Cool Japan SAKEism 季節とともに

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
香川でございます。

衣替えがなかなか進まぬ日々が続いたかと思えば、
あっという間に紫外線の強さに驚かされる陽気となりました。
お嬢様方におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

例年のようには歓送迎会なども行われず、静かな年度末と新年度を迎えられた方も多いかと存じます。

そうは言っても冒頭の通り、季節はめぐって参りますね。
母の日や父の日も近づいてございます。

お嬢様方から、当家オリジナル日本酒『川香』をプレゼント用としてお求めになられたとのお知らせを頂戴したときには、大旦那さまのおはからいに改めてはっとさせられました。
お嬢様のお屋敷だからこそできることを今後も考えて参りたいと存じます。

お正月の屠蘇から始まり、白酒や花見、月見、菊酒など、年中行事との関わりも深い日本酒。

昨今の時勢でございますと大勢でワイワイととは参りませんが、
大切な人に贈るお品の一つとして活躍してくれることもあるかもしれません。

銘柄のユニークなものも最近は増えて参りました。
受けとる喜びのみならず、探すときの楽しみも感じていただけるのでないでしょうか。

よきお品とのめぐりあいがございましたら、ぜひ香川にも教えてくださいませね。

それではお早いお帰りを心よりお待ちしております。

Cool Japan SAKEism あまーい

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
当家きき酒師、香川でございます。

衣替えも順調に進んでいらっしゃいますでしょうか?
春物とともに心も弾む季節を楽しんで下さいませ。

この季節は日本酒も衣替え致します。
春らしいラベルのお酒がショーケースを彩り、見た目も華やかに!
食卓に花が咲いたように感じられ、リフレッシュにひと役買ってくれるかと存じます。

さて、3月のSAKEdayでは日本酒をロックでお召し上がりいただきましたが如何でございましたか?

昨年一月の第一回SAKEbarでも、別の銘柄『さぬきくらうでぃ』の日本酒ロックをご用意致しましたね。
楽しみ方は日本酒にも様々にございます。

今回のロックだけでなく、ハイボールを
はじめとしたカクテルも楽しめる、そんな可能性を感じさせてくれた貴醸酒。

食中酒としてのみならず、デザートとしてあまーいひとときを演出してくれる役割も担ってくれましょう。

時任執事や羽瀬などにレシピを考えてもらいましょうかね。
また秘密のご用意も叶うかもしれません。

お嬢様の食卓に新たな輝きと可能性を。

お早いお帰りを心よりお待ちしております。

Swallowtail Original SAKE

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
香川でございます。

年度末と言われる時候でございますが、いかがお過ごしでございましょうか。
新生活を迎えられる方も、この時期は多くいらっしゃるかも知れません。

新しいことというものは、それに対する期待もあれば、また同時に不安を感じることもございましょうか。
お嬢様はどちらでいらっしゃいますか?

実は昨年末、香川も大旦那様から新たなミッションを課されました。
当家オリジナルの日本酒を用意せよ、とのことでございます。

嬉しさとともに大きな責任も感じ、身の引き締まる思いを致しました。

早速協力いただける酒蔵を探し、数パターンの酒質を依頼。
できあがったサンプルを前に、香川だけではなく当家ソムリエ、バーテンダー、ティーマイスターなど、頼もしい面々の力を借りつつテイスティングを重ね、、、

華やかな吟醸香をまとい、
やや糖度を残しつつ、
ちょっぴりアルコール度数を抑えた日本酒が、

このたび、ついについに完成と相成りました!!

と、そうなると今度は名前をどうするかという問題が。

いったん大旦那様からは香川の好きに考えてみよ、というお達しがございましたので、
さまざまにひねりだしてみたのでございます。

青あげは
飛燕
夢つばめ
ゆめのつづき
etc.

あれこれと大旦那様にお伺いをたてては見たのでございますが、いただいたお返事は、

「川香、というのはどうだ」

もう大旦那様の中では決まっておったのでございましょう。
当家きき酒師香川の名を入れ替えて、川香(せんか)をオリジナル日本酒第一号の名にとのことでございました。

誇らしくもございましたし、大変名誉なことではございましたが、
どうも使用人のくせにしゃしゃり出ておるようで、感じは良うございますが漢字はやめませんか?だのなんのかんのとふんぎりつかぬ香川。

そこへ大旦那様の鶴の一声。

「漢字で出すから意味がある。川香にせんか?」

ということでお嬢様、当家オリジナル日本酒『川香』誕生でございます。
ラベルの文字も書かせていただくというありがたい機会も合わせて頂戴致しました。
大旦那様の寛大なご采配に感謝しつつ、今後も研鑽を積んでまいりたいと存じます。

これまで日本酒はグラスでのご提供に限ってございましたが、『川香』はボトルでもご用命いただけることとなりました。
また、ティーサロンのみならずギフトショップでもお求めいただけます。どちらもアニバーサリー期間の始まります3/13から承ってございます。
ただ今回生産した数量は限られてございますので、ある程度のご用意はございますが無くなり次第終了となります。その際はご容赦下さいませ。

お嬢様の使用人が監修致しました、世界で唯一の日本酒を、この機会に召し上がってみませんか?

Cool Japan SAKEism スパークリング!

お嬢様方、ご機嫌麗しゅうございます。
香川でございます。

朝晩の冷え込みもまだまだ厳しいものがございますが、いかがお過ごしでしょうか。

身体も固まりやすい時期でもございます。
少しでも肩の力を抜いてお過ごしくださいませ。

お茶やお酒にはリラックス効果も期待できますね。
適量にてこの寒さも乗りきって参りましょう。

さて、先日は今年最初のきき酒セットをご用意させて頂きました。
その中のひとつにスパークリング清酒を選ばせて頂きましたが、一般的な日本酒のイメージと違っていて意外だったとのお声を、香川が想像していた以上に頂戴致しまして、わたくし自身も今後どういったものを選んだものかという参考になりました。
あらためましてご感想を下さった皆々さま、ありがとうございます。

もしかすると、日本酒にスパークリング?というお嬢様もまだいらっしゃるかとも思いましたので、こちらでも少し触れてみることに致しましょう。

そもそも日本酒も発酵食品のひとつでございます。
アルコール醗酵とは、酵母菌が糖分をアルコールと炭酸ガスに変化させること。
ですのでまだ醗酵が進んでいる段階で瓶詰めを致しますと、中で炭酸ガスか生成される瓶内二次醗酵と呼ばれる状態が生じます。
これはいわゆるシャンパンと同じ要領でございますね。あらま日本酒スパークリングの出来上がり、となるわけでございます。

また、二次醗酵という手間をかけず、炭酸ガスを注入する方式もございます。
こちらは通常の炭酸飲料等のイメージでございます。
いずれにしても振ったり揺らしたりしては中身が飛び出してしまいますからご注意くださいませね。

え?きき酒dayでは瓶を揺らしてたじゃあないの、ですか?

左様でございます。実は選んだお品には金箔が入ってございましたので、ゆっくりゆっくり傾けて金箔を舞わせておったのでございます。
スパークリングの中にはにごり酒のものもございますので、召し上がる際には注意深く滓を拡散させてくださいませ。

スパークリング系の飲料はパーティー感を演出することに役立つ場合も多々ございますね。
お嬢様の日常がより豊かになっていくことを願っております。

とにもかくにも今は健康第一でお過ごしくださいませね。
いつでもお帰りをお待ちしております。

Cool Japan SAKEism 日本の文化を世界へ

明けましておめでとうございます、お嬢様。
香川でございます。

新しい年を迎えました。お嬢様はいかがお過ごしでしょうか?

香川はきき酒師として迎える初めての年。お嬢様方により豊かな時間をお過ごし頂けるよう、今年も精進して参りたく存じます。

それにしても寒くなりました。冬でございますから当たり前なのではございますが、身体もかたまってなんだか億劫に感じるものでございます。

ただ、日本酒は寒造り。寒い冬の時期にお酒を造ることが一般的でございます。

なぜでしょう?

勿体ぶらずに早く教えなさい!ですか?

えへへ~もうちょっと…、、

え?晩酌抜き?
か、畏まりました。お答え致します!

それは第一には寒さによって雑菌の活動も鈍くなるからでございます。
醗酵の状態をコントロールするのは非常に高い技術が必要でございます。
低温下での微妙な変化を研ぎ澄まされた感覚で見抜く職人技は、クールジャパンの誇る技術の一つでもございましょうか。

1/29のSAKE dayにご用意するきき酒セットには、今年の新酒もございます。

しぼりたてのフレッシュな香味は、この時期ならではのものでございましょう。

お嬢様におかれましても、その時その時に楽しめるものを大切になさって下さいませ。

2021年が素敵な一年になりますように祈っております。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

Cool Japan SAKEism 師走に寄せて

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
香川でございます。

今年も残すところあとわずかとなって参りましたが、いかがお過ごしでしょうか。

未曾有の事象に見舞われた一年でございましたが、常に前を向いて我々使用人はお仕えさせて頂きたく存じます。

香川個人と致しましては、唎酒師の資格に合格できたことは今年の収穫の一つでこざいますね。
自室にて過ごす時間が長うございましたから、かえって学びの機会を持つということにつなげられたかとは存じます。

そういえば1月は見様見真似でブルームーンにも立たせて頂きましたね。今年のはずなのにずいぶんと前の出来事に感じます。

時は経ち、ティーサロンでも月替わりの日本酒をご用意させて頂いてございます。
ワイングラスで日本酒を飲むということが、ホテルレストラン等でもスタンダードなサービスとなってございますから、当家におきましてもその文化が芽生えたのはきっと、レディの嗜みを慮る大旦那さまの粋な計らいでございましょうか。

お嬢様方におかれましては、とにもかくにも心身の健康が必要であることは間違いございませんから、ティーサロンでは美味しいものとゆったりした時間に囲まれて、年末年始もお過ごし下さいませね。

お早いお帰りを心よりお待ちしております。

Cool Japan SAKEism 十一月に寄せて

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
香川でございます。

木々の葉も随分と色づき、目にも鮮やかな季節となりましたがいかがお過ごしでしょうか。

おかげさまで10月にご用意致しました月替わり日本酒『玉鋼(たまはがね)』も月末を待たずに完売となり、
選んだ身としてはほっと胸をなでおろした次第でございます。

引き続いて11月にも月替わりのお品をご用意させて頂くこととなりました。
今月は国士無双ブランドを持つ高砂酒造から『旭神威(あさひかむい)』の純米大吟醸でございます。

フルーティーな香りを持ちながら、純米ならではの味わいの奥行きを、氷点下での低温で長期間かけて丁寧に引き出した一品。
10月の玉鋼の雫取りにて感じられた透き通るようなテイストとはまた違ったお味の重なりを感じて頂けるかと存じます。

また11月は、二回目のSAKE dayも催させて頂くこととなり、今回も三品ご用意致しました。

現在日本酒酵母として最も多く使用されている7号酵母の発祥蔵である宮坂醸造から、最高級の真澄夢殿を。

同じく吟醸香を有しておりますが、異なるフレーバーをききわけて頂くべく、紀土大吟醸を。

上記二品とは全く違った方向性のお品も一つ。生もと造り(きもとづくり)を代表する酒蔵、大七から今回は秋ならではの味わい「ひやおろし」を。

お嬢様の食卓に新たな輝きと可能性が加わることを願って。

それではティーサロンにて、お帰りをお待ちしておりますね。