光陰矢の如し

ご機嫌麗しゅうございます。
藤波でございます。

ニ月は一年の中でも日数が少ないせいか、あっという間に三月へと進もうとしていることに驚きが隠せない日々でございます。

お嬢様は「三寒四温」と呼ばれる四字熟語はご存知でございますか?
文字通り、三日寒い日が続けば四日暖かい日が続き、冬が終わり春の訪れを感じさせるような時期を表す意味が含まれてございます。

暖かい日がやってきたとお思いになって、厚手のコートを仕舞われるにはまだお早くございますので、天気予報を欠かさず毎日ご確認されることをお勧めいたします。

お話は一転いたしまして、二月はバレンタインデー、三月はホワイトデーと、甘味の話題が絶えない時期にございますね。
お嬢様はバレンタインデーをいかがお過ごしでございましたか?
社会勉強先で日頃の感謝や労りの気持ちを甘味に込めたり、ご友人同士で交換し合ったり…お嬢様なりにお楽しみいただけましたら幸いでございます。

私からもひとつチョコレートをお写真だけでも…と拝察し、この頃お菓子を作る日が多くございましたが…
お嬢様にお送りするチョコレートゆえ完璧を求め、少々お時間を頂いてございます。
是非、楽しみにお待ちくださいませ。

近頃は花粉も到来し、既にかなり悩まされてございますが…春の訪れの歓びには敵いませんね。
これから桜や色々な花が芽吹いたご報告を、ティーサロンで心よりお待ち申し上げてございます。

藤波

挑戦の一年

ご機嫌麗しゅうございます。
藤波でございます。

1月もあっという間に過ぎ去ろうとしてございますね。
お嬢様は2025年をどのような一年にするかお決めになられましたでしょうか。

私は一言で申しますと「挑戦の一年」にさせていただく所存でございます。
具体的には、お屋敷で特製の紅茶をご用意する為に、そのための勉学に励んだり、
「いつか行きたいな」と思っていた場所に思い切ってうかがってみたり。

そういった挑戦を繰り返すことで、私の出来ることを増やし、
人として、使用人としての自分に磨きをかけたいと存じてございます。

お嬢様の一年が健やかでたくさんの幸せに溢れますよう、これからもお手伝いさせていただきたく存じます。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

一年を振り返って

ご機嫌麗しゅうございます。
藤波でございます。

クリスマスもあっという間に過ぎ、年の瀬でございますね。

今年もブッシュドノエルを作らせていただいたのでございますが、出来上がりがうまく行かなかったため、去年のお写真で一度お茶を濁させていただきます…

 

 

 

 

 

 

うまく作れるまでは私のクリスマスは終わるわけにはいきません…!
すぐにリベンジして参りますので、またお写真を楽しみにお待ちくださいませ。

さて、この一年を振り返ってでございますが、私自身は当家のティーサロンでお仕えさせていただき、毎日新しい発見に溢れた学びの一年でございました。

右も左もわからないような私を温かく迎え入れてくださり、お嬢様には感謝の限りがございません。

この一年、誠にありがとうございました。また来年も、努力と挑戦を積み重ねて参りますので、どうかよろしくお願いいたします。

乾燥や風邪などにお気をつけて、良き一年をお迎えくださいませ。

藤波

ハッピー・ハロウィーン!

ご機嫌麗しゅうございます。
藤波でございます。

ついに…ハロウィンがやってまいりました!
お嬢様は何か仮装はなさいましたか?
私は布を被るようなお化けの仮装をしようと画策中でございます。怖がられてしまわないように、お菓子をたくさん頂きたく存じます!

さて、今や広く親しまれているハロウィンでございますが、起源はアイルランド(古代ケルト)の「サウィン祭」(夏の終わり)といわれております。

ケルトの暦では、現世と来世を分ける境界が弱まる日であり、死者の魂とともに悪霊も一緒にやってくるので、その悪霊に人間だと気づかれないように仮面をつけたりされる風習が、仮装の起源だそうな。

また、ジャック・オー・ランタンは元はカボチャではなくカブであったり…起源を調べると興味深いことばかりでございます!

そして…ハロウィンといえば、伝統的なお菓子が存在するのはご存知でございますか?

その名も、バームブラック。アイルランドでハロウィンに召し上がられるケーキでございます。

お酒や茶葉、ドライフルーツや砂糖漬けの果物の皮が入った濃厚な味わいのケーキでございます。

そんなバームブラックを、実際にお作りしてみました!

 

 

 

 

いかがでございましょうか?

お味は…優しい甘さに、ドライフルーツがアクセントを演出して、食感、お味ともにすごく美味しゅうございます!
紅茶との相性も抜群でございます。
機会がございましたら、お屋敷でもぜひお出ししたい所存でございます…!

今回は市販のティーバッグを材料にお作りいたしましたが、パンダーバ(アッサムCTC)も相性がたいへんよろしいかもしれませんね。

では、お嬢様も素敵な1日をお過ごしくださいませ。

藤波

日誌

ご機嫌麗しゅうございます。
藤波でございます。

この頃段々と過ごしやすくなってまいりまして、日暮れ頃に薄着でございますと少々肌寒く感じる日もみられますね。

また、お休みの日にお出かけしたいと思うことも残暑が残る日々より遥かに多くございます。

本日10月1日は都民の日でございますので、都内にございます美術館や資料館などの入館料が無料でお楽しみいただけたり、

10月初め頃から北区にございます「旧古河庭園」のバラ園で催し物も行われるとか。

まさしく絶好のお出かけシーズンでございます!

秋や紅葉を題したお召し物を組み合わせて心もワクワクしながら…いざ出発!でございます!

旬の栗やかぼちゃ、さつまいもなどを使ったスイーツも欠かせません!
素敵なお品を見つけられましたらぜひ、私にお伝えくださいませ。

お屋敷でも魅力溢れる旬のお品を数々揃えて、お帰りをお待ち申し上げております。

「秋の日は釣瓶落とし」という諺がございますが、こちらの意は秋の日暮れ頃の太陽が井戸の釣瓶(水を組む桶)を落とすように、あっという間に落ちて真っ暗になることの例えでございます。
どうか、暗い夜道には十分お気をつけてお過ごしくださいませ。

藤波

○○の秋

ご機嫌麗しゅうございます。

藤波でございます。

お嬢様は「秋」といえば、ズバリ何の秋でございましょうか。

読書の秋、スポーツの秋、芸術の秋…
様々思い浮かばれるかと存じますが、私事を語らせていただくのであればズバリ「食欲の秋」でございます。

秋は果物や魚が美味しい季節でございますし、何かとお腹が鳴ってしまいがちでございます。

また、ハロウィンにちなんでお菓子作りをする機会が多くございます。

ただ、沢山の材料を用意したり、工程を積み重ねたりとなかなかお時間が確保できないこともございますよね。

ということで、今回は簡単に、かつ手早くお作りすることができるガトーショコラのご紹介でございます。

☆必要な器具
・ 炊飯器
・ 器(卵白と卵黄を分ける用)
・ ヘラ(ゴムのほうが混ぜやすいかと存じます)
・ 泡立て機またはハンドミキサー
・ ふるい(なくても大丈夫でございます)

☆材料
・ 板チョコ 4枚
・ 卵 4つ
・ 小麦粉かホットケーキミックス 50g(ホットケーキミックスを使うと比較的ふっくら仕上がります)

☆工程

① 板チョコは炊飯器に割り入れて保温ボタンを押します。すると勝手に溶けてまいります!またあとで、と軽く手を振ってご挨拶しましょう。

板チョコを溶かしている間に卵を卵黄と卵白に分けます。卵の殻を半分に割るようにして、半分の殻に卵黄をキャッチしつつ傾けて、卵白を器に流し込んでいくとうまく分けられます。

② 卵白はツノが立つ程度のしっかりとしたメレンゲに仕上げます。
メレンゲを手早く作るコツは、ボウルの外側を氷水で冷やしながら、レモン汁を2,3滴加えて混ぜるとよろしゅうございます。

③ 板チョコが溶けたら小麦粉と卵黄を加えて混ぜます。
小麦粉はダマにならないようにふるい入れましょう。小麦粉の粉っぽさがなくなるまで混ぜたら大丈夫でございます。

④メレンゲを数回に分けて入れながら混ぜます。
このときメレンゲのきめ細かな泡が潰れてしまわぬように、上から押すのではなくヘラで優しく切ったりすくい上げるように混ぜてゆきましょう。

⑤炊飯ボタンを押して終わるまで待ち、つまようじを軽くさして中の生地がついてこなければ大丈夫でございます。
液状の生地がついてくるようであれば再度炊飯ボタンを押して様子見し、完成したらヘラか何かで優しく釜から取り出してお皿の上に盛り付けましょう。

お好みで粉砂糖を上からふるったり、ベリーやマーマレードをのせたりして、お好みのガトーショコラに仕上げましょう。

 

いかがでございましたでしょうか。
お試しいただいて、ご不明点などがあればなんなりとお申し付けください。
なによりも、お嬢様の素敵な思い出ができましたら幸いでございます。

私はただいまかぼちゃのバスクチーズケーキを試行錯誤しながら作って、至高の一品を編み出そうとしている最中でございます。

お嬢様も、素敵な秋を過ごせますように。

藤波

ご挨拶

お嬢様、お坊っちゃま、
ご機嫌麗しゅうございます。

この度、大旦那様より命を賜り
ティーサロンにてお給仕をさせていただくことと相成りました。

藤波と申します。

未熟であるが故に、至らぬ点も多いことと存じますが、
お嬢様、お坊っちゃまに至高のティータイムをお過ごしいただけますよう、
日々精進してまいります。

何卒、よろしくお願い申し上げます。

近頃は空模様が突然崩れることが多くございますので、傘を常に携帯されることをお勧めいたします。

私はいつ何時でも心晴れやかに、お帰りをお待ち申し上げております。

藤波