年の最後に

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

先日ファーストフットマンを拝命いたしまして、
何だかフワフワしておりましたら
あっという間に年の瀬でございました。

皆様にとって、今年はどんな一年でしたでしょうか。
楽しかったこと、面白かったこと、感動したこと。
心を震わせるような素敵な出会いはございましたか?

それが何であろうと、
皆様にとって幸福であれば、
等しくそれは素晴らしいものであると存じます。

今皆様が感じることを大切になさってください。
過去に思いを馳せることも、
これから先に期待することも、
今があってこそ輝くものと存じます。

私も今給仕が出来ること、
今お話させていただけること、
皆と共にお仕え出来ていること。
その事への感謝を忘れずに、
来年も努めてまいります。

今年もありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。

才木

遠く遠い

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

この度大旦那様より、
ファーストフットマンの任を仰せつかることになりました。

このお屋敷に参りましたのが、六年と八ヶ月前。
別段区切りも良くはないのですが、
こういったことがございますと
改めて今までの事を思い返したくなるものです。

ティーサロンでの
給仕を許されたのは、四月八日。
……惜しいところでございますが、
キリが良いというわけではありません。

はてさて。
洒落た言い回しを考えては見ましたが、
あまり都合もつかずといったところでした。
運命が味方をしてくれるのならば、
などと考えたのは甘えでございましたね。

少しは見れる背中になっていたか。
まず頭に浮かんだのはそれでした。

自信ありと嘯いて
一歩を踏み出したあの日から、
いつも空っぽの自分を奮い立たせてまいりました。
ですからそんな背中が
少しはそれらしく見えるようになったのであれば、
ひとえに皆様の笑顔があったからだと存じます。

卑下するわけでもなく、謙遜でもなく、
当然私が優れているわけでもなく。
支えがあって誇りを持てましたし、
支えてくれた皆様のおかげで今がございます。

この度のこと、
素直に嬉しく存じます。

感謝を忘れずこの先も、
頂いた役目に恥じぬ働きをいたします。
素晴らしい一日をお過ごしいただけるよう、
誠心誠意努めてまいります。

さてそろそろ自室に戻りまして、
祝杯でも挙げることにいたします。
折角ですのでチャムハムくんにも、
付き合ってもらうことにいたしましょう。

本日ばかりは、
夜が遅くなることをお許しくださいませ。

才木

お楽しみ

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

来月11日に火野とエクストラティーを行うことになりました。
サン・グリオージュ。
表題にあります通り、
火野のブレンドに込められた、
グリオットのルージュと
12月の聖なる宴をかけたものにございます。

つきましてはその味わいと水色を活かし、
シンプルなレモンティーをご用意することにいたしました。

大任ではありますが、
その紅茶は火野にいれてもらうのが、
皆様へのプレゼントとして相応しいのではないか。
そう考えまして託すことにいたしました。

私も出来る限りの手助けをしながら、
より素晴らしい形で紅茶を楽しんでいただけますよう、
努力するつもりです。
どうかご期待くださいませ。

――――

また今月はギフトショップが10周年を迎えました。
私もヴァンドゥールとしてお仕えする中で、
そのお祝いをより楽しんでいただけるように
考えてまいりました。

その一つとしてご用意しますのが、
「的場の山小屋 特別編」。
伊織に考えてもらいました紅茶と共に、
我々の朗読をCDにてお届けいたします。

朗読は拙さもございますが、
お祝いの気持ちと日頃の感謝を込めまして、
精一杯お作りいたしました。
是非楽しんでいただければ、幸いです。

――――

お知らせを2つ認めました。
どちらも楽しんでいただければ、嬉しゅうございます。

また季節の変わり目でございますので、
お身体には十分ご自愛くださいませ。

その上で季節を楽しんでいただければと存じます。
それはお召し物であったり、
季節の味であったり香りであったり、
様々なものがあると存じます。

寒いと縮こまらずに、
えいと気合を入れて楽しみを見つけてくださいませ。
それがより人生を豊かにしてくれることでしょう。

そしてそんなお話をお聞かせいただけるのを、
ティーサロンでもギフトショップでも
心よりお待ちしております。

才木

ハロウィン

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

ハッピーハロウィン!

ということで
この度ギフトショップにて開催しております、
Halloween fairのコンセプトを
担当させていただきました。
お楽しみいただけましたでしょうか。

前回のschoolとは違い、
今回はシックでゴシックなものを。
使用人たちの姿や写真も含めまして、
私の趣味嗜好もより反映したものをお作りいたしました。

大河内にはカメラマンとして、同好の士として、様々手伝ってもらいました。
その点も皆様にお楽しみいただける要素なのではと存じます。

フォトブックには、
皆のキャラクターについてや
ちょっとしたミニストーリーも
認めさせていただきました。
是非フェアをより楽しんでいただく為の、
種としていただけていれば幸いでございます。

ちなみに私のお気に入りは
「老執事・乾」と「名家の三男・花染」です。

皆様のお心に残った使用人や内容はございましたでしょうか。
何かありましたら是非お聞かせくださいませ。

……

本年はハロウィンのティーサロンでの催しが、
久しぶりに行われる運びとなりました。

コロナ以前ぶりでして、
私が携わらせていただくように
なってからは初めてのことでございます。
ですので、楽しみだという気持ちが強くございます。

変わってしまったことも多くございますし、
それ自体は素晴らしいこと。
常に新しいことを考えながら、
慢心せず進んでいかなければなりません。
しかし同時に、長く続くものを残していくことも大事だと、
私は考えております。

とはいえ全ては皆様の為。
より楽しんでいただき、
よりよい時間をお過ごしいただけますよう努めてまいります。

十一月一日には、
ティーサロンにて紅茶サロンが行われます。
この日は日本における「紅茶の日」とされ、
皆様に紅茶を楽しんでいただく為の
ティーサロンとしては特別な一日です。

美味しい紅茶を
ごゆっくりお楽しみくださいませ。

……

私としては、
来る年の様々なことを
考え始めております。
その為に黙々と読書をしたり、
映画を見たりですとか、
インプットに精を出す日々です。

ちょうど良い秋の気候でございます。
皆様のおすすめもありましたら、
是非お聞きしたいところです。

ティーサロンやギフトショップにて、
伺えればと嬉しく存じます。
皆様のお戻りを心よりお待ちしております。

才木

秋に向けて

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

「暦の上ではもう残暑」
という文言を聞きまして、
それから気に入ってたびたび申しております。

残暑どころか先が見えない気がいたしますし、
海の向こうに広がる水平線と例えれば爽やかに感じますが、
この暑さを思うとそんな気持ちも雲散してしまいます。

この日誌をお読みいただく頃には、
過ごしやすい程度になっていると嬉しいのですが……。
現実そうもいかないのでしょうか。

さて先月の終わりに、
佐々木と共にカクテルをご用意いたしました。
当家伝統のチョコミントカクテルお楽しみいただけたでしょうか。

早速来年は新しい形も模索していきたいなどと話しておりますが、
お決まりの形というのも残してはいきたいところです。
またご用意が叶いましたら、お楽しみいただければ幸いでございます。

――

日頃書庫管理を仰せつかっておりまして、
歴史的な名著を目にする機会も多くございます。
(不勉強故、しっかりと目を通したことがないものも多いのですが)

執事歌劇団十五回公演において、
劇中劇のシーンがございました。
拝見しながらぼんやりと
「かもめ」っぽいな。などと思いました。

「かもめ」はアントン・チェーホフというロシアの劇作家の作品です。
チェーホフの代表的な作品であり、
チェーホフの最も私的な作品などと評されることもあります。

様々な作品のモチーフになりましたり、
現在も度々上演されておりますね。

当家の春の定番「チェーホフ」も、
彼の「桜の園」という作品からとって名付けたものです。

これらの作品は「戯曲」というジャンルで括られ、出版されております。
小説などと違い馴染みのないものですので、
読みづらさはあると存じますかが、
ご興味があれば試されるのも良いかと。

私としてはシェイクスピア「ヴェニスの商人」や
ブレヒト「三文オペラ」あたりが
滑稽で面白く読めました。

秋に向けて新しい作品を、
というのも素晴らしくは存じますが、
腰を据えて過去の名著をお読みになるのも
また一興かと存じます。

ちなみにお好みがあるところですが、
古典作品を読むと言えば、
岩波文庫や新潮文庫が定番ですね。

新潮文庫ですと、毎年のプレミアムカバーセレクションを
手にとってみるのも面白いと存じます。

最近ですと光文社の新訳シリーズも読みやすいところ。

話はズレますが近現代の戯曲を少しお試しになるなら、
ハヤカワ演劇文庫もオススメです。

海外古典ですと訳文自体に若干の取っ付きにくさもございますので、
お好みのものが見つかると幸いです。

私自身もまだまだ触れたことのない作品が多くございます。
何か皆様のオススメがありましたら、
お教えくださいませ。

才木

残り香

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます、才木でございます。

藤堂執事が勇退されました。
皆が各々の思いを書き連ねてはおりますので、
私もと思い立ったのですが、
結局は佐々木の申します通り、
長くなりすぎてしまいますので、
なんて枕詞を使いたくなってしまいます。

語るべき言葉を持たない、
あるいは語るまでもない、
語る必要がない。
というのもまた思い出の本質なのではと思います。

日常の中で空白を感じた時に、
寂しさを感じる部分もこれからあるのかと存じます。
ただ残してくださったものは多く、
まだ私は気づけてはおりません。

ですので今のところは。
お疲れ様でした、これからもよろしくお願いいたします。
とでも申しておきます。

暦の上では残暑のようですが、
暑さはまだ落ち着かないところです。
皆様、ご体調には十分お気をつけて。
ティーサロンでも、
ギフトショップでも。
お戻りを心よりお待ちしております。

才木

瞬く間に

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

先月は藤堂執事のお誕生日祝賀会がございました。
ご列席いただいた皆様、本当にありがとうございました。

この度はお祝いという華やかなお席であると同時に、
藤堂執事のご勇退に向けた節目ともなる会でございました。
使用人一同心を込めて準備してまいりましたが、
始まってしまえばあっという間。

個人的なことを申しますと、
始まってしまったという気持ちもございました。
去来する思い出が云々。
兎にも角にも皆様に
お楽しみいただけていれば、
そして藤堂執事にとって素晴らしいものになっていれば、
嬉しゅうございます。

さて夏は本番です!
毎年この時期は様々なことを
やらせていただいておりますが、
今年も沢山なのです!

ますば八幡とのカクテル。
7/21にご用意いたします。
ストロベリーマルガリータということで、
度数は高めなものになるかと存じます。
お召し上がりいただきたい気持ちはございますが、
ご無理のないように。

また8/22には、佐々木と。
こちらは恒例のチョコミントカクテルです。
当家秘伝のレシピですので、
お味は間違いございません。
是非お試しくださいませ。

そして7月と8月の2ヶ月に渡って、
マジクレープにて
フットマンクレープをご用意しております。
「tropical」と銘打ちまして、
夏らしいフルーツたっぷりの
さっぱりしたクレープでございます。

パティシエの計らいで、
ムースやフルーツを少し凍らせてご用意しております。
夏の暑い日にはピッタリでございます!

どの味もこだわりを持ってご用意いたします。
お楽しみいただければ幸いです。

今後もご案内出来ること、
楽しんでいただけることをたくさんご用意いたしますので、
是非ご期待くださいませ!

お戻りを心よりお待ちしております。

才木