Midnight Dew

いかがお過ごしでございますか、桐島でございます。

私は朝のルーティンは筋トレをして身なりを整えてと決まっておるのですが夜はほとんど決まっておりません。
というのも朝に比べ夜は自分の状態がお給仕によって不安定なのです。
なのでそのまま趣味の時間に使える事もあれば、即就寝という事もあり(というかこちらがほとんど)ルーティンを組めないのであります。

やはり多少は何かをする時間が欲しいので何とかしたいのですが、割と給仕に全力になってしまうので余力をのこすのが難しく存じます。

皆様はどちらの時間を有意義にお過ごしですか?夜という方は是非とも桐島にコツを教えて頂ければ幸いでございます。

因みにこいつは夜型です

古谷でございます

給仕後の帰り道も

秋になり空気が変わると

夜風を浴びながら物思いにふけることが多くなります

年の瀬にはすこしだけ早い訳ですが

本当に

今年は色々な事がありましたね

墓守

お嬢様、お坊ちゃまご機嫌麗しゅうございます。
冴島でございます。

10月になりようやく涼しい日も増え過ごしやすくなってまいりましたがこれからの時期雨の日も増えてまいります。急激な気温変化は身体にも負担がかかりますのでお体を冷やしすぎぬようご用心くださいませ。

そしてそんな10月は世間ではハロウィンが盛り上がってございますがお屋敷もティーサロン内の装飾が期間限定でハロウィンの装いに変わってございます。
当家ギフトショップでも毎年恒例のハロウィンフェアを開催してございます。
そしてそんなハロウィンフェアで私冴島は墓守に扮装して参加させて頂いております。
当家の司馬の部下という設定でございましてフォトブックの後半には短い物語なども載ってございます。
テーマが亡霊執事ということで頬には生々しい傷のメイクも施していただきましたのでぜひ注目くださいませ。
ご帰宅の際にはそんな撮影の裏話もさせてくださいませ。

今月もティーサロンではイチジクや巨峰など旬のフルーツを使用したデザートや秋刀魚やキノコを使用した秋を感じられるパスタなどもご用意してございます。
秋の味覚にぴったりなキンモクセイやマスカットのフレーバーティーなどもございますのでご帰宅の際はぜひご用命くださいませ。

では今月もティーサロンにてお嬢様、お坊ちゃまのご帰宅をお待ちしております。

冴島

香りというより、匂い

お嬢様は愛読書と呼べる作品はお持ちですか?

ご自身に大きな影響を与えるほどの作品に出会えるという体験は非常に希少で、貴重なものでございます。

いかがお過ごしでしょうか?

伊織でございます。

 

 

書店には独特の香りがございますが、香りというよりも匂いと表現したくなるのはわたくしだけでしょうか。

この匂いは図書館でより強くなり、古書店においてはさらに強くなるように感じております。

本、とくに古い本が放つ匂いには非常に独特のものがございませんか?

時間を経た紙やインク、ホコリの放つ成分だけでなく、きっとそこには本に触れてきた数多の人間の手が作用するものもきっとあるのではないでしょうか。

知らない他人の手と考えるとあまりいい気持ちはしないかしれませんが、博物館や骨董品の類いとはちがい、都度きれいに磨かれ、手入れが行き届いたものとは違う歴史の積み重ねがそこに現れているようで、わたくしは嫌いではありません。

何十年も前に絶版となった本が放つのと同じ匂いを、わたくしが所蔵する愛読書は同じだけの年月を経た後に放つことができるでしょうか。

わたくしひとりが幾度となく手に取って読もうとも、古書店に積まれた本と同じ仕上がりになるとは思いません。

想像の及ばぬ様々な人々の手と時間、手入れの行き届き具合と行き届かぬ具合の積み重ねが作り上げる匂いなのだと思うのです。

 

それを不衛生ととるかロマンととるか、こればかりは他人に強要できるものではございませんね。

Falcon or Goose

朝晩の寒暖差から秋の深まりを感じます。一月前の猛暑はどこへやら。

今年は夏の終わりをすっかり見失ってしまいました能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

 

先日より、夏の暑さゆえに中々捗らなかった読書を再開いたしました。

過ごしやすい気候になり、四季をありがたく感じる所存でございます。

この数年間は持ち運びの便利さから電子書籍を使用しているのですが、

紙媒体ゆえの良さ、そして行間を読むことの大切さを感じております。

 

ページをめくるたびに高揚する気持ちは本ならではの魅力だなと思い、

足が遠のいていた書店や図書館に赴くことも最近は増えてまいりました。

私が興味深いと思う書籍をどのような方が手を伸ばそうとしているのか、

実際にこの目で見ることができるのも、非常に楽しゅうございますね。

 

日々の生活に電子書籍を取り入れなければわからなかったことですから、

新しい文化を知る、そして試しに習慣化してみるという経験を通じて、

遠回りをすることでしか見えない世界もあるのかと実感した次第です。

お嬢様にとりましても、そのような実体験はございますでしょうか。

 

コルク栓かスクリューキャップか。どちらのワインが好ましいのか。

ご別宅でワインを選ぶときの基準にも似ているのかも知れません。

どちらにも良さや魅力があり、どちらか一方に固執するのではなく、

場所や環境などの諸条件でご決断なさるのがよいのかなと思います。

 

複数の角度から見て、そして試してみないとわからないこと。

私がハヤブサに跨る日も近づいてきているのかもしれません。

 

能見

秋の訪れ

皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。

昨今は10月半ばまで暑い日が続き、「四季」ではなく「二季」だと言われつつありましたが、今年は順調に秋が訪れているように感じます。

そろそろ金木犀も薫り始める頃合ですし、夏から秋そして冬に向かうこの時期は楽しみでしかありません。

何よりも嬉しいのが夜が涼しいということ。
夏の間もクーラーで涼しくして眠れてはいたものの、自然の涼しさには敵わないようで、睡眠の質が違います。
寝入りと寝覚めの気持ちよさが別格です。

一年中これくらいの気温であってほしい……そう願わざるを得ません。

天高く。

司馬でございます。
皆様、お健やかでいらっしゃいますか?

本当に長かった残暑も、そろそろおしまい。
朝夕には肌寒さを感じるようにもなりまして、実りの秋がやってまいりました。

 

―天高く、馬肥える秋。
という言葉がございますね。

元々の発祥となった中国の語源では、軍馬も肥え、侵略の準備が整った異民族が攻めてくるから気をつけろという警戒の言葉だったそうです。
いまでは、そんな物騒な意味は幸いにも忘れられて、農作物の収穫も盛んな豊かな季節の決まり文句となりました。

そんな秋の一日に、僭越ではございますが、司馬がお届けする一皿。
“Vegetable Wonderful”と題しました、野菜のオイルパスタでございます。
パプリカ、ナス、カボチャなどをふんだんに使用した和風ベースのお品。
肉や魚は、一切使わず・・・・

えっ?
そんなヘルシー志向の淡白な食事じゃあ、全然ものたりない。
お屋敷の食事らしく、もっと豪華なものが欲しいとお望みで?

ご安心くださいませ。
こちらのパスタは、醤油やオイルを使いました少々濃厚な味つけ。
アクセントとして、お好みで刻み山葵と大葉を混ぜてお召し上がりいただきます。
しっかりと食べ応えのある逸品に仕立て上げました。
野菜が苦手なお嬢様にこそ、ぜひともおススメでございます。

・・・そして、ここからが今回の最大の仕掛けでございますよ。

普段の前菜は、野菜のみのサラダをご用意するのが慣例でございますが、今回は真逆に、生ハム・ブリ―チーズ・バケットなどを盛り合わせました。
いずれも、ワインのおつまみに最適な品々。
もちろん、和風オイルパスタということで日本酒にも相性抜群でございます。
秋の豊穣を祝うのにふさわしいお品がご用意できたと、いささか勝手ながらも自負しております。

ご提供は15日でございます。
ひねくれ者を自認する司馬が、初のこだわりの一皿としてプロデュース致しました、ちょっと変化球なこの趣向。
お嬢様方にお気に召していただければ、このうえない光栄にございます。
能見や香川のセレクトした美酒の数々や、もちろん当家自慢の紅茶と共にぜひともお試しくださいませ。

 

では。
食欲の秋の到来を喜びつつ、お嬢様方の日々の食事に幸多からんことを、心よりお祈りいたします。