Cool Japan SAKEism 甘辛??

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。

当家唎酒師の香川でございます。

日本は四季の美しさが特徴といわれておりましたが、春と秋は少しずつ短くなっているような気が致します。
特に今年は梅雨明けも早く、各地で40度近い猛暑日が続いておりますが、お変わりございませんか?

暑さの質も年々変化しているように感じます。くれぐれもご油断なさらず、経験則だけに頼らない夏の過ごし方をなさって下さいませね。

日本の夏の風物詩の一つとして、甘酒を昨年はご紹介致しました。
今年は甘酒のかわりに甘口ののりたけをご用意致しましたが、お試しになられましたか?

よく頂くご質問に、日本酒の甘口辛口はどう判断すればいいの?というものがございますが、
目安の指標として「日本酒度」というものがございます。

糖分(ブドウ糖)の含有量が多いか少ないかによって水より重いか軽いか違いが生まれるというのはイメージしやすいかと存じます。

水と同じくらいの重さの場合をゼロとした場合、軽い場合はメモリが上に(プラスに)、重い場合はメモリが下がってくる(マイナスに)という性質を元にしたものでございまして、
日本酒のラベルに日本酒度というものがございましたら、プラスであれば甘くはなく、マイナスであれば甘さをより感じると見分けられるのがよろしいかと存じます。

ご参考になりましたでしょうか?

当家でお過ごしになる時間が、お嬢様の日常をより豊かな物にしてくれますように。
これからも使用人一同、心をこめてお仕え致しましょう。

日本酒度-25ののりたけは、オンザロックもおすすめでございます。
ともに今年の夏も乗りきって参りましょうね。

夏服

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。

香川でございます。

今年も使用人が夏服を着る季節となって参りました。

着るものを間違えているんじゃないか、、

と昨年はお嬢様に心配されたこともございましたが、
ドアマンもいつもとは違った装いでお仕えする事になろうかと存じます。

もう、
一年たつのでございますね。

時の流れの速さを改めて感じます。

川香夏吟醸を昨年はご用意いたしましたが、

今年は執事歌劇団公演とのコラボ酒をお届け致します。
スタートは6月10日から。

なかなかインパクトのある装いですが、
きるものを間違えているわけではございませんからご安心くださいませ。

極甘口の一品、是非お召し上がり下さいませ。

想い出の続き

お嬢様方、ご機嫌麗しゅうございます。

香川でございます。

 

気温の上がり下がりが読みづらい日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

 

5月。今年も3分の1は過ぎたという事でございますね。

 

目まぐるしく時が過ぎゆく中で、毎年変わらぬ日々のように感じがちでございますが、

今年の香川には錦鯉のボトルがこいのぼりの季節に加わっておりました。

 

川香も気付けばはつしぼりが4種目となっており、残しておいたボトルが自室の一角を占めてございます(中身は…ございません)。

 

便利なものがどんどん普及していく中で、データだけでは残しておけぬものも存在致します。

 

お嬢様方におかれましては、どのように日々のご記憶を振り返っておられましょうか?

 

記憶というものは儚さをともなうからこそ美しくもあろうかと存じますが、

物をためがちな性分としては、そう簡単に消えていくことを良しとは出来ずにおり、

これからも自室のスペースとの相談が続きそうな毎日でございます。

Cool Japan SAKEism カクテル

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。

当家唎酒師の香川でございます。

 

ここ一年ほどは飲み比べの機会をお届けすることが多く、

エクストラティーのご用意もご無沙汰でございましたが、

今月なんと!カクテルデーを担当する事と相成りました。

 

そう、カクテルデーなのでございます。

 

蓮見にカクテルやりませんか?と誘われた際に、

え?私ですか!?(実はこれまで一度もカクテルデーやったことないけど?)

と、正直びっくり致しました。

 

ただ、訳を聞いてみますと日本酒を使ったカクテルを用意したいという事でございましたので、

ああ、なるほどと合点がいき名を連ねさせて頂きました。

 

しかも!

蓮見の使いたいというお酒でございますが、どこかで聞いたことがあるぞと思いましたら、

バーブルームーンでの最後のSAKEbarにおいて選定したお品と同じもの!

何かの縁でございましょうね。

 

当日はスパークリングタイプに仕上げる予定でございます。

 

え?

カクテルデーにはノンアルコールカクテルもある?でございますか?

 

ご安心くださいませ、頼れるハーブの申し子、時任執事のマジックのごとき調合の力をお借りし(おんぶにだっことも言いますね)、お嬢様のもとへとお届けいたします。

マジックと言っても幻覚が見えたりすることはございませんから、ええきっと。

 

日本酒の新たな一面も感じて頂けます様に、

また、春の風味もご存分に味わって頂けます様に、

当日は全力でお仕え致します。

 

楽しみにお待ちくださいませね。

初心

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様方。

香川でございます。

 

慌ただしさの中でも、季節を教えてくれるお屋敷の木々たちに目を奪われる頃合いとなって参りました。

お嬢様におかれましては如何お過ごしでしょうか。

 

この時期はティーサロンのアニバーサリー期間でもございます。

普段とは異なる特別なお品の数々。

 

一年はあっという間、と言いながらも、

この期間をあらためて迎えられることは感謝以外の言葉では表現できません。

 

お嬢様が気兼ねなくお戻りになれる場所をお守りする為に。

一日一日積み重ねたく存じます。

 

お早いお帰りをこころよりお待ちしております。

Cool Japan SAKEism スペック公開

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
当家唎酒師の香川でございます。

新酒のしぼりたてをご用意して一ヵ月が経過いたしました。
原酒タイプとややアルコール度数を下げたタイプの二品。
お試しいただきましたでしょうか。

今回は深掘りしてスペックの詳細をご紹介いたしましょう!

まずは酒米。
今回は新潟を代表する酒造好適米、『越淡麗』を使用致しました。

越淡麗の特徴といたしましては、倒伏しやすく育てるには高い技術が必要なのでございますが、
大粒のお米がとれるため精白しやすい、イコール大吟醸酒クラスに適しているお米でございます。

お米をしっかり削れるという事は??
それだけ雑味がない口当たりの良いお酒になるという事でございますね。

また、今回使用した酵母でございますが、日本醸造協会が頒布している、いわゆる”きょうかい酵母”ではなく、
M310酵母というものを使用致しました。

わたくしも今回初めて伺った名前でございましたが、この名前の由来がまたユニークでございまして。
こちらに関しましてはティーサロンにて直接お伝えできればと存じます。

3月前半や4月はご別宅でお過ごしになる時間も多いかと存じます。
今のうちにはつしぼりストックの準備をしておきませんか?
スペックがわかるとより深く味わえるかと存じます。

それでは、お早いお帰りをこころよりお待ちしておりますね。

Cool Japan SAKEism 暗号??

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
当家唎酒師の香川でございます。

暦の上では春といえども、まだまだ吹く風冷たく花のつぼみも固いようでございます。
お嬢様方におかれましてはいかがお過ごしでございましょうか。

描かれしものではございますが、当家オリジナル日本酒『川香はつしぼり』ラベルにて、一足早いお花見などなさってみて下さいませ。

クールジャパンを代表するSAKEのひとつ、日本酒でございますが、今回のボトルに表記された無濾過生原酒という言葉の意味、お読み解き頂けましたでしょうか。

紅茶でもその状態を表すのに、FTGFOPといった略号での記載がございますね。

無濾過生原酒とは、

無濾過→
しぼったあと、文字通り濾過していないもの。通常は雑味やにごりなどをとる工程でございますが、しぼりたてそのままのお味を楽しむことができます。

生→
品質を安定させるための加熱処理を行っていない状態をあらわします。新鮮な口当たりが期待できますね。
専門的には「火入れ」と呼ばれる加熱処理。通常はしぼった後と出荷直前の二回火入れが一般的でございます。
これに対し、しぼった後の一回のみで出荷されるものを生詰め酒、出荷直前の一回のみを生貯蔵酒と呼んでおります。二回火入れに比べるとよりフレッシュな味わいでございまして、こちらもよく見る表記のひとつでございますね。

原酒→
加水を行わず、そのままの状態で出荷される物。比較的アルコール度数も高めで濃厚なボリューム感が楽しめます。

それぞれこのような具合でございます。

内容が分かるとより鮮明に酒質が浮かび上がってまいります。
無濾過の生酒を味わいをのこしつつ、川香シリーズらしく度数を整えたタイプとの違いもイメージしやすくなりましたでしょうか。

新酒が出てくる季節ならではのお味。
ぜひお楽しみ下さいませね。

それではティーサロンにてお帰りをお待ちしております。