

夏のおともに
クロテッドクリームアイスを是非お召し上がり下さいませ!

In search of coolness

お嬢様、お坊ちゃまご機嫌麗しゅうございます。
冴島でございます。

7月に入り今年もいよいよ本格的に夏らしい気候になって参りましたがお変わりはございませんでしょうか。

私は先日休館日を利用し涼を求め、とある水族館に行って参りました。
近頃非常に気温の高い日が続いておりますので気持ちだけでも涼しくなりたいと思い、出掛けた次第にございます。

今回も急遽の思いつきでございましたがどこの水族館に行こうかと考え、せっかくならとお屋敷の水族館によく行ってそうな使用人何人かにオススメを聞き、リサーチして行って参りました。

いざ事前に予約し行ってみると暗い館内に涼しげな色のライトアップで優雅に泳ぐ生き物を見ていると外の暑さを忘れてしまうほどの美しさで気付けば鑑賞に没頭しておりました。
そんな水族館で撮った写真をいくつか添えさせていただきますのでぜひご覧いただき少しでも涼を感じてくださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして今月もティーサロンでは引き続き全ての紅茶でアイスティーをお出ししております。
暑い日にぴったりな冷製パスタやシャーベットもご用意してございますのでぜひ涼みにご帰宅くださいませ。

それではティーサロンにてお嬢様、お坊ちゃまをお待ちしております。

冴島