One Way

今年の秋のファッショントレンドは何と「豹柄」だそうです。

世間の寛容な心に感動の余り涙が止まらぬ能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

秋も深まり、気候的にも過ごしやすい毎日が続いております。

非常に快適なツーリング日和になりそうな予感が致しますが、

残念ながら私の愛車アリア号は車両点検に連れられました……。

元気で戻ってくることを、今か今かと待つことに致しましょう。

それまではゆっくり旅行雑誌を拝見し、イメージトレーニング。

計画を立てるだけでお腹一杯になるのも世の常でございます。

恐らく今秋、私は沢山の空想旅行を楽しむことになるでしょう。

お嬢様も行楽へお越しの際は、お土産話を頂戴しとう存じます。

一年の終焉。振り返るのは少し早いですが、感じざるを得ません。

昨年の今頃は自らも驚くほど、環境の変化が沢山ございました。

今年はその変化を受け止め、自分の中へと深く落とし込む段階。

この一年間で、少しは私も成長できておりますでしょうか。

一律の合格点が存在しないものが一番難しい。そう思うことが、

お屋敷に居る年数を重ねるごとに、少しずつ増えて参ります。

今年に入りまして新しい子を教育する機会を沢山頂きました。

その度にその子の個性や成長曲線を考えなくてはなりません。

お屋敷の未来のエース達が少しずつ力を付けていくことでしょう。

後ろ姿が逞しくなってきたことが教育係として嬉しゅうございます。

さぁ。来年の今頃にはどんな未来図が描かれているのでしょうか。

後輩たちの持つ未来価値可能性がとても楽しみでございますね。

勿論、それに負けじと私も頑張ります。

来年に見る景色が、今年のそれより素敵でありますように。

能見

Chardonnay Eclair

私の大好きな夏が、儚くも、悲しくも、終了してしまいました。

秋への意欲は美味しい食事と美味しいお酒。能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

まだお暑うございますが、宵の風に秋の到来を感じております。

旬を迎える食材が増える秋。そんな秋の彩りをお届け致します。

今月上旬期にご用意させて頂きます「シャルドネエクレール」。

私のエクレアに対する拘りが存分に詰まった一品でございます。

まずは外観。私が愛して止まぬ、虎模様を描かせて頂きました。

ホワイトチョコレート、そしてマスカットソースのストライプ。

エクレアはミルクチョコレート、という常識を覆して参ります。

味は勿論のこと、見た目にも拘りを持ってお作り致しました。

一番の拘りはやはりメインとなる内部のクリームでございます。

樽香がしっかりと感じられる「シャルドネ」を選定致しまして、

ほんのりと残留する白ワインのアフターが優雅さを演出します。

ちょっぴり大人なデザートを今秋にご用意することが叶いました。

こちらのエクレールに合わせるのでしたら甘口の白でももちろん、

同品種シャルドネとのマリアージュも大変よろしゅうございます。

また同日「カフェ・ド・パリ」が久し振りの復活を致しますので、

そちらとも是非合わせてお楽しみ頂ければ、と存じます。

お嬢様、どうか素敵で実り多き秋をお過ごし下さいませ。

少しでもその彩りに加われましたらば嬉しゅうございます。

能見

ConunDrum

いよいよ曇天が大空一杯に広がる梅雨の時期に入って参りました。

愛車に滴る雫を、ただ眺めるだけの毎日が続く能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

この季節、晴れ間を拝見することが叶わぬ日々が多くございます。

お外で優雅なピクニックを、というわけにはなかなか参りません。

低気圧のためか、少し憂鬱になってしまいがちなこの梅雨の季節。

無理に外出なさらず、ティーサロンにてご読書は如何でしょうか。

しかし、何か新しいことを始めるのには、いつも障害はつきもの。

久し振りに書籍を手に取ったが、すっかり鞄の重しになっている。

社会勉強の疲れからか、文字を読むと途端に瞼が重くなってしまう。

そんなお嬢様にもお楽しみ頂ける、素敵な催しをご用意致しました。

今月中旬に東池袋にございます、あうるすぽっと様にて公演予定の

執事歌劇団第13回公演「Suspected Butlers―一夜限りの推理劇―」。

こちらは執事歌劇団初の試みとなるミステリー作品でございます。

ご予定が合いましたら是非お越しいただければ嬉しゅうございます。

使用人たちの思惑が交差する、そんな本公演の推理劇に合わせて、

ティーサロンでもスペシャルな限定ワインをご用意しております。

――コナンドラム――。その名の通り、全て謎に包まれたワイン。

何と葡萄品種やブレンド比率が全くの非公開なワインでございます。

ミステリアスなワイン。その奥底には、鬼が出るか、蛇が出るか。

お嬢様もその中に潜んだ謎を、解き明かして頂ければと存じます。

願わくば、ご読書やご歓談の傍らにグラスをそっと置いていただき、

雨の滴る午後のティータイムに、是非謎解きをお楽しみ下さいませ。

能見

Universal

遂にやって参りました、ゴールデンウィークでございますね。

世間では大型連休。街中も心なしか少し浮足立っております。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

今年のゴールデンウィークは遠くへお出掛けでしょうか?

お土産話を沢山拝聴できることを心待ちにしております。

屋敷へお帰りのお嬢様も、社会勉強のお疲れを癒しながら、

是非この長いお休みをご一緒にお楽しみ致しましょうね。

このゴールデンウィーク。今は大型連休というイメージが

先行しますが、実は映画と非常に密接な関係がございます。

興行収入が年末年始やお盆の時期のそれより優れたことから、

この時期がゴールデンウィークと名付けられたそうです。

当家ティーサロンでもこちらの映画の日をお祝いしたく、

GW限定でスペシャルなワインをご用意致しました。

「ゴッドファーザー」で有名な映画界の巨匠でございます、

フランシス・コッポラ様のワイナリーからお持ち致します。

お味は勿論の事ですが、デザインも洗練されております。

映画フィルムのようなトロープ状に描かれたエチケット。

シャルドネとジンファンデルでも趣が異なっております。

是非、ご覧になってお楽しみ頂ければと存じます。

久方振りに映画を拝見して、幼少期を思い出しました。

私が昔大好きだった浪花のアミューズメント・パーク。

今はどのような進化を遂げているのでしょうか。

私も、負けていられませんね。

能見