七変化が咲く頃

ご機嫌麗しゅうございます。お嬢様。

葉山でございます。

 

まさに紫陽花の美しい時期でございますね。

 

紫陽花には2000以上の品種があると言われており色や形が多様でございます。

咲き方、形状については3種類あり

がく咲き(額咲き)は円の周りに大きな花びら(装飾花)ができ、中央部分には粒々の小さな花(両性花)しか咲かない特徴があります。両性花が絵になっていて、装飾花が周辺を飾っている額縁のように見えることから「ガクアジサイ」と呼ばれております。

てまり咲き(玉咲き)は手毬のように大きな装飾花が丸くなって咲く咲き方をいたします。装飾花しか存在せず、両性花はほんのちょっとだけしかついていない特徴がございます。

円錐形(コーン型)は花房が円錐形になっており、装飾花と両性花が均等に分布しております。

そして紫陽花の色は土壌のpH値、アルミニウム等の金属イオンやアントシアニン等の色素によって変わるそうです。酸性の土壌では青色、アルカリ性の土壌ではピンク色の花が咲くそうです。不思議でございますね。

また今年伸びた枝は来年花が咲くことがなく、花が咲く枝は2年前に伸びた枝という特徴がございます。

 

そんな魅力につつまれた紫陽花を先日電車に揺られ少々遠出をして名所へ行き堪能してきました。

まさに見頃で見渡す限りの紫陽花は本当に綺麗でこの時分だからこその日本の美をめいいっぱい感じて参りました。

お嬢様がご帰宅の際にはその時の心躍る素敵な体験のお話をできればと存じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もしご多忙ゆえ名所といわれるような所や花園等に行くことが叶わなければどうぞ近くのお花屋さんの前でほんの一時でも足をお止めくださいませ。
多種多様な紫陽花が並んでおります。見ることでほんの少しでもお心が安らげば何よりでございます。

 

まとわりつくような湿気の多い日もあれば真夏のような暑い日もあり体調を崩してはおりませんでしょうか?

どうぞ十分にご自愛下さいませ。