黄色いアイツ

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

使用人といたしましては、
皆様に姫様・殿下とご挨拶しておりますと、
いよいよ一年が経ったのだなと感じます。
当然アニバーサリー期間もございますし、
それもまた節目に感じるのですが、
その足音に気付かされる
ということはよくございますね。

最近のことで申しますと、
寒さが厳しい日々が続きましたので、
春は二度と訪れないのではないか、
などと思っておりました。
そんな私の考えとは裏腹に、
突然暖かさがやって参りまして、
名を呼ぶのもやぶさかなアイツも
再び現れ始めております。
遠き春を瞼の裏に感じても、
お前だけは懐かしく思いたくない。

と憎々しさを語るような場でもないと
存じますので、この辺りで。
皆様のお戻りを心よりお待ちしております。

才木

紅茶係

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

近頃私は、
紅茶係を拝命する機会があります。
皆様のお顔を拝見出来ない
寂しさはありながらも、
美味しい紅茶を入れるという務めを
粛々とこなしております。

機会が多くなりますと
自然と茶葉との対話も増え、
関係も深くなるような気がいたします。

「どうしたらお前は、美味しい紅茶になってくれるのかい」
「好きにしろ」

まあ嗜好品ですから、人それぞれと申しますか。
最低限の推奨されるやり方を除けば、後はこだわりの領域ですよね。
(細かくは、以前ギフトのブログにも認めました)

話は少しずれますが数年前までは、
紅茶係専任の使用人が少なく、
フットマンたちもある程度の頻度で紅茶係を担当しておりました。

分かりやすく申しますと、
百合野がいれていることもあれば、
佐々木がいれていることも。

なので当時はティーアドバイザーの資格取得と同時に、
紅茶をいれる修行が始まりました。
これも今は昔の慣習ですね。

そこでよく教官に、
紅茶の味には性格が出るんだ、
などと言われました。
簡単に言うと、
穏やかな人は優しめな味になって、
しっかり者は濃い味になる。
ということのようです。

そこから、
より個性やこだわりに基づいた変化をしていくのだとか。
面白いもので大体その通りだったのが、当時の印象にあります。

今で言いますと、
滝ノ川や水道橋は濃いめですね。
これは慣れもあってのことなのですが、
手際よく大胆に紅茶をいれますので、
自然とそうなります。

白川などは逆に優しめ。
生来の陽気で、人を重んじる性格が出ている気がいたしますね。
彼に関しては、今後の変化も楽しみです。

後はフットマンたちですが、
伊織は、それぞれの紅茶の正解を出すと言われ、
金澤は職人的なこだわりを持ち、
(紅茶毎にいれ方を変えているなんて話も)
あー隈川の紅茶も美味しいですねぇ。
どちらかといえば、金澤タイプなイメージです。
そもそも伊織は効率主義で、
金澤は職人的であるというのが面白いところで。

……この辺りでやめますね、キリが無いので。
興味があれば、またティーサロンにてお聞きください。

ちなみに私が今、
紅茶をいれて欲しいのは、雛森です。
彼には伊織も隈川も感じるので、上手そうだと思うんですよねぇ。
お嬢様を差し置いて、私が味見いたしましょう。
お任せくださいませ。

あ、私は、
当初は優しめな味だと言われましたよ。
今はどうでしょう。
ご機会あれば、お確かめくださいませ。

「エクストラティー」

佐々木じゃないですか。
あ、忘れるところでした。
先月のエクストラティーは、
ありがとうございました。
甘いミルクティーって、
何であんなに美味しいんでしょうね。

また何か考えましたらご披露いたしますので、お待ちくださいませ。

言い残しはもうないですね!
では、失礼いたします。

才木

新年のはちみつ

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

皆様、カウントダウンの配信は
お楽しみ頂けたでしょうか。
ご感想などあれば、是非お聞かせくださいませ。

さて、改めてではございますが、
あけましておめでとうございます。
今年はどんな一年になさりたいですか。
私としては、
皆様により多くのものを届けられる、
そんな一年になればと存じます。

皆様がより笑顔になって頂き、
より楽しんで、より安らぎを得ることが出来ますように。
使用人としてお力添え出来ればと存じます。

配信や様々なイベントなども
精力的に出来ればよろしゅうございますね。
色々なことを考えてまいりますので、
よろしければお付き合いくださいませ。

皆様の一年が
より幸せに満ちたものになることを
心よりお祈り申し上げます。

今年もティーサロンにて、
お戻りをお待ちしております。

……

一月二十五日に佐々木と
エクストラティーを担当致します。
久々にやらせて頂きますので、
折角ならばと【PSG】をベースに、
キャンブリックティーをお届け致します。

Miel de Saint-German
「サンジェルマンのはちみつ」
と名付けました。

Miel de Sasaki
にしようとしたら佐々木に却下されました。

相変わらずの雰囲気で、
皆様に紅茶をお届け出来ればと思います。
是非お楽しみくださいませ。

才木

静かな夜

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。

メリークリスマスメリークリスマスと
世間はクリスマスムードになっているでしょうか。
いまいち世相の分からない才木でございます。

お屋敷ではwinter fairが始まりましたり、
クリスマスツリーを飾りだしましたので、
何となく時節の空気感を感じております。
ハロウィンの盛り上がりもある昨今、
何だか影の薄くなってしまった気のするクリスマス。

定番の赤緑のクリスマスカラーもよろしいですが、
今年の青白を基調に致しました
クラシカルな雰囲気も素敵ですね。
寒色は寂しげな印象もありますが、
空気を引き締めるような静謐さを
感じさせてくれるカラーリングでもあります。
騒がしいパーティーも楽しいですが、
静かにのんびり過ごされるのも、
この季節の楽しみ方の一つなのかも知れません。

どちらかと言えばそちらの方が、
日本的で肌感には合うような気が致します。
すっかり足は遠のいてしまいましたが、
昔時々訪れていたbarに赴き、
美味しいお酒をゆっくり楽しむなども致したいところです。

当家別館Blue Moonも
門扉を閉じて久しいところですが、
近頃は「tiny Blue Moon」として、
ティーサロンにてカクテルを
ご用意するタイミングもございますね。

時任に続き、大河内と
当家の誇るスペシャリスト達が
腕を振るっているところを見ると、
まだまだ若輩者の私も色々と夢想致します。

やはりウィスキーをベースに……など。
バーボンにするのかスコッチにするのか。
ショートカクテルなら、
やはりマンハッタンは入れたいところ。
スコッチで揃えるならロブロイでも良いでしょうか。
スコッチコリンズやハイランドクーラーといったロングカクテルと、
後はゴッドファーザーでも加えられれば、
素敵ですねぇ……。

どれも私がお作りするには、
まだまだ修行が必要そうな品々ですので、
未来のお話にはなってしまいそうですが、
いつかは実現したいところですね。

今年も終わりです。
終わることや
過ぎてしまったことに目を向けるよりも、
先々に何が出来るのか。何をしたいか。
そんなことを語ることのが
素敵なことに繋がるのかと思います。

今年も大変お世話になりました。
来年も沢山楽しんで頂けるよう、
精一杯準備してまいります。

まずは、行ってらっしゃいませ。
そして、お早いお戻りを。

才木

冬の支度を

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

大分冷え込んで参りましたから、
冬物のお召し物もお出ししないといけませんね!
それとも今季のトレンドに合わせて、
新しいものをご用意した方がよろしゅうございますか?
ご用命とあれば使用人総出で考えます。
とは言っても荷物持ちぐらいにしか
ならないかも知れませんが……。

セレクトは大河内辺りの意見を主に、
参考になさるのがよろしいかもですね。

寒い寒いと独りごちるのもよいですが、
折角なので楽しみを見出してみるのも一興です。
暖かいお飲み物も美味しくなる季節。
紅茶やお酒、是非様々お楽しみくださいませ。

紅茶ですと、私はこの時期もっぱらミルクティー派です。
鍋で煮込んで、
ロイヤルミルクティーになさるのもよろしゅうございます。
沢山の砂糖とミルクで、甘々なものがいいですね。
先日伊織が蜂蜜を使ったミルクティーというのも、
よろしゅうございました。

それにピッタリなのは……
なんと美味しそうなザッハトルテが!
私の! 私の! 生菓子です!
ギフトショップにてご用命くださいませ。

ビターチョコレートに
アプリコットジャムを合わせまして 、
チョコレートでコーティングをした
シンプルなケーキにございます。

お酒ですとこの時期は、
日本酒の熱燗が美味しくなる季節ですね。
何か合うお酒を、
当家きき酒師香川に選んでもらいましょう。

いよいよ年の瀬ではありますが、
油断せず精一杯楽しんで参りましょう。

才木

TRIANGLE

奥様、旦那様。
お嬢様、お坊ちゃま。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

皆様ハロウィンはお楽しみいただけておりますか?
今年のテーマは「お屋敷」です。
和洋中の三カ国の使用人達が集まり、
三つ巴(Triangle)のパーティーが行われます。

例年通り写真をお配りし、
フォトブックも作成いたしましたが、
今年はそれに加えて配信イベントもございます。
ですので、特にフォトブックは、
配信の副読本的にも
楽しんでいただけるように仕上げております。

合わせてお楽しみいただけますと、幸いです。

……

さてハロウィンといえば、
やはりホラーでございますね。

ゾンビならまずは
ジョージ・A・ロメロ監督の
「オブ・ザ・デット」シリーズなど。
入門編としては「ランド・オブ・ザ・デット」が
私としてはオススメです。
ディストピア的な世界観は、
どこか現代の作品群を連想させる所がございます。
シニカルで深みはありながら、
さくっと楽しいエンタメ的作品です。

もう少しコミカルなものがよろしければ、
「ロンドンゾンビ紀行」ですとか、
「インド・オブ・ザ・デット」などが
オススメでございます。

Theホラーと考えますと
湖畔の殺人鬼・ジェイソンの
「13日の金曜日」シリーズ。
悪夢に潜むフレディの
「エルム街の悪夢」シリーズも
よろしゅうございますね。

小説で申しますと、
スティーブン・キング作品は外せないかと。
私は「セル」という作品が好きです。

ご興味のまま、感じるままに。
どうぞお楽しみください。

本当の恐怖は、きっと貴方の後ろに。

才木

ギフトショップ

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

9月3日より今年もギフトショップにて、
ペンギンクッキーをご用意出来ることになりました。
変わらずトマトとチーズを使用した
お酒にも合わせられるクッキーでございます。
沢山並べても可愛いと存じますし、
まさに一石二鳥。自信を持ってお勧め出来るお品です。

またそんなペンギンクッキーと共に(?)、
私もギフトショップのヴァンドゥールとして
皆様にお仕えすることになりました。
ティーサロンでのお務めがなくなる訳ではありませんが、
頂きました新しい役目に対しても
誠心誠意あたって参ります。

ギフトショップでも、ティーサロンでも。
皆様にお会い出来ること楽しみにしております。

才木