新たな出会い?

椎名でございます。

あっという間に2023年も末となって参りました。

この日誌を認めている現在ではお屋敷の催し物として「Odds & Ends : Wrap-up Party!」やクリスマスなど、年末も正にこれからが本番という具合でございますが、

それでも先々の予定を組むにあたりまして2024年の文字を度々目にするようになって参りますと、あっという間の一年であったなと実感するのでございます。

 

なんだかんだと気温も少しづつ下がってまいりましたが、その影響もあるのかインフルエンザのお話も飛び込んで参ります。

マスクが緩和されてからの初めてのシーズンですから、昨年以上に感染者が出ている傾向のようですね。

お嬢様も十分にお気をつけ下さいませ。

 

 

さて話は変わりますが、椎名といえば無類の「猫好き」でございますが、それと併せて最近は「チンチラ」も愛好しております。

実は先日そこに新たな動物が加わりました。

 

それは「マーモット」でございます。

 

すっかり習慣になってしまいました猫の動画探しの最中にふと飛び込んでくる、

高原にボーっと佇む大きめのむっちりした齧歯類…

その出立ちや振る舞いを見ていると、野生で生きていくことができているのかと不安になってしまいそうななんともほんわかとした動物のございます。

ビーバーにも似ておりますが、実際はリス科の動物らしく山岳地帯や高山地帯に主に生息しているそうです。

過去は、モルモットと混同されることもあったそうですが、厳密には違う生き物だだとか。

 

難しい話はともかくとして、非常に社会性が高く、人間にも警戒せずコミニケーションをとってくるその姿はとても愛らしく、人に触られても全く動じない様子は、見ておりますと笑いがこみ上げて参ります。

 

見ようによってはおじさんっぽさもあるのですが…

 

日本ではあんまりなじみのない生き物のようなのですが、お嬢様も宜しければぜひご覧になってみて下さいませ。

 

 

年末でありながら、なんとも締まりのない日誌となってしまいましたが、改めまして2023年もありがとうございました。

来年もお嬢様にとっての大切な場所であり続けられるよう使用人一丸となってお屋敷を守って参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

罪深き梅シロップレシピ

椎名でございます。

もう冬といってもよい季節なのに、連日暑い日が続いてございましたが、

ここ数日はいよいよ寒さも感じる日が目立つようになってまいりました。

 

ただ勘違いするほどの気温だったのか、ニュースなど見ておりますと

桜が開花してしまった、や

クワガタが現れた!

なんて話も耳にいたしました。

 

確かに26度まで気温が上がった日もあるくらいですから、勘違いして出てきてしまったと言われれば、そうなのかもしれませんね。

 

 

そんな気温だったからでしょうか

今年は例年に比べてみて、なんだかのどが痛かゆく、くしゃみが出ることがありました。

こんなことはあまりない方なのですが、これはいわゆる花粉症の類なのでしょうか?

 

「花粉症 11月」で調べてみますと・・・ありました。

 

11月の花粉症は何?

秋の花粉症の原因として多いのは、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなど草の花粉など

 

とのことで、こんな季節にも花粉症はあるのですね。

わたくしはどの植物に影響されたのでしょうか?

 

出来れば花粉症ではないことを祈りたいのですが。

 

お嬢様はこの季節、花粉症に悩まされてはおりませんか?

 

 

ところで、以前の日誌で冬に向けての梅シロップの準備にふれさせていただきましたが、

無事完成いたしました。

 

予想通りレモンの果汁がしっかり出て、さらりとした梅の酸味だけとはまた違った

すっきりとした仕上がりになりました。

 

はちみつレモンのように喉にも非常に良さそうなので、寒くなってまいりましたらお湯で割っていただきたいと存じます。

 

そんなことを思案する中、少し罪深いレシピを思いついてしまったのでご紹介をさせて頂きます。

 

それは、梅シロップとお湯を合わせたうえで、少量の「カルピス」を加えること。

 

これはいけません。

 

こんなもの味わってしまっては、これしか飲まなくなってしまいそうです。

 

しかし気づくとわたくしの自室の冷蔵庫には白いかわいらしいデザインのボトルが二本も・・・

 

 

仕方ありません。

放置して悪くしてしまうのも申し訳ないので、わたくしが責任をもって頂戴したいと思います。

お待ちかねの季節?

うだるような暑さに毎日うんざりとしておりましたところ、数日であっという間に肌寒さを感じるようになりました。

そうすると人間と言うのは現金なもので、

「こんないっぺんに寒くなってしまっては、かえって風邪を引いてしまうじゃあないか」

なんてあまのじゃくなことを考えてしまう始末。

現に私、どちらかと言うと、寒いほど苦手なものでして、そんなことを考えてしまっていたのですが、お嬢様はいかがでございましたか?

 

ただ、空調いらずのこの季節は、電気代にも優しいうえ体を動かすにも苦ではないのが非常にありがたいですね。

 

 

さて、今年も私手製の梅シロップをご用意させて頂きましたが、お召し上がり頂けましたでしょうか?

たくさんのご感想を頂戴致しまして、毎年お送りさせていただく上での励みになってございます。

涼しくなった反動で体調を崩しがちなこの季節にも、梅のエキスは大変オススメですのでサロンにお立寄りの際はぜひご用命くださいませね。

 

私も今年も同様に梅シロップをお作りしておりましたが、今年はお屋敷のものとは時期をずらし、先日漬け込んでまいりました。

レシピも少しアレンジを加え、梅に蜂蜜。

そこにスライスレモンを加えてございます

 

そう。

冬に大変お世話になる蜂蜜レモンver.の梅シロップを仕込んだのでございます

夏場にサッパリとソーダでいただくのも良いのですが、

冬場にお湯割りでいただくのも良いかと思い、冬の時期に合わせて作ってみようと思った次第でございます。

 

 

 

 

今回は「マイヤーレモン」というレモンとオレンジを交配させたと言われるレモンを使用いたしました。(なのでお写真もまるでオレンジのようなお色でございます。)

一般的なレモンと比べると酸味もマイルドで香りもやや甘いのこと。

試しにワンカットかじってみたところ

 

なるほど…

 

ちゃんとレモンでございました。

 

生フルーツを入れるのは初の試みですので、どんな仕上がりになることか…

成功して欲しいところでございますが、従来のものと比べて果汁が出る分少しサラッとした仕上がりになるのかなと予想してございます。

完成の暁にはお嬢様にもご報告させていただければと思います。

 

 

それでは今回はこれにて。

敬愛する藤堂執事へ

私が藤堂執事と初めてお会いしましたのは2006年の夏頃、

まだできたばかりのティーサロンの様子をご覧にいらっしゃった時でした。

 

その時は藤堂執事も70代になったばかり。

私も20代の若者でございましたね。

 

そこで初めて、今後一緒にサロンでお勤めになることと伺いました。

まず驚かされたのは、学ぶ姿勢の素晴らしさでございます。

 

ティーサロンでの勤めにおいて、たった数ヶ月先輩だというだけの私の言葉に真摯に耳を傾けてくださり、

紅茶の知識やカップ、配膳の際の姿勢など、

懸命に取り組む姿を拝見し、70代になっても衰えることのない、

その向上心に大変感銘を受けたことを今でも覚えております。

 

また何かあるごとに私に意見を求めてくださったり、

その働きを認めてくださるお言葉には何度も救われ、

まだ若輩者だった私の「自信」に大きな希望を与えてくださいました。

 

よき仲間として、

人生の先輩として、

またときには息子のように可愛がってくださいました。

 

私は生まれが大阪のため、父となかなか会えない身でございましたので、

「藤堂執事は東京のお父さんだよ」なんて

笑いながら伝えさせていただいた言葉は、決して冗談ではなく、

私の本当の気持ちでございます。

 

語りだすと思い出は、とめどなく溢れて参ります。

他の使用人たちのように、どこかに旅行に行って…

なんて言う事はあまり機会がございませんでしたね。

それでも、ことあるごとに互いにお土産を送り合うのは、

今でも、私の密かな楽しみでございます。

 

ですので、今度はいちど一緒にどこか旅行におでかけいたしましょう。

 

 

あっという間の17年でございました。

勇退の決意を伺った時、

ようやく肩の荷をおろして楽になって頂けるのだと言う安堵とともに、

一緒にモーニングコートを羽織り、

お嬢様を迎えできなくなるのだなと思うと、

途端に胸が締め付けられるような寂しさに襲われました。

 

でも責任感の強い藤堂執事のことでございます。

このご決断をされるまでに、

本当に本当に何度も何度も悩まれたことと思います。

だからこそ、私どもはその想いを尊重し、

誇りと感謝の心で藤堂執事をお見送りしたいと思います。

 

 

‥‥「藤堂さん」

あなたは、執事としての尊厳と品位を持ち、

常に暖かな心でもって周囲を魅了してくださいました。

お嬢様を思いやるその姿勢は、私たちに大きな影響与えて下さいました。

私どもにとってあなたの存在は、まさに光。

太陽のような存在でございます。

 

藤堂執事が示してくださった使用人としての「道」は、

これからもきっと私たちが受け継いで後世につないで参りますので、どうか安心して託して下さいませ。

 

このたびの引退は、藤堂執事の新たな人生の始まりでございます。

これからの人生が充実し、幸福に満ちていくことを心より願っております。

 

改めまして、長きにわたる使用人人生。

本当にお疲れ様でした。

そして心からのお祝いを申し上げます。

 

藤堂さん、大好きですよ。

舞台公演を終えて

椎名でございます。

梅雨入りしたかと思えば、執事歌劇団の公演期間に突入し、気がつけば早めの梅雨明けなどと言う話も耳にする今日この頃。

お嬢様はいかがお過ごしでしょうか?

 

タイトルにもございます通り、このほど無事、執事歌劇団第15回公演のすべての演目をお送りすることが叶いました。

 

メンバー達と違い、私個人のSNSを所有してはございませんので、こちらの場をお借りして、お嬢様にお礼を申し上げたいと存じます。

 

 

昨年6月、悔しくも公演を中止せざるを得なかったあの時の記憶が、無事素敵な記憶として更新することができましたのは、支えてくれた屋敷の者たちや関わってくれた様々な方々。

そして何よりも一年間一緒に空白の時間を過ごしてくださった。お嬢様がいらっしゃったからこそでございます。

お嬢様がそばにいらっしゃったからこそ我々は乗り越えることができました。

 

改めて心より御礼申し上げます。

 

実は初日の公演、オープニング曲がかかった瞬間、不意に涙が出そうになりました。

 

開演のブザーから、拍手のSE。

一曲目の『Jewel Box』が鳴り響き、上手から駆け込んでくるイーデンの舞台上に駆け上ってきた時の横顔を舞台袖から眺めておりますと、こみ上げてくるものがございました。

思わず自身の最初のセリフが、出てこないんじゃないかと思える位の感動があったのでございます。

 

あの瞬間の団員たちの気迫、そしてお嬢様との一体感は、今でも、脳裏に焼き付いております。

これまで多くの公演を行って参りましたが、あんな体験は今回が初めてでした。

 

早々と思い出の宝箱にしまいこんでしまうには、あまりにももったいない私の大切な大切な記憶でございます。

 

 

これにて15回公演の物語は一旦終了でございますが、今後も催しや映像作品をお届けする機会が待っております。

寂しい気持ちになるのはまだ少し先の事なのはなんだかありがたいですね。

 

ぜひとも、お屋敷でお会いした際には、ご感想を直接賜れますと幸いでございます。

 

それでは。

 

にくみそアレンジ

椎名でございます。

さて、5月に入り歌劇団では15回公演に向けて、ますます稽古に熱が入って参りました。

 

きっと気がつけばもう小屋入りになっているのでございましょう。

 

再演とはいえ、当然準備もそれなりにあり、小道具や衣装の確認、音響や照明との技術的な確認事など少しずつ進めていかなければなりません。

 

舞台装置を組み立てていく上では、美術とのやりとりや当日立て込みに参加する職人たちの手配。

当日使用する消耗品等の手配も忘れずに行わなければなりませんね。

 

いちど行った舞台公演を再び行うという経験は執事歌劇団としては初めてのことでございますので、準備ができているのやらできてないのやら、少し変な感覚に陥ってしまいます。

改めて見落としがないよう慎重に進めていかなければなりません。

 

話が変わりますが、先月末ごろよりギフトショップにてご用意させていただいております。椎名監修の「にくみそ」はお召し上がりになられましたでしょうか?

少量でも満足できるようにを1つのコンセプトにとてもお味の濃厚な肉味噌をご用意させていただきました。

お味のご感想も好評賜りまして、心より感謝申し上げます。

 

私自身も好きな味でございまして、自室にて頂戴してございます。

そこで本日はそこまで手間をかけずに楽しめるアレンジレシピをご紹介したいと思います。

 

名付けて「肉味噌と温泉卵のピリ辛丼」でございます。

 

どんぶりにご飯を盛り付け、その上に

カットしたレタス

肉味噌

温泉卵

お好みでキムチを少々

刻みネギ

 

を乗せて完成でございます。

 

 

最近は温泉卵も自分で作らずとも、お店でも簡単に手に入りますので、手間をかけずものの5分程度で作ることができてとてもお手軽です。

よろしければ、ぜひお嬢様もお試し下さいませ。

 

その他、チャーハンのお肉として使用してみたり、焼きナスと一緒にお召し上がりいただいたりと組み合わせは多様にございます。

もし「これがおいしかった」などご感想ございましたら、ぜひお聞かせ下さいませ。

 

それではまた。

新たな季節

椎名でございます。

先月はお屋敷開館記念でございましたが、沢山の温かなお言葉を頂戴し、心より感謝申し上げます。

 

17年の重みをしっかりと受け止め、これからもSwallowtailがSwallowtailであり続けられるよう、邁進してまいります。

 

 

さて、4月に入りいよいよ気温も高くなってまいりました。

桜は雨の影響もあってか、しっかりと楽しむ暇もなく散ってはしまいましたが、その後に見える青々とした若葉たちが新しい季節の訪れを知らせてくれております。

これから、生活が新しくなる方も多くいらっしゃると思いますが、

是非とも希望溢れる毎日を過ごして頂けると宜しゅうございますね。

 

お嬢さまはいかがでございましょうか?
環境の変化は、楽しくもあり、しかしながら不安がないと言えばウソになるでしょう。

大切なのは、どちらの心情においてもご自身を見失わずに、焦らず丁寧に一歩づつ前に進むことかと存じます。

時折後ろを振り向いて自身の歩んできた道を見返すぐらいには心の余裕を同居させておくことが良いかと存じます。

 

当家の使用人たちは心配性の者が多ございますが、

そんな使用人を安心させるためにも、そしてご自身の身体と心を休めるためにも、

ティーサロンに足を運んでいただけますと幸いでございます。

 

 

話が変わりますが、今年もようやくお嬢様のもとに梅酒をお届けする事が叶いました。

今年も二種の梅酒をご用意しております。

「ブランデー梅酒」と「バラ梅酒」でございます。

今年はお味もすっきり、例年よりも漬け込む際に使用した砂糖を2割ほど減らし仕込みました。

その分、すっきりと飲みやすく、それでいて梅やバラの香りをしっかりと感じることが出来るかと存じます。

 

バラ梅酒はお色もとても綺麗で、当家のハーブティー「ルビー」を思わせる鮮やかな赤が特別感を演出してございます。

ブランデーベースのものも、スタンダードさの中にもブランデー特有の柔らかで深みのある芳香が口の中一杯に広がりを見せてくれます。

ぜひどちらもお楽しみいただきたい、私自慢の一品でございます。

お召し上がりいただきました暁には、是非ともご感想を賜れますと幸いでございます。

それでは。