梅酒のその後

 さて、以前仕込んだ梅酒のお話を。
今年の6月から7月に掛けてブランデーベースと日本酒ベースの2種の梅酒を仕込みました。
梅は梅干などでも使用される『南高梅』、これはとても香りの良い仕上がりになるのが特徴の梅です。
甘みは一般的な方法として用いられる氷砂糖を使用しました。少し氷砂糖もこだわってみました。
詳しくはその時分の日誌を参照していただけると幸いです。

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冬、来たりなば・・・・。

皆さま、お健やかでいらっしゃいますか?
師走に入りまして、ようやく冬らしい日々が続いております。

この時期からは、鍋料理などが美味しくなってまいりますが、皆さまはどのような鍋がお好きでしょうか?
すき焼き、カニしゃぶ、鳥のつくね鍋、キムチチゲ・・・・。
宮本の話によると、最近では、カレー鍋などという珍なるものも台頭してきているようでございます。はて、どのようなお味なのでしょうか。
いずれにしろ、冬の楽しみの一つには、相違ございません。
お屋敷で与えられた自室は洋風にしつらえてございますが、今年はこたつを出しまして、フットマン達と鍋でも囲むことにいたしましょうか。
「冬来たりなば、春遠からじ」というシェリーの詩句もございます。やがて必ず来る春の喜びを待ちつつ、皆さまもどうぞ冬をお楽しみくださいませ。

いかがなものでございましょう?

本日も晴天なり。

椎名執事が台帳をしっかりと管理し、藤堂執事が花壇に水をくれています。

吾妻と葵がテキパキとテーブルを整え、
城と環が床をピカピカに磨いています。

春日は嬉しそうに村崎と戯れながら、
シュガーやミルクの下準備。

関と水上は茶葉とティーポットを暖め始め、
本郷が、玄関へ向かいました。

朝比奈、夕浅は見習いフットマンの教育。
私は暖炉に火をともし、その後ろから谷山がまきをくべます。

本日はこのメンバーでティーサロンに命を吹き込みます。

いつもと同じ光景、
いつもと同じ空気、

ある日を迎えるまで、
好奇心旺盛な私は、この変わらない日常を
面白くないと感じてしまったかもしれません。

そのおかげで変わらぬ光景を
見つめていられる幸せを教わりました。

…さて、お嬢様、

いれたての紅茶をお持ち致しました…

本日のお味はいかがでございますか?