月のしずく如く今宵を満たさんと育まれ、銀箔の輝きが溢れおちる6月の夜空の下。
カテゴリー: 古谷
古谷でございます
ヴィーナスに愛された貴石エメラルドの如く
芽吹く若葉が碧く薫るこの季節。
古谷でございます
薄紅は、刹那の時を咲き誇り、そして舞い散り。息のむ程の絶景を一面に、ほんの暇であるのかもしれませんが、みせてくれるものです。
古谷でございます
重たい扉は私が開けて差し上げます。
どうぞお先に、
古谷でございます
古谷でございます
のぼりゆく朝日。もえ出ずる想いの如く染まる色
今日がはじまる夜あけの空
今宵それが凍てる風吹きすさぶ睦月の夜だとしても、
こうしてまた、
朝日のぼれば、あたたかき温もりで包みこんでくださるその素晴らしきせかいと再びお会いできるのです。
「熱烈な想い」
それを以って巡り巡る今日という日をまた共に過ごしましょう。
あかつきを鮮やかに描いたそのグラス
Tequila Sunrise–テキーラ・サンライズ–
・Tequila…
・Orange Juice…
・grenadine siroop…
あけましておめでとうございます、お嬢様。
やってくるあたらしき一日。どうか今日もはれやかな日でありますように。
古谷
古谷でございます
街燈はもみや楢の枝で包まれて
街路樹にはたくさんの電飾のイルミネーションが施され
宵の刻が深くなればなる程にそれはよりいっそう、まるで煌めく宝石の都のようにみえるのです。
じつに多彩なネオンの輝きに相反して、空気はよりいっそう冷え込んで参ります。