アドヴェント

街はすっかりクリスマスムード一色でございます。ハロウィンからクリスマスへ、そしてお正月へとなんとも世の中切り替えが早いものだと感じるのも、毎年の恒例となりました。
次から次へと催しが提示されることで、なんだか時の流れすら速まっているのではないかと錯覚いたします。
いかがお過ごしでしょうか。
伊織でございます。

“アドヴェント” の続きを読む

白米の魅力を五臓六腑であますことなく感じられることに感謝いたします。
伊織でございます。

どんなお米を召し上がっていますか?
ササニシキ、コシヒカリ、あきたこまちなどなど、人々の努力により様々なお米の品種が食卓を賑わせております。
こうしたいわゆる「うるち米」のほか、「もち米」も赤飯やおこわ、お餅として口にする機会がございますね。
しかし、お米はお米でも、なかなか食べる機会のないお米というものも存在します。

それが、「酒米」でございます。
その名の通り、日本酒を作るためのお米であり、そのまま食用とするうるち米とは異なります。わざわざ区別するということは、それだけ違いがあるということであり、端的に申しますと、ご飯として炊いて食べてもさほどおいしくないということでございます。

おいしくないといわれましたら、何がどう違うのか確かめたくなるのが人情でございます。
そこで、めずらしく食用として販売されておりました「山田錦」を実際にいただくことにいたしました。

【実食して分かったこと】
ふつうのお米と比べて……
・水加減が難しい
・炊き上がりの艶がない
・粘りがなくパサついた印象
・甘みが少ない
・とはいえ、言うほどおいしくないわけではない

数度炊飯してみましたが、上記の印象が大きく変わることはありませんでした。食べられないこともありませんし、だからといって大手を振るっておいしいと言えるわけでもなし……ちょっと水加減を間違って炊いたご飯という感覚がもっとも適した表現のように思いました。いいあんばいに炊き上げるには、もっと研究が必要なのかも知れません。

やはり餅は餅屋です。
酒米にはおいしいお酒に変身してくれることを期待して、三度の食事にはうるち米をちょうだいすることといたします。

体調管理

夏、日差しも厳しい最中、いかがお過ごしでしょうか?
伊織でございます。

日差しが強い日も少なくはありません。使用人の中にも、日焼け対策に余念のないものが見られます。
とはいえ、身を守らなければならないのは日差しからだけではありません。脱水や熱射病への注意も怠ってはなりませんね。

以前、「水分」を摂ることと「水」を摂ることは違うという話を聞いたことがあります。
純粋に水を飲むということが、水分を摂るとは違った機能を果たすということだそうです。甘味やアルコールが添加された飲み物と水を比べれば、まぁ、納得でございます。
水分補給と一言に申しましても、おとりになる飲み物はお選びくださいませ。

香魚

今年はあっという間に過ぎていってしまうように感じます。
7月を迎え、すでに2020年を折り返してしまいました。
少しでも充実した後半にできますよう、努めたいと思います。
伊織でございます。

鮎の出回る季節となりました。
鮎と言えば、やはり塩焼きでございますかね。
新鮮な鮎の焼きたては、本当においしいものです。できることなら白いご飯より、冷えた日本酒で楽しみたくなってしまいます。
お酒に合わせるとなると、塩焼きとならんでいただきたくなるのが、背ごしでございます。
いわゆるお刺身でございますが、お刺身で食べられるということは新鮮である証でもあります。
新鮮な鮎が食べられるところに行きたい……とも言い換えられますね。
木漏れ日と皮のせせらぎを薬味に鮎とお酒で過ごす夏、今年も夢物語のまま過ぎ去っていきそうです。