日誌

ご機嫌麗しゅうございます。
片倉でございます。

今月は私が提案したパスタをご用意する事と相成りました。

秋茄子と根菜のペンネボロネーゼ
そして
大根と生ハムのサラダマリネ

夏野菜の代表の一角でもある茄子…秋茄子に因んだ諺もありますが夏の茄子と秋の茄子には大きな違いがございます。

それは実り方、
夏茄子は高い気温と強い日差しを浴びることで皮が厚く果肉がギッシリ詰まった形で成長します。
秋茄子は昼夜の寒暖差と夏より優しくなった日差しによって皮は柔らかくしっとりとみずみずしい果肉になり生でも食すことの出来る茄子に成長します。

今回はそんな柔らかい秋茄子とザクッとした蓮根と牛蒡を食感に加えた赤ワインと相性のよろしいボロネーゼ、
サラダは生ハムにシャキッとした大根を加えた白ワインとも相性の良いさっぱりとしたマリネをご用意致します。

一度私も試作して特に美味しかったものを提案致しまして、料理人達の腕でさらに磨きがかかったお品となってございます。

是非とも一度お試しくださいませ。

片倉

メッセージカードのご依頼につきまして

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様、お坊ちゃま。
執事喫茶スワロウテイルの諏訪野でございます。

当家フットマン西槙、水野へのメッセージカードのご依頼は9月2020時迄とさせていただきます。

尚、本人からの手渡しが叶わぬ場合もございます。
誠に恐縮ではございますが、ご了承のほどよろしくお願いいたします。

autumn flavors

お嬢様、お坊ちゃまご機嫌麗しゅうございます。
冴島でございます。

9月になり酷暑という程暑い日がなくなったとはいえまだまだ残暑の続く日々ではございますがいかがお過ごしでしょうか。

私は大旦那様に命を頂き9月後半のフットマンケーキを監修させていただくこととなりました。
夏にお出ししたアイスとカクテルはココナッツを使った夏らしいものでございましたので今回はそれ以外の素材で何かいいものはないかと考えておりましたが、まだ暑さが残っているとはいえ9月は暦の上では秋でございますのでやはり秋の味覚を使ったお品がいいと考え今回は王道の秋の味覚でさつまいもを使ったものにしようと決めホワイトチョコレートを合わせタルトにした少々面白いものをお出しすることに致しました。
当家のシェフとも相談しあまり重くなりすぎないようなお品に致しましたので食後のデザートにもぴったりでございます。

そして芋ようかんにもよく合う和の風味をお楽しみいただける紅茶も当家には多数ございますのでお召し上がりの際は一緒にご用命頂くのも一興かと存じます。

その他にも今月はパスタセットなども秋の味覚を使用したお品を多数用意してございますのでぜひお召し上がりにご帰宅くださいませ。

では今月もティーサロンにてお嬢様、お坊っちゃまをお待ちしております。

冴島

長月

 

まだまだ暑い日が続いております。

秋風が心地よく感じるのはもう少し先になりそうな気配でございます。

お嬢様いかがお過ごしでしょうか、乾でございます。

 

さて、今年の「十五夜」は9月29日(金)でございますので今回は、お月見にお供えする秋の七草のお話させていただきます。

秋の七草は尾花(ススキ)・萩(ハギ)・桔梗(キキョウ)・葛(クズ)・藤袴(フジバカマ)・女郎花(オミナエシ)・撫子(ナデシコ)でございます。

秋の七草の由来は、万葉集に収められている山上億良(やまのうえのおくら)の二首の歌といわれております。

 

「秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種(草)の花」

「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」

注:朝貌は桔梗の事で現在の朝顔ではございません

 

春の七草が七草粥にして無病息災を祈るのに対し、秋の七草はその美しさを鑑賞して楽しむものとの事。

今年のお月見にはお団子や里芋、さつまいもや尾花(ススキ)と一緒に飾り彩を添えることに致しましょう。

 

お月見と何の関係もございませんが、今月はシャチを折り紙で作りました。

 

 

お気に召してくだされば光栄でございます。

 

では、お屋敷にてお嬢様のお帰りをお待ちしております。

 

そろそろ。

司馬でございます。
皆様、お健やかでいらっしゃいますか?

9月に入りますと、やはり秋の気配が・・・。
などということもなく、残暑いまだ収まらずといったところでございますね。
本当に今年の夏は、常識の通じない暑さでした。

とはいえ、そろそろ夏の疲れも出始める時期でございます。
涼しい風に一息つける機会も増えてまいりますが、決してご油断なくご自愛くださいませ。

猛暑の間は、日中に出歩くのも煩わしく、司馬の出不精にも拍車がかかっておりました。
たまのお休みを頂いた折なども、冷房にあたりながら本を読むだけ。
あまり健康的ではございませんね。

ただ、夏の空気を感じますと、不思議と少年時代を思い出してしまいます。
そんな心境からなのでしょうか。
今年の夏によく読んでおりましたのは、恐竜の本でした。
イラストの美しい図鑑や、最近の知見を網羅した大百科、荒唐無稽な活劇小説。
幼少のころから、どれも大好物でございます。
ついつい興に乗りまして、恐竜映画のエポックメイキングとなりました「ジュラシックパーク・シリーズ」も見返したりしておりました。
少年のころのように長い長い夏休みこそかないませんが、司馬も十分に夏を堪能したような思いでございます。

さて、さすがに強い陽射しもだんだんと衰えてまいります。
お屋敷に閉じこもるのも飽きてまいりましたので、そろそろどこかに出かけてみましょうか。
しばらくぶりに火のついた恐竜熱にまかせるまま、博物館や恐竜展で全身骨格を見学するのも良いかもしれません。

 

では、お嬢様方。
もうまもなく、芸術やスポーツを楽しめる季節がやってまいります。
日傘には別れを告げて、快活に秋の訪れをお楽しみくださいませ。

日誌

ご機嫌麗しゅうございます、荒木田でございます。

もう八月も終わり、暑い夏とはおさらばできる……というのは些か前時代的な考え方でございましょうか。
九月の暑さを残暑と表現するのはなかなか粋な日本語ではございますが、勘弁していただきたい……というのが正直な胸の内。

ですが天気予報を見るに私の思いは届かないようでございます。

ただ、それも当然でしょう。暦というものは我々人間が社会を円滑に成り立たせるうえで勝手に創造した境界でございますゆえ。そも、秋だから涼しくなるのではなく、涼しいからこそ秋になったのでございましょう。
元来、自然界には春夏秋冬二十四節気七十二候なぞ存在しないのですから。
どころか、朝・昼・晩といった時の流れや外と内、国境などといった空間の境界。植物と動物といった種の識別、家族・友人などの人間関係に至るまで。世界のすべては、我々人間が創造した境界のうえに成り立っているのです。
それでは、境界がないありのままの世界とはなんぞや、と。
それこそ渾然一体たる世界、仏教哲学でいうところの[空]でございます。

つまるところ、モノとモノの境界を定め、モノをモノたらしめるのは自分自身であり、それ以外の何物でもないのです。
自分という主体があるからこそ、世界が形を成す。即ち、観測者の存在で解が変わる……というのはまるで量子力学の不確定性原理のようでございますね。
リアルを突き詰める先にある物理学とヴァーチャルの中に解を見出す哲学。この二つが根底で繋がっているともすれば、何やら人間の智慧が世界の理に辿り着きそうで胸躍る毎日でございます。

さて。
胸が高鳴ると寝つきが悪くなるのは当然のこと。
安眠のお供に、ノンカフェインのミルクティーでも愉しみましょう。
紅茶にミルクを垂らします。鮮やかな水色がゆっくりと白濁していく様子を見ていると、世界を生み出す神になったような気分がしてなかなか楽しゅうございますね。束の間の、淤能碁呂島への小旅行。

ぼんやりとカップを眺めていると、大八島国が形を成す前に、おぼろげな疑問が頭に浮かびます。

ミルクティーとストレートティーの境界はどこなのだろうか、と。
ワイン樽にスプーン一杯の泥水を入れればそれは泥水である、とは伺いましたが。
カップに垂らした一滴のミルクにはどれほどの力があるものなのやら。

紅茶協会や先輩方にお尋ねすれば直ぐに分かるやもしれません。
ただ、境界というものは自らが定めるものである、と申し上げたばかりではございませんか。
よろしければ、今度また。お嬢様のご意見をお聞かせくださいませ。

ブルーハワイって何味なんだろう

お嬢様、お坊ちゃま、ご機嫌いかがで御座いましょう、夏の男、金澤でございます。

今年の夏は暑うございますね、お嬢様方が心配で心配で、、

どうか十分ご自愛下さいませ。

ときに空に浮かぶ雲はよく、

「わたあめみた~い」

なんて言われますが、
夏に見る雲に関しては是非、

「かき氷みた~い」

でお願いしたい今日この頃でございます。

なんだかよくわからない文になっておりますが、それは全て、

夏のせい

でございます。

ビールを頂戴しながら日誌を書くものではありませんね、8月も過ぎていながら自分で何を書いているかわからなくなってまいりました

まあそれも

夏のせい

でございますよ。

『LOVE AFFAIR~秘密のデート』♪