影山でございます。
まとまった暇を大旦那様から頂きました。
折角ですので旅に出てみましょう。
さて、どこに行きましょうか……。
SWALLOWTAIL
影山でございます。
3月からは新しい紅茶が仲間入り致します。
昔好きだったあの紅茶を思い出すいちごの香り
お砂糖やミルクをお好みで加え、一時の安らぎをお嬢様に。
わたくしが紅茶係を務める際は
当人が入れる紅茶にひけをとらない様に沢山練習致しましょう。
日々作り試飲を……。
影山でございます。
わたくしの使用人としての日々を語る上で欠かせない人物が2人おります。
まず1人目は百瀬でございます。
わたくしの最初の後輩に当たる人物でございまして、簡単に申し上げますと『癒しの百瀬』でございます。
わたくしが一番食事を共にした使用人でもあります。可愛い可愛い後輩でございます。わたくしは先輩らしい背中を見せられているのでしょうか…。
そしてもう1人は『速水』でございます。
速水はお給仕に対する姿勢や考え方がわたくしと非常に似ておりまして、
わたくしが向かう3秒先に速水がいることは日常茶飯事でございます。
速水は本当に優秀な使用人でございます。
速水がいるからこそブレずにわたくしも使用人としての在り方を求め続けることが出来たのだと思います。
感謝しております。
伝え出すと終わらなくなりそうですのでこれくらいにしておきましょう。
影山でございます。
2017年でございます。
わたくしがお屋敷の門を叩いてから2年の月日が流れました。
1年目は良いお給仕とは何かひたすら考えながら日々が過ぎて終わりました。
2年目は色々な刺激を頂きました。沢山の先輩方の助言を聞き、催し物をさせて頂くことが決まってからは、歌と踊りに対して正面から向き合い挑戦致しました。
しかし、その道を歩んできていないものが歌いながら踊るというものは、現実的にとても難しいそうでございます。
今回のカウントダウンの催し物はわたくし自身の戦いでもございました。
沢山の方々のご協力とお嬢様のおかげで無事終えることが出来ました。
本当にありがとうございました。
そして最後に
今年もこっそりとお出しした速水考案の紅茶『一炊の夢』
おそらくわたしが一番飲んでいるでしょう。理由は単純にわたくしが好きだからです。去年と若干味は変わりましたが。
わたくしが一炊の夢をお作りする手伝いをしながら味見を装い、普通に一炊の夢を頂いていたことは、
大旦那様には内緒でございますよ、お嬢様。
影山でございます。
今年ももうすぐ終わりですね。
去年の今頃は、
カウントダウンパーティーの準備をしており期待と不安の日々を過ごしておりました。
あれからもう1年でございます…。
僭越ながら今年も参加させて頂くことになりました。
参加させて頂くからには必ずや良いパーティーに…
ご多忙なお嬢様が年の終わりと始まりに足を運んで下さるこの幸せを形で表現したい
そんな思いを胸に秘め
去年催し物をさせて頂きました。
今年も去年と同じく、いえ去年以上の思いを胸に参加させて頂く所存です。
影山でございます。
福島に行ってまいりました。
着いた時には夜でございます。
あぁ
今夜は満月でございますか。
いいですね。
走ってみましょう。
月に向かって走ってみました。
ここまで全力で走ったのは東京マラソン以来かもしれません。
走った先に
草原の丘の様な場所を見つけました。
あの紅茶が脳裏にやってきました。
深呼吸をしてみました。
お屋敷に戻ったら早速この感動をあの使用人に伝えましょう。
ふと空を見上げますと
満月の位置が初めに見たときと大分変わっておりました。
こんなにも短時間で位置が変わるものなのですね
影山でございます。
お嬢様、秋の夜長に本はいかがでございますか?
本日はわたくしからオススメの本をご紹介致します。
「マスカレードホテル」 東野圭吾
東野圭吾の推理小説の中でも少し変わった作品でございますね。
一流ホテルで働く従業員の視点で日々が描かれます。
作品の中では「正しい」という行為が本当に「正しい」のか、あらゆる角度から問いただしてきます。謎解き要素は抑え目に描かれてますので、推理小説が苦手でも楽しみやすい作品でございます。
推理小説を推理しながら読まない影山よりお届けいたしました。