Aurora

“天の絹のように波打ち、夜の帳に静かに落ちる”
— バリー・ロペス 『極北の夢』 より

いつの日か、広い平野の真ん中で大の字に寝っ転がりながら、目の前に広がる静かなダンスを眺めてみたいものです。

オーロラの観測地で有名な地域のひとつに、
カナダのイエローナイフがございます。

バンクーバー国際空港から国内線に乗り継ぎ19時間
北緯62度と、オーロラが発生するオーロラベルトの直下に位置しており、天候も落ち着いているまさに12月から3月が見ごろなのだそうです。

でもマイナス30℃と寒く、根気も時間もいることでしょう。

そんな時は飛行機から眺めるのも一興。
北回りルートですと、ヘルシンキ行きやロンドン行きがおおすすめでございます
オーロラの海を漂いながらの飛行は、きっとまた格別でございましょう。

島旅1

ご機嫌麗しゅうございます。
野崎でございます。

飛行機好きな私でございますが、
飛び立った先の、ある日訪れた島のお話でございます。

お嬢様も多々ご旅行をなさっていらっしゃるかと存じますが、とっておきの景色をご紹介できるかと存じます。

お嬢様の普段のご旅行先とはおそらく異にするかと存じますのでご報告いたしますね。

その名も「青ヶ島」

おそらく人生で二度と行けないのではないか。
それほどの幸運に恵まれて、上陸が叶いました。

東京の南方、八丈島から70kmほどの位置にある青ヶ島。
直行便はなく、八丈島から船またはヘリで向かいます。

大海原に囲まれたこの島への就航率は50%と、
コイントスのような確率ですので、
上陸の確度を高めるべく、今回は飛行機とヘリを利用しました。
ちなみに私が上陸した日、船は欠航でございました。。。
ぜひ「青ヶ島 接岸」などで映像をみてくださいまし。

午前7時、羽田空港 着。保安検査をぬけてゲートへ。
7時30分、B737-800にて出発。
8時30分、八丈島空港 着。
八丈島空港には誘導路がないため、滑走路上でUターンしてゲートに到着。

9時、空港内でヘリコプターのチケットを購入。
ヘリコプターは1日一往復、定員9名。事前予約必須です。
島民の交通インフラでもありますから、絶対に無駄にできません。
ここで出発まで待ちます。

 

 

 

 

 

10時、ヘリコプターへ搭乗、離陸。
はじめてのヘリコプターにワクワクしつつ、
その浮遊感は揺れる観覧車そのものでした。

次回は島からの景色をご紹介いたしますね。

運動

スポーツの秋。

数年ぶりに、

テニスをしました。

野崎でございます。

ラケットの握り方、ボールとの距離感、フォーム……

懐かしさを感じつつもカラダと目が追いつけませんでした。こういうときのイメージトレーニングは役に立ちませんね。

しかし、運動したあとの清々しさというのは

他では得難い爽快感だなとしみじみ感じました。

涼しい夜も垣間見えてきましたので、

筋肉痛なお給仕をお見せしないよう、

少しの運動、15分のお散歩から習慣にしていこう、

ここに書き留めておきましょう。

見上げてごらん

ご機嫌麗しゅうございます。

野崎です。

ある日の夕方、お屋敷から空を見上げたところ飛行機がみえました。羽田空港への着陸便でございます。

実は池袋上空を通るのは、南風が吹いている15時から18時ごろ。3時間ほどの着陸航路なのです。

24時間で見るとかなり短うございますね。

暑い日々はまだまだ続きますが、

お屋敷を出られた際は風を切って進む飛行機を探して西空をぜひ見上げてみてくださいませ。

野崎

ご挨拶

ご機嫌麗しゅうございます。
先日よりお給仕をさせていただくことに相成りました、野崎と申します。

まだまだ至らぬ点が多くございますが、
いつでもお嬢様、お坊ちゃまを笑顔にできるフットマンになれるよう精進してまいります。

さて、我々使用人は執務を円滑に行うため無線機を使うことがあるのですが、
慣れていない私としましては聞き間違えてしまうこともしばしば……。

航空無線などでは、そんな聞き間違いをなくすために
フォネティックコードと呼ばれる通話表がございます。
26文字のアルファベットそれぞれに呼び名があり、
例えば、野崎→NZKとすると
「ノベンバー、ズールー、キロ」
といった具合です。

また無線通信の場合、受信相手がいるか分からないことから
「ハローCQ(誰かいませんか?)」と呼びかけをします。

それではご挨拶してみましょう。

ハロー CQ。
こちらはNovember Zulu Kilo 野崎です。
お帰りをお待ちしています。

野崎