チャレンジ

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

毎年の恒例行事を今年も終えました。
皆様今年もありがとうございました。
来年もご期待くださいませ。

さて暦的には秋でございまして、
いよいよ今年も終わりに近づいてまいりました。
毎度気の早いところではあるのですが、
様々な準備をしておりますと、
否応なくそう感じてしまうところです。

ティーサロンやギフトショップでも(きっと)様々ございますが、
この度執事歌劇団のハロウィンパーティーに、
桐島と山岡と共に参加させていただくことになりました。

思えば参加の叶わなかった朗読会などもございまして、
私としてはようやく参加が叶った形です。
まずはお楽しみになさってくださいませ。
皆の邪魔にならないよう、
少しでもステージの彩りになれるよう、
精一杯やらせていただきます。

そしてお嬢様。
あまり日頃こんなことは申し上げませんが、
是非見守っていただければ幸いです。
また間違いなくステージには、
生の魅力というものがございます。
目で見て、肌で感じ、楽しんでいただければ。
会場にてお顔を拝見できれば、大変嬉しゅうございます。

はてさて。
様々申し上げましたが、
今年もまだまだ様々なことがございます!
沢山楽しんでくださいませ!
勿論ティーサロンへのお戻りも、
変わらずお待ちしております。

才木

アオキサイキョウノカクテル

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

いよいよ夏本番でございまして、
世間的にも夏休みに入る頃ですね。
関係がなくなって久しいですが、
この季節特有の空気感ですとか、
幼少期に感じたワクワク感も相まって、
心躍るところでございます。

暑ささえもう少し適切であれば、
手放しで喜べるのですが……。
とはいえ嫌な部分ばかり見ていても、
何も楽しくございません。
遠く鳴る祭囃子の音に耳をすまして、
季節の到来を祝うことにいたしましょう。

さて夏といえば。
今年も佐々木とチョコミントカクテルを
ご用意することになりました。
当家伝統のレシピを細かにアレンジし続けております、このカクテル。
気づけば五年目を迎えました。

皆様のおかげで、
ここまで続けることが出来たことは勿論ですが、
同期の佐々木とここまで続けてこれたことは、
とても嬉しいことにございます。

この度は折り返しや原点回帰の意味も込めまして、
初年度のタイトルと共に(Re:)にその気持ちを込めました。
気は早いところですが、
また末永くお付き合いいただければと存じます。

夏を楽しみましょう!

才木

日誌

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

近頃使用人の談話室にて、
司馬と大河内と共に映画談義に興ずることがしばしばございます。
ご存知の通り、二人は非常に造形の深い者たちであります。
その知識は広く深いものでして、
私ごとき広く浅く楽しむタイプでは
遠く及ばないものがあるのですが、
彼らがどう感じたかを聞くことは、
一つの楽しみでございますし、
更に色々なものに触れる際の原動力になっております。

日々新しいものに触れ続けることは、
人生に潤いを持たせることに必要不可欠ですし、
停滞が一番の毒であると私は信じております。

とはいえ自分自身の好みでばかり動いておりますと、
視野が狭くなることを痛感させられます。
時代の流れにもある程度敏感でいたいと思いますし、
(傾倒するかはまた別の話です)
ジャンル問わず様々な経験を積んでいきたく存じます。
ひいてはそれが使用人として、
皆様にお仕えする上での益になるだろうとも考えております。

何かオススメなどありましたら、
教えていただければ幸いです。

ティーサロンにてお戻りを心よりお待ちしております。

才木

初瀬川は大和へと流れ下る

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます、才木でございます。

四月、春は変化の多い季節でございますね。
皆様におかれましても、様々なことがおありになるかと存じます。
楽しいこともあれば、ご苦労されることも。

私としても、
4月8日をもって
給仕を許されてから7年が経ちました。
思えば出会いもあり別れもあり、
自分自身としても春とそれは
密接に結びついております。

去るもの追わず、来るものを拒まず。
自分の外側へのこだわりを捨てることを
ある意味での美徳としてまいりましたが、
思いがけない仲間の再来はやはり嬉しいものです。

ですので今回は、
そんな春から初夏にかけての
暖かな空気をエクストラティーで
感じていただければと存じます。

初瀬川は、奈良県北部を流れる川。
その流れはやがて大和川へと繋がります。
川辺に泳ぐのは大小様々、色とりどりの鯉のぼりです。

我々の大好きなツイルフォードを、
ミルクティーに仕上げまして、
フラペチーノのようにクリームを
おのせしてご用意いたします。
パティシエにも協力を仰ぎまして、
クリームも数種類ご用意いたします。
その点もご期待いただければと存じます。

5月28日は、
小瀧がティーサロンにて初めて給仕した日でもございます。
(2周年でございます!)
様々な点を合わせてお楽しみいただければ幸いです。

是非お楽しみくださいませ。

――

ギフトショップにて、
今月頭から私の使用人大好きシリーズとしての一品、
ミルクジャムをご用意してございます。

シンプルなお品故に、
トーストに合わせても当家のスコーンに合わせてもと、
幅広くお楽しみいただける物に仕上げております。

個人的には、アイスクリームと合わせていただくののもオススメです。
どちらかと申しますと庶民的な、
濃厚なものとの組み合わせがよろしゅうございます。
チョコや抹茶とお好みに応じてお楽しみくださいませ。

ギフトショップでもティーサロンでも、
皆様のお戻りを心よりお待ちしております。

才木

春に香りあり、そして出会いあり

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

近頃は寒暖差も大きく、
花粉という驚異も
少しづつではありますが、近づいておりますね。

私共からいたしますと、
皆様が元気でお過ごしになれているか。
ただその一点が気になるところでございます。

皆様が笑顔でお過ごしであれば、
それは何にも代えがたいものにございます。
使用人の本分は何よりそこでございますし、
それ以外のことはどうでもいい。
そう断じてしまっても相違ないことと存じます。
お元気なお顔をお見せくださいませ。
即ちそれが我々の喜びでございます。

堅苦しい申し上げ方をしてしまいましたが、
ゆっくり楽しく元気よくお過ごしくださいませ!

……

閑話休題ということで。
春、新生活、新しい出会い、始まりの季節。
何かに挑戦するには素晴らしい時期と存じます。

書庫管理を仰せつかるものとしては、
新しい体験をお届けするのも役目の一つと捉えまして、
今回は「最も尖った文学賞」と呼ばれる「メフィスト賞」を
ご案内いたします。

それは何?
という方も多いと存じますので、
概要からご説明いたします。

“メフィスト賞(メフィストしょう)は、株式会社講談社が発行する文芸雑誌『メフィスト』から生まれた公募文学新人賞である。“

ご存知の方にはお馴染みの講談社ノベルスに紐付けされる賞ですね。
ブックカバーのサイズが合わないことでも有名です(才木調べ)。

元々この賞は、
今では著名な作家の森博嗣先生のデビューにハクをつけるために
創設されたものでございます。
(なお、0回受賞者には、京極夏彦氏がございまして、
第2の京極夏彦先生を作る賞であったなどとも言われているそうです)

力量と熱意さえあれば全て不問というこの賞は、
そのコンセプトに相応しく
特徴のある作家を世に送り出してきました。
私の好きな作家で申しますと、
小路幸也先生や辻村深月先生がいらっしゃいます。

私のイメージにある尖った方ですと、
西尾維新先生や舞城王太郎先生も
この賞によってデビューしております。

受賞した作品は、一風変わった作品も多いのですが、
だからこそハマれば面白いと言える。
そんな作家や作品を見つけられる、
素敵な賞であると私は思っております。

暖かさにまどろみを覚える
朗らかな陽気が続くこの季節に、
是非お試しいただきたいものが詰まっております。

どんなものをお読みになろうか。
そんな悩みをお持ちになりましたら、
気にかけていただいければ、幸いです。

……

私自身も微睡んで、
つい長く語ってしまいました。
皆様の日常に少しでも楽しめることがありますよう、
マンネリを崩すカンフル剤となるような
刺激があることを祈っております。

環境が変わり新生活をお過ごしになられたり、
そうでなくとも改めて見つめ直すことの
多くなる時期と存じます。

私自身も改めて。
より実りのある生活を心がけたい所存です。
引いてはその全てを皆様に還元出来れば、
これほど喜ばしいことはございません。

ティーサロンにて、
寛いでお過ごしにいただけるよう。
ギフトショップにて、
様々楽しんでいただけるよう励んでまいります。

お帰りを心よりお待ちしております。

P.S.
来月ついぞ私の使用人大好きシリーズのお品、
「ミルクジャム」をご用意することとなりました。

クッキーに合わせてよし、
その他の焼き菓子と合わせても勿論よろしゅうごさいます。
こんがり焼いたトーストにもよろしゅうございますし、
私としてはアイスクリームと合わせていただくのも
オススメでございます。

是非お手に取っていただきたい一品です。

才木

日誌

奥様、旦那様。
お坊ちゃま、お嬢様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

近頃私は、
映画館に足を運んでみるということをしております。
元々映画それ自体もそうですし、
その空間を含め好きではあったのですが、
長いコロナ禍の中でその習慣が失われてしまいました。

また動画配信サービス等の発展で、
借りて拝見するよりも
より気軽に色々な作品に触れることが出来るようになった
ということも要因の一つです。

そうして映画館で実際に拝見することが増えますと、
やはり映画は映画館で見るものだと実感いたしました。

勿論これは私の主観ですから
全てではございませんが、
様々な理由がある中で
私が大事に感じるところがございます。

それは「不自由を強いられる」
ということです。

当たり前ですが、
映画館という空間は映画を拝見する場所でございます。
逆に申し上げればそれ以外には
不便なのです。

現代社会において、
私達の身の回りには、
常に色々な娯楽がございます。
私からするとそういった全てが、
映画という体験をする上での
邪魔になりうると思えるのです。

良質な作品をより良いものとして感じられる。
特化したからこその素晴らしさ。
そんなものが
詰まっているのが映画館ではないかと存じます。

また話はずれますが、
演劇作品などと違うよさとして
私が思うのは「視点が選べない」ことです。
私はこの「誰かのファインダー越しの世界」を見ることが、
とても好きです。
(創作物を拝見することの良さ
全てに通ずるものではあります)

何だか語ってしまいましたが、
よろしければ皆様のオススメなどもお教えくださいませ。

自分が行動すると
より豊かな新しいものが生まれるものだなと、
改めて感じる今日この頃でした。

才木

あけました

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

おめでとうございます。
と申し上げるにはもう遅くなってしまいました。
七草も鏡開きも飛び越えてしまいましたので、
あけきったと申し上げても過言ではないかと存じます。

つい今はいいと考えてしまい、
先送りにしてしまうことも多いかと存じます。
大したことではありませんが、
本を冒頭だけ読み放置してしまいましたり、
それこそ部屋の整理でしたり、
気づけば溜まってしまうものでございますね。

今年はそのような事が
あまりない一年にしたいと私は考えております。
思い立った際に行うのが一番良いのは、自明の理。
気持ちの良い毎日にしたいところです。

兎にも角にも。
本年もよろしくお願いいたします。

才木