日誌

お嬢様、ご機嫌麗しゅうございます。
片倉でございます。
日中は暖かという日が増え過ごしやすくなり始めた今日この頃ですが如何お過ごしですか?

私は暖かくなった事で今年も奴らとの戦が始まってしまいました。
奴らとは…ご存知 花粉 でございます。
年初めの段階で先制攻撃を受けてからというもの後手に回るばかりで現状既に鼻と目を奪われかけています…
もし叶うならガスマスクや防塵マスクをしたいところですがそんな姿でお給仕をする訳にもいきません故
なにか私に秘策などを与えていただければと存じます。
そしてお嬢様も奴らの気配を感じ取る前に対策を忘れぬよう…

片倉

挑戦

お嬢様、ご機嫌麗しゅうございます。
片倉でございます。

年も明けて既に半月が経ちましたが如何お過ごしですか?
私はと言うと例年最速記録を叩き出してしまった花粉の出現に悩まされておりました。
くれぐれもお嬢様もお気をつけください

さて話を変えまして…
お嬢様は今年の目標はできましたか?
もし差し支えなければお供させていただいた際に私にも教えて貰えますと嬉しゅうございます。
かく言う私の今年の目標は 大道芸 を身につけるでございます。ジャグリングなどの芸を拝見した際非常に興味を持ったのが始まりでした。
昨年の目標をすっかり忘れてしまった反省を経て今年は道具を揃えてからの目標ですので対策は万全でございます。
1年でどこまで身につくか気になる所ですが、ご覧いただけるレベルまでは上げられるよう臨んで参りますのでお楽しみに

片倉

前日談

ご機嫌麗しゅうございますお嬢様、片倉でございます。
気がつけば年も暮れクリスマスやら門松やらが街中に並んでいるようですがいかがお過ごしですか?

そして先日までございました、ガトーショコラ…お楽しみ頂きありがとうございました。
クラシカルで甘さ控えめなお品としてご用意致しましたが実はお部屋の中で考えていたケーキの姿はもう1つありました。

それはフォンダンショコラです。
お寒い時期にはピッタリ!!と思い構想していたのですがその頃はまだ少し暖かく果たして合うのだろうかと悩み…悩み…さらに悩んだ結果ガトーショコラにしまして暖かい紅茶やお酒とともにお楽しみ頂こうと…こういった具合になりました。
その後今に至るという訳です。
冷える時期を見誤りましたが形にならなかった物たちはさらに案を磨いてより良い物にした後にご準備致しますゆえその時が来ましたらまたご賞味くださいませ

片倉

石の魅力

お嬢様、ご機嫌麗しゅうございます。
片倉でございます。

11月だと言うのに暖かい日だと思った途端急に寒くなるような不安定としか言いようのない日々が続いでございますがご無事でらっしゃいましたか?

私は相も変わらず心身と頭の訓練に勤しむ日々を送っておりました。
前回は刀のお話でございましたが今回はアクセサリーと言えば…の話題です。

それは風水などでも用いられる 天然石と宝石 でございます。

私は特にオブシディアンという石が好きなのですがかつて石器や飾りとして用いりていました。
また、ただ黒いだけの石ではなくその輝きには多くのバリエーションがあり黒の中に金色の煌めきを持つものや七色の反射を魅せるものなどがあり文字通りずっと見てしまう程美しい…

またオブシディアンだけでなく当家の使用人達が身につける宝石、ダイヤやルビー等ございますがこの石達も生まれる環境や成分、石言葉やパワーストーンとしての効果が異なり、調べる度につい手に取って見たくなるそんな魅力があるのです。

この他にも同じ宝石でも珍しいものが、デンドリでしたりデンドライト…和名を模樹石(もじゅせき)という宝石の中にまるで植物が入り込んでしまったような見た目の物もあるのですがそれらの魅力も語ろうとすると前回の刀以上に長くなるような気がします。

ですので、ご興味があるお嬢様はお供させて頂いた際にお好きな宝石など伺いますので是非お話致しましょう。

片倉

日本刀

ご機嫌麗しゅうございますお嬢様、片倉でございます。
今年のお屋敷でのハロウィンはお楽しみ頂けていましたか?
私は今年のハロウィンに向け改めて使用人達が持っております 刀 のお勉強をして参りました。

まずざっくりとしたところから…刀の始まりは大陸から渡来した真っ直ぐな刀身が特徴の 上古刀 とされています。
古墳から見つかったものや奈良時代の正倉院御物の刀剣がありました。
そして平安時代から鎌倉時代に入り現代でも私たちの知る刀の形へ改良されていった…とされています。

造りの流れとしては
平造り・切刃造り(古墳~奈良時代)→鎬造り(平安〜鎌倉時代以降)となっております
特に武士が栄えた時代ともされる鎌倉時代〜南北朝時代〜室町時代から戦における戦略の変化で好まれた形が変わったようです。

その他に日本刀作りは大和国、備前国、山城国、相模国、美濃国を中心に名工を多く輩出した事で明治時代から 五ヶ伝 と呼ばれるようになりました。
ここに各地域の名工達が自ら学んだ方法を掛け合せた結果、新たな技術を開発したものも現れ現代でも受け継がれています。
…しかし残念なことに製法が失われ現代の技術を持ってしても再現出来ない、または修理できない物もあるので全ての刀が現代に復活することはないそうです…

本来なら各時代の刀の総称、刀の波紋や刀身の造りの違いなどもしっかり説明したいところですが、とてつもなく長くなるので今回は基礎の一部を…もしご興味がございましたらお供させて頂いた際に進化の過程をお話致しましょう…

知れば知る程奥が深い日本刀…美術品の1つとしてお勉強してみるのはいかがでしょうか?

片倉

毎年の楽しみ

お嬢様、ご機嫌麗しゅうございます。
片倉でございます。

豪雨でなかなかお外に出られない日もございますがご無事ですか?何かご入用の際はいつでも我々にお申し付けくださいね。

さて庶民達もフルーツを使ったデザートや旬のものを楽しんでいるようですが、
今回は私がここ2~3年で仕込んではこっそり楽しんでいる果実酒の作り方をご紹介いたします。

今回は梨を使った際のレシピです。

・和梨 500g (約2個)
・レモンスライス 1~2枚
・氷砂糖 100~200g
※甘さはお好みで調整出来ます
私は200gで仕込んでございました。
・ホワイトリカー 1リットル
※果実酒用のブランデーでも可です。

必要な道具
・煮沸消毒の後に水気をしっかり取った瓶

しっかり洗い種と皮を取り除いた梨を氷砂糖と一緒に瓶へ入れるのですが…より確実に美味しくするには時間経過と共に味見をしながら氷砂糖を加えると間違いございませんでした。

また、1ヶ月程で飲めるようにはなりますが果実を取り除くのは水色が飴色になった頃が最もオススメです。

この時取り出した果肉はそのまま食してもアルコールがキツくてあまり美味しくないのです…

なので細かく刻み、お砂糖を加えて火にかけて簡易的なジャムのようにしてアイスと合わせると大人のデザートに早変わりします。
手間こそ掛かりますが作る度に、そして味見や変化していく姿を観察していくうちに段々と愛着が湧いてきます。
いつの日かお嬢様のお好きな果実で一緒にお作りしましょう。

…因みに完成した果実酒は炭酸で割ると非常にスッキリして美味しゅうございますのでお試しくださいませ。

片倉

日誌

お嬢様ご機嫌麗しゅうございます。
片倉でございます。

サウナのような猛暑続く日々ですがご無事でいらっしゃいますか?私は耐えられず溶けかけておりました。

さて街中はオリンピックで盛り上がりを見せているようでございます。

私も偶然フェンシングの映像を拝見したのですが、勝負事で手に汗握る中ふと装備について気になりましたので今回は西洋剣レイピアについて触れて参ります。

レイピアとは16~17世紀頃のヨーロッパにて護身または決闘の際に用いられた 刺突 つまり相手に突き刺して使う片手剣です。その細さから日本では細剣(さいけん)と呼ばれています。
装備する際は右手にレイピア、もう左手に攻撃を受け流す為のダガーを持つのが一般的とされています。

フェンシングの剣と異なる点はレイピアの場合棒状ではなく両刃の剣と言ったところでしょう、突くだけでなく斬ることもできます。
刺突武器の切れ味など…と思われるかもしれませんがしっかりと骨まで斬り裂くことが出来るようです。

…と歴史や用途、サーベルとの違いなどまで説明しようとすると凄まじいことになりそうなので一旦ここまでにしましょう…

装飾などもオシャレとしてではなく武器破壊の意図もあるのですがその説明はまた今度レプリカや似た剣を一緒にお持ちして説明致しましょう
ではまたお屋敷にてお待ちしております。
片倉