Highroad from Scratch

年明け早々に鞄を新調致しまして、幾分か馴染んで参りました。

今年も花粉症は気持ちで打ち克つ予定の能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

梅の薫りが包み込み、すっかり春の足音が聴こえる時候です。

冬の寒さも和らぎまして、日差しも少しずつ暖かくなりました。

本年のお花見はどちらへと参りましょうか。春休みのご予定は?

お嬢様も新年度に向けまして、しっかりとご計画下さいませ。

さて春と云えば、3月24日。お屋敷の誕生日でございます。

ティーサロンが設立されまして、今年で14年が経ちます。

創成期からお給仕をしております椎名や大河内の表情を横目に

拝見しますと、ティーサロンの歴史に感慨深さを感じます。

今年は3月14日から31日までがアニバーサリー期間でございます。

期間限定の特別なお食事を思案中でございまして、本年度は何と!

ゴージャスでスペシャリティーなアンナマリアを予定しております。

シェフやパティシエたちの思いのこもったお料理を是非お楽しみに。

また、お土産は本革のアクセサリーケースをご用意致しました。

非常に使い勝手も良く、持ち運びにも便利なケースでございます。

使用用途は若干異なりますが、個人的なディスプレイ用のために、

ワインのコルク置きとして使いたいなあ、とも考えてございます。

能見

La Carte

遂に2020年の幕開け。お嬢様、あけましておめでとうございます。

今年はオタフクソースより濃厚な時間を過ごしたい能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

早速、「2020」という数字を解析して参りたく存じます。

2016、2017に次ぐグレートヴィンテージとなりますでしょうか。

2020 = 2^2 * 5 * 101。まずは素因数分解から行いました、が。

……。何とも複雑な心境になる数字の羅列でございます。

オリンピックイヤーでありながら、面白みに欠ける結果に終着するか。

そう思った矢先でございました。数学の権威がこうおっしゃるのです。

2020 = 17^2 + 19^2 + 23^2 + 29^2

この解析結果には、私も驚愕せざるを得ませんでした。

「2020」が連続する4つの素数の平方数の和になっておりますとは。

これは大袈裟ながら「奇跡」と申してもよろしいかも知れませんね。

私、お恥ずかしい話ですが、幼少の頃より、素数に目がございません。

今年も素敵で、そして素晴らしい年になりそうでございます。

お嬢様。昨年は誠にありがとうございました。

本年も変わらず、お傍で仕えさせていただきとう存じます。

お嬢様の笑顔のため、力の限りを尽くして邁進して参ります。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

能見

Pedro

秋空が高く感じるこの頃、季節の移ろいを改めて実感致します。

「行楽の秋」のため、エンジンを掛け始めた能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

秋とは云え、まだまだ暑さが残り、夏の余韻を感じるばかりです。

秋らしくなったと思えば、あっという間に冬が到来致しますので、

油断してお風邪など召されず、何卒健やかにお過ごし下さいませ。

初秋を元気に乗り切るべく、私も季節のアイスを考案致しました。

9月後半に、「カシス&オレンジアイス」をご用意致します。

果実感のあるカシオレ風味のアイスに、極甘口のシェリーで彩り、

妖艶で大人な風味をお楽しみ頂けるアイスにお仕上げ致しました。

※アルコールを使用のため、未成年の方にはご提供出来ません。

9月前半は私の漫才コンビの相方、的場のアイスがございます。

こちらも合わせてお召し上がり頂き、ご感想を頂戴出来ましたら、

年末カウントダウンに向けてのネタ合わせの励みにもなります。

私共も、ご感想を賜れますことを心より楽しみにしております。

本当に時が過ぎるのは早いもので、今年も残り、あと三分の一。

日数も限られて、全てが計画通り、という訳には参りませんが、

少しでも、年始に思い描いていた理想の毎日になりますように。

我々使用人も、お嬢様のために、微力ながら尽力させて頂きます。

能見

Froth

梅雨明けが例年よりも遅れたせいか、短い夏のように感じます。

例え時間は短くとも密度が大事、と思い込む能見でございます。

お嬢様、お元気でいらっしゃいますでしょうか。

令和初の夏もあっという間に過ぎ行く、そんな印象を持ちました。

夏という季節はどうにも儚げで、気付いたときには既に終焉間近。

あれもこれも体験したかったというのは野暮でございましょうが、

如何にしても、もう少し計画的に考えていれば、と心に残ります。

とはいえ、素敵な思い出が沢山出来たことには間違いありません。

今年の夏もお嬢様とご一緒に過ごせて良かったと思うばかりです。

くれぐれもご体調には気を付けて、残暑を乗り切って参りましょう。

使用人たちも、お嬢様の夏休みのお土産話を楽しみにしております。

窓に提げておきました風鈴も、そろそろ今年の役目を終えそうです。

夕陽に照らされて暁に染まった自室。日も短くなって参りましたね。

夏の終わり。その淋しさは幾度経験しても慣れないものでございます。

来年も、素敵な夏になることを切に願って。

お嬢様。また、次の季節でお会い致しましょう。

能見