日本人が好む数字として「3」があるというのはよく知られていることですが、いや、日本人に限らず人間の好む数字といってもよいかもしれません。

なにせ世界中に三大なにがしというものがあまりにも多く存在しているのですから。

いかがお過ごしでしょうか。

伊織でございます。

 

世界三大なにがしというと、お屋敷としては一番最初に連想するのは世界三大紅茶ではないでしょうか。キームン、ウヴァ、ダージリンの三産地をさす言葉でございます。ただし、三大紅茶、もしくは三大銘茶という呼び方は日本くらいでしか通用いたしません。

商業的な画策などがうごめいていたのでしょうか……?

 

私的には三大なにがしに日本由来のものが含まれていると、なんだか懐疑的になってしまいます。

例えば世界三大美女のクレオパトラ、楊貴妃と並ぶ小野小町や、世界三大キノコ「トリュフ、ポルチーニ、マツタケ」に含まれるマツタケなどです。

 

失礼ながら小野小町様がいかに美しかったかは勉強不足ではありますが、はたして何千年という歴史の中で選ばれる3人の中に本当に選ばれるほどの方なのだろうか……マツタケなんてありがたがって食べるのは日本人くらいだそうですが、そんなマツタケが本当に世界のトップ3に選ばれるものだろうか、と都合よく日本国内向けにだけ制定されたもののように感じてならないのです。

 

あくまで個人的な感想でございます。

勉強を怠らず、できるだけお嬢様の前で恥ずかしいところをお見せしないように努めてまいります。

まだまだ

まだまだ暑い日が続いております。

日が暮れてからは幾分涼しい風を感じることもございますが、なんだかそう思いたいだけという気もいたしまして、夏の呪縛から抜けるには時間がかかるだろうなと頭を垂れる毎日でございます。

いかがおすごしでしょうか。

伊織でございます。

 

昔ながらの涼のとり方も風流で大変よいのですが、ここ100年で気温がぐっと上がっていることを考えますと、今や風流なだけでは暑さをやり過ごすことはできないのだろうと納得せざるを得ません。

技術の恩恵を受けることに反発したい気持ちはあれど、背に腹はかえられません。空調は絶えず稼働しっぱなしでなければ耐えられるものも耐えられなかったりいたします。

暑さだけではございません。

強い日差しへの対策も大切ですが、これはわたくしなどが口を出す必要などありませんね。お嬢様の方がお詳しいことは百も承知でございますし、わたくしが学ばせていただかなければならないことのひとつでございます。

 

外から体を守るための道具や努力も大切ですが、体の内側から整えることもどうかお忘れのございませんように。

旬のものを口にし、どうかお元気なままで秋を迎えられますように。

どく

過ぎたるはなお及ばざるが如し。

心して日々を過ごしたい言葉でございます。

伊織でございます。

 

 

様々な毒が世の中にはあり、我々の命を脅かすわけですが、人間は動物として非常に毒に強い生き物であるということを知り、驚いております。

 

動植物が捕食者から身を守るために得た毒ですが、どうも人間にはあまり効いていないようです。もちろん命の危険があったり、心身に多大な損傷を及ぼす毒があることは承知の上ですが、もっと身近で毒だと認識していないものが、意外と人間以外には毒となり得るのだそうです。

 

それはたとえばニンニクの香り成分であったり、コーヒーや紅茶に含まれるカフェインだったりするのです。

ニンニクも1日の摂取目安量が定められているようで、食べ過ぎには注意が必要なのだそうですが、カフェインもまた摂り過ぎがよくないことはお嬢様もご承知の通りです。

生物によってはこうした成分が命を奪いかねないのだと考えると、なるほど、きちんと用量を守って口にする必要があるのだなと理解できます。

 

なかなか調べてみると面白そうですね。

つゆ

伊織でございます

 

梅雨入りの早かった今年、その分早く明けてくれるのだろうかと期待しつつも、梅雨が明けたところでカラッとした夏が来るわけでもないなと思い、残念な気持ちでおります。

伊織でございます。

 

 

月が変わると同時に、7月1日、2日と開催されるオーストラリアはシドニーのコンベンションにお邪魔してまいります。

2019年から久々の海外でのお勤めでございます。

しばしお屋敷を空けることとなりますが、どうかご容赦いただきつつ、旅のご報告をお待ちいただけたらと思います。

 

無事に帰国のご挨拶ができることを祈りつつ、行ってまいります。

灯台もと暗し

疑問を抱かずに日々生活していると、ふとしたことでひょんな驚きに出会うものです。

お嬢様はいかがお過ごしですか。

伊織でございます

 

 

わたくしが最近知った驚いたことは、『納豆は冬の季語』です。

いまや一年中、どこででも購入することができ、健康食品の王者とも言える確固とした地位を確立している納豆ですが、実は冬の季語なのだそうです。

納豆は元々冬に仕込み、日持ちしないためにすぐ消費されるという食品だったのだそうです。そのため、納豆は冬の季語だというのです。

 

 

江戸時代の風俗などを学んでみますと、納豆+こたつ+女性というモチーフで描かれる浮世絵なども存在するそうで、こたつの熱を利用して豆を発酵させた、なんていう話にも信憑性を感じます。

 

 

どうしても、納豆と申しますと好みの分かれる食品の代表ですが、意外と海外にも納豆に類似する食品は様々存在してもおります。

土地ごとの食文化の成長とともに、どのように影響されて生まれた文化・食品なのかもたどっていくと楽しそうですね。

由来をたどる

幼いころから、ものの作りだったり、由来だったりに興味を持っておりました。

小学1年のころに、「鰯」という字が「身が弱くて崩れやすいから」作られた字だとか、当時父が与えてくれた本の影響で、字の成り立ちに興味をもったのが始まりです。

お嬢様はどんなことに興味をお持ちでしょうか。

伊織でございます。

 

わたくしの由来、起源への興味は今も続いているわけですが、そんなわたくしが最近もっとも驚き、感心した言葉の由来をお伝えしようと思います。

 

その言葉は「ちんぷんかんぷん」でござます。

なにがなにやらサッパリ分からない、なんて意味の言葉ですが、この「ちんぷんかんぷん」どことなくオノマトペのような響きですが、語源をたどるとまさかの大発見(個人比)なのでございました。

 

「ちんぷんかんぷん」の語源は、「何を言っているか分からない外国語の音をまねた」言葉なのだそうです。これを聞いてわたくしは、ものまねでインチキ外国語をしゃべる雰囲気で作られた言葉なのかと思ったのですが、語源にはさらに元となる言葉が存在していることを知ることになります。

 

それは「チンプトン」と「カンプトン」というふたつの言葉でございます。

なるほど、チンプトンとカンプトンを並べて「ちんぷんかんぷん」というわけですね。

このふたつの言葉は、どうやらどちらも中国語とのことで、

 

チンプトン= 听不懂 ……聴いても分からない

カンプトン= 看不懂 ……見ても分からない

 

という意味なのだそうです。

そう、「ちんぷんかんぷん」は、まさにふたつの言葉を合わせて「まったく意味がわからない」という新たな言葉として誕生したのです。

それこそなぜ「ちんぷんかんぷん」と言うのかもちんぷんかんぷんだったわたくしにとって、これは非常に大きな発見であり、驚きでありました。

 

外国語が元となって日本語の一部となっている言葉はたくさんございますが、「ちんぷんかんぷん」に関しては本当に意表を突かれ、ひさびさに新しい事実を知った喜びとわくわくを感じさせてくれました。

知らないことは数え切れないほど存在しています。日常に隠れている驚きと発見を、これからも見つけられるような姿勢で生活したいものです。

動物

毎年更新される花粉の飛散量、そろそろ悲惨量に書き換えるべきかと思いますが、きっと国語学者の先生方には取り合っていただけないことでしょう。

お嬢様はいかがお過ごしですか。

伊織でございます

 

動物を飼いたいと思い、早一年が経ちました。

タイミングだったり何だったりと、いまだにお迎えする機会に恵まれておりません。

どうせなら寒い最中ではなく、あたたかい季節のうちが好ましいだろうか、なんて考えておりますが、果たして今年は叶えることができますでしょうか。

前向きに過ごしていきたいと思います。