ペンギンいっぱい

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

突然ですが9月1日から、
ギフトショップにて、
私の愛するペンギンのクッキーを
ご用意させて頂きます。

7月にございました、
マンハッタンアイスにおのせした、
クッキーと同じ形のものを。
今回は、トマトチーズの味に変え、
お酒にも合うようにしております。

甘いものではないですが、
塩気のある、それでいて濃厚な味わい。
残暑残る時期でございますから、
ピッタリと存じます。

クッキーをお召しあがりになって
濃くなったお口のは、
当家の紅茶「チャールズ」や
同じ日からご用意致します、
杉村の紅茶「シルヴィアス」。

9月後半になりましたら、
佐々木のマスカットミントなどで、
さっぱりとして頂くのもよろしいのでは。

見た目も大変可愛らしゅうございますから、
沢山並べて愛でて頂ければ、
嬉しゅうございます。

まだ暑うございますから、
ペンギンは、
ケープペンギン(別名草原のペンギンなどと申します)かな、
などと思いを馳せております。
ペンギンのお話もいっぱい致しましょう。

ティーサロンにて、
お待ち申し上げております。

才木

同期三人

お嬢様、お坊ちゃま。奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

七月後半は、
マンハッタンアイスをご用意させて頂き、
皆様にも楽しんで頂けたこと、
大変嬉しゅうございました。
自身は、梅雨明けからの、
書庫の大清掃ですとか、
紅茶や様々な修行に明け暮れるのも重なり、
あまりティーサロンには、居れませんでしたので、
ご機会ございましたら、
いつでもご感想くださいませね。
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マンハッタン夢見るペンギン

お嬢様、お坊っちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。才木でございます。

この度、大旦那様からお許し頂き、
ティーサロンにて、
アイスをご用意することになりました。

約1年、諸先輩方の考案したアイスを
見て参りましたが、
そこに自分の名前が冠されるのは、
こそばゆい感覚もあり。
月並みですが、時間というのは、
あっという間に過ぎるものだと、感じております。

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五月雨は梅雨

お嬢様、お坊っちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。才木でございます。

いよいよ梅雨入り、
低気圧が攻め込んできますので、
私としては、雨よりもそちらの方が厄介です。

こんな気候が続きますと、
否応なしに気は沈むものですが、
ふと顔を上げてみれば、
紫陽花が咲いていたりして。

季節に耳をすませてみますと、
憂鬱さというものも和らいで参りますね。
自然というのは、大きく雄大なものです。
都会に過ごしておりますと
忘れがちではございますが、
たまには目を向けてみるのも一興ですよ。

五月雨が激しく過ぎ去った後には、
晴れやかな夏がやって参ります。
カンカン照りの行楽日和。
いっぱいいっぱい楽しんでくださいませね。

今からスケジュール立てが忙しいですね。
今年は、何を致しましょうか。

才木

チャムハムくんとあいすきゃんでー

お嬢様、お坊っちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。才木でございます。

近頃は急な暑さで、
早くも季節の移り変わりを感じさせられ、
私達の部屋では、チャムハムくんが、
(くんまでが名前らしいです)
舌を出し、息を荒くして寝そべっております。
その隣には、同じく佐々木が。
左隣には、浪川が。仲良く川の字です。
そう言えば、当月は、端午の節句もありましたね。

私?
私は、涼しい顔で、読書に勤しんでおります。
こういったものは、気の持ちようなのです。
強い精神力さえあれば、
多少の我慢など些事でございます……

「才木くん、私たちにも、アイスくださいよ」

嫌です。
アイスキャンディーは、文明の叡智ですね。

とはいえ、効能はそこまで長くありません。
30分もすれば、川の字の仲間入り、
何の字になるのかは良くもわかりませんが、
仕方の無いことです。

次の機会があれば、皆の分も含めて、
調達することに致しましょう。
チャムハムくんには、何がよろしいでしょうか?

お嬢様方のご意見も是非お聞かせくださいませ。

それでは、失礼致します。

才木

花より団子、団子より酒

お嬢様、お坊っちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。才木でございます。

近頃はお日柄もよく、暖かく過ごしやすいですね。
花粉さえなければ、快適な日々ですよね。
恨み辛みは尽きないところです。

さて、先日も申しましたが、
お給仕をさせて頂いて1年が経ってまいりました。
同期3人、仲良くこの日を迎えられましたことは、
感謝の気持ち尽きないところですし、その幸運を喜ばざる負えません。

この1年、ティーサロンにも様々な変化があったことと思います。
ただ、乗り越えて、受け止めて、邁進する、何がありましてもこれに尽きるところではないかと。
忘れることと慣れることも、個人の考えとしては、良いことではないと、存じております。
楽に生きる、これは素晴らしいことです。
とはいえ、苦があってこそ、な部分もしばしば。
全てを内包するのが、やはり人の常ですから。

結局のところ、私としては、全ても楽しんで、参りたいなと思うところなのです。
温かく支えて頂いた御恩に報いる為にも、
同期3人尽力し、しかし気負わず、
いつもニコニコと励んで参りますよ。

大それたことですが。
皆様の素晴らしい人生の、一助が出来れば、
これが何よりの幸福です。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。

……

「桜」「団子」「会う」

春は出会いと、別れの季節でございます。
どちらも突然に、いずれはやってくるものかも知れません。
桜いうのは、とみに綺麗なものですね。でもそれは終わりがあるものこそ、と思うことがあります。
散りゆくものは美しい。
でも、やはり、そんな美しいものを目の前にして、感じるのは、お腹が減ったということですね。
生を感じると、結局お腹が減るのです。そして、酒を飲みます。
少し酔って参りますと、より綺麗に見えて参りますね。
桜の樹の下には、死体が埋まっている。それは恐らく担保なんでしょうね。
両極があるから、いとをかし。
さらばさらばと散りぬるを。
来年はまた新しい桜に出会いますね、
それはきっともっと美しいのだろうと、期待を込めて。
春眠を貪りたい時節ですね。ゆるりと。

……

掌編でも綴ろうと思いましたら、
ただのミニコラム・ポエムになってしまいましたね。

何となく文章に浸るというのも楽しいものですよ。一活字中毒者としては、お勧め致すところです。

とりとめのなくなって参りましたので、
本日はこの辺りで失礼致します。
続きは書庫の片隅で、お話出来れば。
では。

才木

オールバックと1年

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でございます。

近頃、前髪が現れている私でごさいますが、
その経緯を皆様にもお伝え出来ればと思い、
筆をとった次第です。

とある日のことです。
お給仕に向けて、支度を整えていた私。

私「(これは……)」

まとまらない髪に言葉を失う私です。
そもそも執事としての名を頂くのと同時に、
大旦那様に決めて頂くものですから、おいそれと変えるわけに参りません。

前髪を恨みながら、ティーサロンに向かいました。
1日くらいでしたら、大目に見て頂けるのではと。

浪川や佐々木などは、大丈夫と言ってくれますが、
そう思っても、やはり気は休まりませんでしたが。

ティーサロンに着きますと、水瀬に出会いました。
ファーストフットマンであり、寮長でもあり、日頃は燕尾服の管理も仰せつかっている水瀬ですから、
私達の身だしなみには、厳しい。それがお務めですから当然ですが。
叱責の一言程度は覚悟しながら、声をかけました。

私「おはようございます」
水瀬「おはよう、才木くん……あれ?」
私「な、何でしょう」
水瀬「普段と少し違うね」
私「滅相もございません、そんなそんな、さて今日もお務め頑張るぞー」
水瀬「ああ、前髪か」

万事休すです。
四面楚歌、ああ哀れなり。

私「違うんです、これは勝手にその、」
水瀬「いいと思うよ」

水瀬は去っていきました。
あまり状況が飲み込めません。
もしかしたら、自身が思うよりも、微細な変化で、気づかれていないということなのかも知れません。
支離滅裂ですが、そんな考えに至りました。

佐々木に確認してみると、バッチリだよ、などと返ってきました。
ありがとうございます。
しかし、いま求めているのは、優しい一言ではないのです。

佐々木から聞いたのか、何やら慌てている私を見て、
浪川がやって参りました。

浪川「そんなに気になるなら、大旦那様に聞いてみたら?」
私「いや、でも、こんな些事で大旦那様を煩わせる訳には……」
浪川「きっと聞いてくれるよ、多分」

良い奴です。
切り替えの早い私は、御所望の本を届ける際に、大旦那様に伺う事に致しました。

私「少々よろしいでしょうか」
大旦那様「どうした」
私「かくかくしかじか、という訳で、この前髪なのです」
大旦那様「ほお」
私「お許し頂けるでしょうか……?」
大旦那様「……いいんじゃないか」
私「ありがとうございます」

流石大旦那様でございます。
寛大なお心でお許しを下さいました。
そもそも「そこまで気にせずとも」のような顔をされていたのが、気にはかかりますが。
何はともあれそのようなことで、ニュー才木が生まれた訳です。変化としては微細すぎて、8分の1ニュー才木くらいなあれですけども。

与太話はこのくらいで、脇に置き。
ティーサロンのアニバーサリー期間などもありますが、
私達同期3人も4月8日で、丁度1年が経つようです。
時の流れというのは、不思議なもので、
常にそこにあるのは確かですが
私達に何も感じせずに、過ぎ去って参ります。
だからといって、無味乾燥に過ごすのは、悲しいものです。
より誠実に、より楽しく。彩り豊かに参りたいものですね。

一先ず春ですから。
桜色で、華やかに。
花より団子。私は、花より酒と言ったところです。

今後とも、どうぞよろしくお願い致します。

才木