日誌

ご機嫌麗しゅうございます、荒木田でございます。

少し、幼き日の思い出話をば。

幼稚園でのお絵描き。食事をする自分を白画用紙いっぱいに表現しようと、手に持ったコップに入った水を描こうとした時のことでございます。クレヨンの箱に手を伸ばし、おや、と気が付きました。

それらしい”みずいろ”という名の色は、どこからどう見ても自分の知っているはずの水の色ではないのです。とはいえ、どこを見渡しても”とうめい”なんて色のクレヨンはなく、だからと言って何も塗られていない状態のコップは何も入っていないようにしか見えません。

ですので仕方なく”みずいろ”のクレヨンを手に取りコップを塗り潰してみれば、中々どうしてしっくりくる。

“5さいのぼく”が手に持った”みずいろ”のナニかは、決して青色五号の希釈液などではなく、紛れもない水なのです。

これは妥協なのか、それとも学習なのか。ともかくクレヨンに曰く”みずいろ”は、私を含める多くの人間にとって水の色であることは紛れもない事実であろうかと存じます。

それでは反対に、水の色は何色でしょう?

透明も然り、みずいろも然り。或いは少し濁っていても透明であれば水の色と言えるかもしれない。

触れ合ってきた水との関わり方や価値観、考え方、或いは人生すらも表層するやもしれません。

このそれぞれの知覚や感覚に類する概念を、哲学や脳科学でクオリアと言います。これを突き詰めれば、より世界の解像度が上がり、いずれ、自己とはなんなのかという、人間誰しもが直面するの本質的な疑問立ち向かえるかもしれません。少し、心が躍ります。

 

 

 

 

さて。こちらは、私が以前北海道の礼文島にて撮影したお写真でございます。

加工無しにしては、なかなか美しい海のお色でございましょう?

それでは改めて。

「この水は何色に見えますか?」

ぜひ、また。

お会いした時にお聞かせくださいませ。

日誌

奥様、旦那様。
お坊ちゃま、お嬢様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

近頃私は、
映画館に足を運んでみるということをしております。
元々映画それ自体もそうですし、
その空間を含め好きではあったのですが、
長いコロナ禍の中でその習慣が失われてしまいました。

また動画配信サービス等の発展で、
借りて拝見するよりも
より気軽に色々な作品に触れることが出来るようになった
ということも要因の一つです。

そうして映画館で実際に拝見することが増えますと、
やはり映画は映画館で見るものだと実感いたしました。

勿論これは私の主観ですから
全てではございませんが、
様々な理由がある中で
私が大事に感じるところがございます。

それは「不自由を強いられる」
ということです。

当たり前ですが、
映画館という空間は映画を拝見する場所でございます。
逆に申し上げればそれ以外には
不便なのです。

現代社会において、
私達の身の回りには、
常に色々な娯楽がございます。
私からするとそういった全てが、
映画という体験をする上での
邪魔になりうると思えるのです。

良質な作品をより良いものとして感じられる。
特化したからこその素晴らしさ。
そんなものが
詰まっているのが映画館ではないかと存じます。

また話はずれますが、
演劇作品などと違うよさとして
私が思うのは「視点が選べない」ことです。
私はこの「誰かのファインダー越しの世界」を見ることが、
とても好きです。
(創作物を拝見することの良さ
全てに通ずるものではあります)

何だか語ってしまいましたが、
よろしければ皆様のオススメなどもお教えくださいませ。

自分が行動すると
より豊かな新しいものが生まれるものだなと、
改めて感じる今日この頃でした。

才木

日誌

ご機嫌麗しゅうございます。
八幡でございます。
最近はお寒い日々が続いておりますね。

私はつい先日当家の使用人の葉山、冴島、久保、白川とで会食をいたしました。
フレッシュな使用人と美味しい食事を頂く機会は中々ございませんので個人的にはとても嬉しゅうございました。

後輩の話を聞くのも普段とは違い非常に楽しくございますね。

主に冴島が喋っていただけですが…

お嬢様も普段ご多忙かと存じますが息抜きに美味しい食事をゆっくりと召し上がりくださいませ。

日誌

ご機嫌麗しゅうございます。

お嬢様 お変わりございませんか?

私はどうにも寒い日が苦手なようで、最近の寒さに負けぬように抗っております。

寒さはなんだか人の心を細くさせてしまうようで、、

自室を出て給仕を行う、、
1人だとどうしても辛くなってしまいそうですが、
お嬢様の笑顔を拝見して、
隣で共に給仕をする先輩後輩の使用人達、

ほっと一息着きながら紅茶を楽しむ小瀧のはにかむ笑顔と、

その反対側でとても楽しそうにワインを楽しむ睦月、、、

それを見ていると不思議と私自身も笑顔になってしまいます。

今日も一日 心を暖かくして頂けるように

そして明日の活力の為 笑顔になっていただけるように

皆で勤めて参りますので
お嬢様もお疲れになりましたらいつでもお戻りくださいませ。

 

ティーサロンにてお帰りを心よりお待ちしております。

火野

53rd

もっとも寒さの厳しくなるこの時期、お嬢様はいかがお過ごしでしょうか。

伊織でございます。

 

 

4年ごとに巡ってくる閏年、ご恩時の通り2月の末日に1日、2月29日が加わります。

わたくしを含め、世界中のほんの一握りの人間にとってこの2月29日はちょっと特別な気持ちで迎える日なのでございます。

 

2月29日、そう、この日こそがジョーカーの日なのです。ジョーカーの日おめでとう!

 

わたくしがもっとも影響を受けた小説「カードミステリー」に端を発するジョーカーの日、ささやかながらわたくしもお祝いしつつ過ごそうと思います。

絶版になって久しい作品ではありますが、図書館でしたら出会える機会もございましょう。もし気が向かれたら手に取ってみてくださいませ。

 

ジョーカーの日おめでとう!

晩白柚ムース

皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。

この度、大旦那様のお許しを得て、私が提案したフットマンケーキ『晩白柚ムース』をご提供させていただく運びと相成りました。

晩白柚(ばんぺいゆ)とは、一言で表すならば「巨大な柑橘」、メロンやスイカほどの大きさがある世界最大級の柑橘類で、ザボンの一種です。
熊本県八代市の特産品で、年末年始に青果店や九州地方などでご覧になられた方もいらっしゃるかもしれません。
台湾の「白柚」という種を晩成化させたことが名前の由来のようで、「晩成の白柚」すなわち「晩白柚」とのこと。
その大きく丸い黄金色の果実が朝日や富を連想させること、常に青々と繁る常緑樹であること、また柑橘の「橘(きつ)」が「吉(きち)」に通じることなどから、縁起物として親しまれているようです。
それに倣って晩白柚ムースの着想となりました。
皆様に幸多からんことを心よりお祈り申し上げます。
是非ご賞味くださいませ。

古谷でございます

スイートとビターのバランスが

チョコレートだけに限らず

何事も大事なようです

それぞれの味わいを良しと思えて堪能できる

そんな大人に私もなりたいものですね