南蛮柿

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様方。

香川でございます。

ようやく気温の予想からも30℃という声が聞かれなくなり、
お嬢様方におかれましても衣がえにも本腰を入れ始めた頃合いといった所でございましょうか?

更衣。
読み方を知っているから「ころもがえ」と読めるというレベルのように存じます。

秋の味覚、イチジクは漢字では無花果と書きますね。

普段頂戴しているプチプチとした食感の部分は、
あれは花なのだそうでございます。

外からは花が無いように見えることからのあて字でございますね。

ビタミンが豊富で不老長寿の果物とか、アダムとイブが食したのはイチジクであったとか、歴史的にも人間とは関わりの深い食べものの一つでございます。

幼い頃、父の田舎にイチジクや柿やみかん等の木があり、新鮮なもぎたてをよく頂戴致しました。

自然が色づいてくる季節。
寒い冬を迎える前に、旬の品々で御身体の調子もお整えくださいませ。

次月度のお品におきまして、香川も秋パフェなるものをご用意させて頂く運びとなりました。
お役立て頂けましたら嬉しゅうございます。

季節を追って

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。

香川でございます。

立秋も過ぎ、さすがに暗くなるのも少しずつ早まってきたことを感じますが、
お嬢様方におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

夏といえば、という話題をつい先日したような気がいたしましたが、
時のたつのは早いものでございます。

まあ、そうなりますと秋といえばと言ってみたくなるものでございますが、
お嬢様方は何を思い浮かべられましょうか。

勉学の、、

おっと、常日頃社会勉強にいそしんでいらっしゃいますから真っ先に思い浮かべられてしまいましたか。

運動の、、

ああ、ご乗馬も慣れたものでございますね。

芸術?
さようでございますね、せっかくでございますから藤堂執事にならい、
演劇鑑賞にでもお出かけなさいますか?

香川もかの日誌たちのように、ありありと舞台の模様が感じられるような文章を認めたいものでございますが、
もうちょっと年季が必要でございましょうか…。

お嬢様方もさまざまな秋のご予定をおたてくださいませ。
土産話を楽しみに、ティーサロンにてお帰りをお待ちしております。

記憶の紐づけ

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様方。
香川でございます。

お空がいつもよりも青々として参りまして、
いよいよ本格的に夏の訪れを感じられるようになって参りましたが
いかがお過ごしでしょうか。

夏、といえば、

なんでしょうね。

お嬢さまにとってはどのような記憶がよみがえりましょうか。

それぞれの季節で思い出される曲などもあろうかと存じます。

本来は違いますが、うっかりすると

「なーつがきーた、なーつがきーた、どこーにきたー」

あれ?春だったっけ??
などという事が香川はたまにございます。

たまにでございますよ、ええ、たまに。

サマータイムと聞くと、、

やはりブルースでございましょうか。

今何時?と聞けば、

そうね大体ね、というぐらいブルースでございましょうか。

…、まあ私の話などはおいておいて、

今年はスパークリングサロンも想い出の一つに加わりましたが、

ぜひお嬢様の夏の想い出もお伺いしてみとう存じます。

少しばかり振り返ってみられるのも、新たに楽しい夏をお過ごし頂く為に良いかもしれません。

とにもかくにも健康第一でお過ごしくださいませ。

お早いお帰りをお待ちしております。

言語

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様方。

香川でございます。

真夏日や猛暑日という言葉を早々と聞いたせいで、
今年紫陽花の季節は来ないのかと心配致しましたが、
まるで嘘のような多湿の日々が到来してございますが、いかがお過ごしでしょうか。

雨の日などはどうしても屋内で過ごそうという気持ちになりますが、
そうなるとつい目の前に流れ行く情報を漫然と眺めるという時間が増えておるようにも存じます。

反省すべきところは反省しつつ、、

ただ、思わぬ発見もあったりするものでございまして。

特に最近ハッとさせられたのは、普段何気なく使っていた言葉がよくよく調べてみると誤った用法であったという事でございます。

お嬢様は「ジンクス」という言葉はご存知でいらっしゃいますか?

香川はこの言葉、前にもあったから今回もというような、良くも悪くも繰り返される出来事、といった意味あいで捉えておりました。

ところがどうも正しくは、よくない出来事のみを対象とする言葉なのだそうでございます。

この宝くじ売り場で買うとよく当たるそうだから、ジンクスにあやかって…
などといった使い方は、相当わけの分からないことになっていて、当てにいっているのかはずしにいっているのかどっちなんだ!?という具合でございます。

また、沈黙は金、という言葉もございますが、
あれはただ黙っているのが良いというわけではございませんで、
口は禍のもとということわざの意味あいを重ね合わせると良いかもしれません。

海外には、唇を制する者には知恵がある、という言葉もあるようで、
思ったことをそのままポンポン言ってしまうのはいかがなものかという事なのでございましょうか。

以前に比べますと、外国語が聞き取れず目を白黒させる機会が増えてきたなとぼんやり感じておりましたが、
この様子ではまずは日本語力をということになりましょうか。
日々意識して高めて参りましょう。

そうは言っても時には、香川が妙なことを言っているなと気づかれることもあるかもしれません。
その時はすぐに教えてくださいませ。

あ、ああ、
英語は大丈夫です…。
自覚、ございますから。

含蓄

夏を思わせるような強い日差しの日もあったかと思えば、
はや梅雨の訪れかとも感じる長雨の日もありと、、
季節の進みが一方向とはとても思えぬ日々が続いておりますが、お嬢様方におかれましては如何お過ごしでしょうか。

ご機嫌麗しゅうございます、香川でございます。

季節の変わり目には、身体がどうもいつも通りというわけにいかないなという事を、ここ数年感じる事が増えてきたように存じます。
順調に年齢を重ねている証拠でございましょうね。

年齢だけではなく、当家のチョコレートケーキのようにしっかりとした深みも伴った人間性を養っていかなければと、このところ富みに感じてございます。

一朝一夕に獲得できるものではございませんから、一日一日、一歩一歩進んで参りましょう。

しっかり前を向いて。

久々にお戻りのお嬢様方を拝見しつつ、偉大さをひしひしと感じてございます。
なるべくお早いお帰りを、こころよりお待ちしておりますね。

うさぎ

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様方。
香川でございます。

卯年も早4月でございます。
いかがお過ごしでしょうか。

奇しくも4月は陰暦の卯月。
同じ4番目というところが、色々と想像力をかきたてられるところでもございます。

古来太陽にはからすが、月にはうさぎが住むとも考えられていたことから、烏兎匆々という言葉もございますね。

ただ4月に関しては、卯木の花が咲く頃とか言われてございますから、十二支とは異なるようではございます。

卯の花というと食べ物をイメージされる方もいらっしゃいましょうか。
食物繊維たっぷりのオカラで、御身体の調子も…整えて頂ければと存じます。

よくうさぎの跳躍にかけて、飛躍の年に!とも言われてございます。
何をなさるにもまずは健康を第一にお考え頂き、充実した毎日をお過ごし下さいませ。

ご休息いただくためのティーサロンはこちらにございますから。

さあそれでは、お早いお帰りをお待ちしております。

語り部

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様方。

香川でございます。

いよいよお花見シーズンということで、こころ華やぐ頃合いとなって参りましたがいかがお過ごしでしょうか。

近頃はマスクを強制されるシーンも少なくなり、各々のご判断に委ねられることになって参りました。
翻って考えますと、より自制心や責任もともなうということにもなりましょうか。

日付が変わればすべてが変わるということでもございませんが、全体としては落ち着きも見られるようになってきたという事でございましたら、大変喜ばしい事でもございましょう。
ただ、使用人たちはマスクともう少し付き合っていく必要もありそうですね。

さて、ティーサロンではアニバーサリー期間を迎えてございます。
一年一年状況は変わってございますが、お嬢様方とともにこの期間を迎えることが出来ることにあらためて感謝申し上げます。

香川もティーサロンにてお仕えを許されてから幾年月。
現在はお休みを頂戴しておりますが執事歌劇団の一員としてステージに立たせて頂く事もございました。

ステージというものは、何かしらいつもの自分ではないものとして存在する時間や場所であるようにも存じます。

想像力をふくらませる面白さ。

現実と非現実の狭間において五感を解き放っていく醍醐味。

ドラマティックセラピーというものがこの世には存在するのだそうですが、癒しというものに結びつくこともあるかもしれません。

少し話がそれましたが、、

執事喫茶スワロウテイル。
このティーサロンがお嬢様方にとって、日常の束縛から解放され、紅茶などとともにご自身を潤わせる場所でありますように。

そして使用人としてそのお手伝いができれば、これに勝る喜びはございません。

お嬢さまがお帰りになる場所を、使用人一同お守りしてまいりましょう。
お早いお帰りをお待ちしております。