ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
隈川でございます。
世の中にはモノの見方一つでいとも容易く好転する状況や、技術における気付き「コツ」というものが少なからず存在します。
かく言う私も、物事に取り組むときにはまず「コツ」探しから始めるという習慣がございます。
それも感覚論ではなく、知識としてコツを収集するのが好きなのです。
そうして頭で考えコツを探し、自身の悪い癖などを発見したときには「はぇ〜目から鱗だなぁ」などと申し…
…いや、あれ??
なんで、目から鱗が??
あ、ああ!
お話の途中に失礼しました。
つい気になってしまいまして。
考えてみると不思議ではありませんか。だって《目》から《鱗》でございますよ。
確かに、曇った眼が晴れるイメージにはぴったりな言葉です。
ですが、そもそも普通に都会で生活しておりましたら目に鱗が入る機会などないでしょう。それも両目。
何より、痛いでしょう。
黒目に鱗がくっついていたら。
よし、気になるので語源を調べてみましょう。
ふむふむ。
なになに、元はキリストの奇跡によって盲目の男の目が回復した際に、目から鱗のようなものが…
へぇ…
…キリストは七つのパンと少しの魚を増やし四千人の人々に食べさせた。
へぇ〜、すごいなぁ。食べ物を増やせるなんて、無敵じゃありませんか。
あれ?
何を調べていたんでしたっけ。
それにしてもお腹が空いてきましたね。秋ですし、焼き魚でも頂きましょう。私も少しの魚を沢山に増やせたらいいのですが。
お嬢様、食欲の秋をご満喫くださいませ。
隈川