初心

ご機嫌麗しゅうございます。
小瀧でございます。

梅雨が近づくと共に暑くなってまいりましたね。
雨が降り、じめじめとしていますと憂鬱な気持ちになってしまう事もございますが、この雨で活き活きとしているカエルやカタツムリを想像すると心がなごみます。

時が経つのは早いもので、私がティーサロンにて仕えさせていただくようになって1年が経過いたしました。

紅茶サロン、百合野と共に歌った「小さな王国」、BAR「BLUE MOON」での給仕、睦月とご用意した「小月」、はちみつレモンケーキ、才木とご用意した「ウィステリアフィールド」

12月から本日まででこれほどでしょうか。
振り返ってみますと、初めての経験に満ち溢れた1年でございました。

来月には火野と共に臨むエクストラティー「さむしんぐ★ぶらいと」もございます。
何かに初めて取り組む際の気持ち、「初心」をこの先も忘れずにいたいものでございます。

小瀧

散歩の力

ご機嫌麗しゅうございます。
環でございます。

最近はよく時間が空いたら散歩をするように心がけております。

きっかけはアイデアに行き詰まった時や、室内に長い時間いたりする時に気分転換として歩いてみたのが始まりでございます。

改めて外をゆっくり歩いていますと、普段なら気付けないような細かな景色に出会えたり、歩幅を確かめながら自分の足でリズムを刻む楽しさに気付けたりします。

当たり前のことで今更何を話しているのだと言われてしまいそうですが、忙しく、そして目まぐるしく消費されていく日々の中であえてそのような時間を作ることの難しさを感じることも多いかと存じます。

たまには肩の力を抜いて、ゆっくりと外の空気と戯れてみてはいかがでございましょうか。

それでは。

キッカケ

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。

新緑の季節、お庭の草木も美しいこの頃。

そろそろ新年度の変化も少しずつ落ち着いてきた頃でしょうか。何か新しいことを始めるにはぴったりの時期ですね。

とは申しましても、大人になってから全く触れたことのないものを始めるというのもなかなかに難儀です。

だからこそ、身の周りに散りばめられている「キッカケ」を見逃さないことが大切なのではないかと存じます。

例えば

美味しいものを食べたいという思いから、お料理をしてみたり。

テレビなどで中継されている世界的な大会を応援する内に触発されて、スポーツを始めてみましたり。

贔屓のアーティストに憧れて楽器を購入したり。

興味や縁が生まれた瞬間にそれは「キッカケ」のタネでもあるのです。

ご自身で無自覚のうちに作った壁を越えるためには、見つけたタネをとりあえず片っ端から育ててみるというのもよろしいかもしれませんよ、お嬢様。

どうか色々なことにご挑戦して、より一層楽しい毎日が過ごせますように。

隈川

きゅうり

敬愛せしお嬢様へ

気候が不安定ながら、日々真夏の欠片を感じる、そんな春と夏の狭間でございますが
いかがお過ごしでございますか?

時任は時勢も変わり、様子を見ながらも休日のお散歩も叶うようになり
時折、カップ探しや良いバー探しなどにも出掛けさせて頂いております。

バー探しではありませんが、先日無性にスコーンを頂きたくなり、
とあるシンプルながら評判の良い喫茶店へとお邪魔して参りました。

華美さはないものの落ち着いた趣味の良い内装の中、
念願のスコーンとクリームに季節のジャムを頂き、ファインダージリンと共にのんびりと過ごしておりましたが、
朝食を抜いておりましたものでいささかスコーンだけでは足りず、
朝食兼昼食を頂こうかとお品書きと睨めっこしておりましたところ
「キューカンバーサンド」の一文を発見いたしました。

キューカンバーサンド‥
当家のアンナマリアにもよく含まれておりますが、英国では非常にポピュラーな軽食でございます。
ただ、これ単体でメニューを成している例は珍しく、いかにも古式ゆかしい英国風喫茶にふさわしいと感じ入りまして、こちらをオーダーさせて頂きました。

ティーカップを傾けて待つことしばし
お給仕役にお持ち頂いた「キューカンバーサンド」は思いのほか大皿で
なかなか大きなサイズのサンドイッチが並んでおりました。
なんと8切れ。
そして、オールきゅうり。
ほのかにソースとスパイスだけを効かせていて、とても美味しいのですが
他に余分な素材はなく真面目にオールきゅうり。

そして、サラダ付き。

サラダの意味を考えつつ、ほのかに甘味すら感じる美味しいきゅうりをたっぷりと頂きました。
米国人が英国人を罵るスラングに、「locust(バッタ)」というのが在るそうですが
ちょっと意味がわかった気が致します。
いや、きゅうりの瑞々しさに、ソースとスパイスのバランスも抜群ですごく美味しかったです。
きっと、またオーダーします。

 

ただ
嗚呼、ただひとつ

 

 

付け合わせのサラダまできゅうりなのは何でなん‥‥。

含蓄

夏を思わせるような強い日差しの日もあったかと思えば、
はや梅雨の訪れかとも感じる長雨の日もありと、、
季節の進みが一方向とはとても思えぬ日々が続いておりますが、お嬢様方におかれましては如何お過ごしでしょうか。

ご機嫌麗しゅうございます、香川でございます。

季節の変わり目には、身体がどうもいつも通りというわけにいかないなという事を、ここ数年感じる事が増えてきたように存じます。
順調に年齢を重ねている証拠でございましょうね。

年齢だけではなく、当家のチョコレートケーキのようにしっかりとした深みも伴った人間性を養っていかなければと、このところ富みに感じてございます。

一朝一夕に獲得できるものではございませんから、一日一日、一歩一歩進んで参りましょう。

しっかり前を向いて。

久々にお戻りのお嬢様方を拝見しつつ、偉大さをひしひしと感じてございます。
なるべくお早いお帰りを、こころよりお待ちしておりますね。

日誌

ご機嫌麗しゅうございます。

今月ご用意致しました桐島とのカクテル「Dioskouroi」はお楽しみいただけましたか?
似て非なる2人でご用意致しました今回のカクテル、
私としては初めての先輩使用人とのカクテルデーでもありとても緊張致しました。

ですが隣に頼もしい桐島の肩を感じることができ、当日は不安よりも楽しさが勝り、
また、お嬢様のお喜び頂ける様子も伺うことが出来て非常に嬉しゅうございました。

さて私事ではございますが
ここ数日苦戦していることが1つございます。
何がというのはまだお話する事は叶いませんが、、、

いずれまたティーサロンにて楽しくお話しが出来るかと思われます。

さぁ、明日はどんな楽しいことが待っているのでしょうか

ワクワクした気持ちを少ししずめながら本日は床につこうと思います。

お嬢様におかれましても明日が良き一日でありますように。

火野

第十八回フットマンティーの魅力

初夏の暖かな日差しが気持ちの良い今日この頃。

いかがお過ごしでしょうか?お嬢様、お坊ちゃま。

紅茶係の白川でございます。

初夏とはいえ、夜はまだ冷えますのでご注意くださいませ。

それでは少し冷える夜にぴったりの紅茶の魅力に迫りましょう。

それでは第十八回フットマンティーの魅力の幕開けでございます。

 

それはあなたにとってどんな紅茶でございますか?

 

??「それは乱れ咲きの紅茶でございます。」

 

乱れ咲き?乱れ咲きとは穏やかでない。

と、申しますより以前にも聞いた事があるような…

 

そう、以前は狂い咲きの紅茶メドゥー・アダラク、そして今回は生まれ変わりました乱れ咲きの紅茶、的場のフットマンティー〝ガーミラ・アダラク〟の魅力に迫ります!

 

以前の紅茶、メドゥーは蜂蜜、アダラクは生姜。

ヒンドゥー語で名付けた蜂蜜フレーバーティーに生姜という非常に相性の良い紅茶でございました。

今回の紅茶、「ガーミラ」はヒンドゥー語でキャラメルを表し的場の元気の素、
「アダラク」はそのままに組み合わせたものがガーミラ・アダラクでございます。

では、キャラメルフレーバーティーと生姜を組み合わせ、ちょっとアレンジしたものがガーミラ・アダラクなのでしょうか?

 

答えはノン。

 

更にカルダモン、シナモン、クローブ、ブラックペッパーをブレンドし、的場よろしく刺激的に仕上げた紅茶でございます。

その香りは甘いキャラメルの奥に感じるスパイスが心地よく意外にも飲み口はスッキリとお食事やデザートにも相性の良い紅茶でございます。

また、クッピーと同様に非常にミルクとの相性が良く、チャイの様な雰囲気を感じていただけます。

そして、ミルクで煮出せば本格的なチャイも楽しめ、お好みで好きなスパイスを加えても良し。

 

的場のおすすめは上白糖だけではなく、黒糖を用いるとガーミラ・アダラクの新しい扉が開けるとの事でございます。

 

この新しく乱れ咲いた〝ガーミラ・アダラク〟を、ティーサロンやギフトショップにてご用命いただけますと幸いでございます。

 

 

ここでお知らせでございます。

ギフトショップにてヴァンドゥールを務めます的場の愛弟子、明石の〝白イルカのクッキー〟が、ご好評につき再登場。

休日にはクルーザーを駆り、釣りやイルカとの戯れに勤しむ、海が大好きな明石こだわりの品でございます。

明石の友達であるイルカをかたどったくるみクッキーには200年の歴史を誇る、英国王室御用達のマルドンのシーソルトを使用し、塩味がアイシングの甘さを引き立てております。

是非、お手に取っていただければ幸いでございます。

 

 

次回はどのフットマンティーにいたしましょう?

 

それでは次回まで、

ごきげんよう!お嬢様、お坊っちゃま。