梨のヨーグルトアイス

皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。

この度、大旦那様のお許しを得まして、私が提案させていただいたフットマンアイス『梨のヨーグルトアイス』を皆様にご提供させていただく運びと相成りました。
この季節ならではの果実であるさっぱりとした味わいの梨と、同じくさっぱりとした風味のヨーグルトのペアリングをご堪能ください。
梨は少しゴロゴロ感が残るくらいのカットを心掛けました。

お食事の口直しや、ようやく酒類がご提供できるようになりましたので酔い醒ましに、また久方振りのディナーのお供にと、様々な機会にご賞味いただけると幸いです。
こってりとした味わいのT2シャーベット洋梨と食べ比べるのも一興かと存じますが、日々冷え込みを感じつつある季節。
冷えは万病の元と申します。
また、いくら食欲の秋と申しましても、食べ過ぎは身体に毒。
ギフトボックスをご用命いただき、グラスワインとスコーン、〆にアイスという紳士淑女の嗜み方をなさり、お早めにご別宅に向かわれ、就寝前の読書などを楽しまれるのも秋の夜長にうってつけかと存じます。

体調管理の一貫として、お身体は冷やしすぎず、酩酊はなさらず微酔い程度に、またくれぐれも腹八分目を心掛けてくださいませ。

洗濯愛してる会

皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。

何を隠そう数多ある家事の中でも洗濯を最も好んでいると言っても過言ではない私です。
洗って、干して、畳むという単純かつ満足度の高い行為に愉悦を覚えるからです。
実際に洗うのは洗濯機と洗剤ではあるのですが、それらの能力を信じて任せるという点も人間関係に似てまた一興。
洗濯が苦手という方も多くいらっしゃるようですが、洗濯板の時代ならまだしも、実際に洗っているのは果たして自分だろうかと思い返してみれば、その億劫さも和らぐのではないでしょうか。

さて、世間では「洗濯愛してる会」などという会も発足しているようで、私も準会員くらいにはさせていただけないだろうかと思っているのですが、その洗濯愛してる会が推している洗濯用洗剤が素晴らしい逸品なのです。
洗剤の成分というよりも、その容器、特に注ぎ口が素晴らしい。
シャンプーやアルコールなどのプッシュボトルと霧吹きの構造を足して改良したような、かつて見たことがない、まさに洗剤革命と言えるワンハンド親指プッシュ式レバー。
ワンプッシュで決まった量が出るため、キャップを開けて計量する手間が省けるというのが素晴らしい。
一度使ってみればこれは凄いと頷ける代物。
この令和の世においてまだこんなシンプルかつ実用的な改良の余地があったのかと、開発陣の発想力に脱帽しました。
皆様ももしご別宅で洗濯の機会などがございましたら、この世紀の大発明、是非ともお試しくださいませ。

ララミディア大陸に思いを馳せて

皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。

何年かに一度ではありますが、恐竜展を観に行きたくなることがあります。
新たな化石の発見や再検証などによりアップデートしていく恐竜の変化にロマンを感じるからです。
幼少期に恐竜図鑑で見たものとは違い、ティラノサウルスは実は毛に覆われていたのではないかいう説が出てきたり、ウルトラサウルスやらウルトラサウロスやらは実は居なかったりと、何かと変わっていく恐竜事情、ロマンの塊です。

今夏注目の恐竜展は、現在の北米大陸の西側にあたるララミディア大陸をテーマにした展示で、 四足歩行恐竜の代表格とも言えるトリケラトプスのほぼ完全な全身骨格標本の来日が見所です。
トリケラトプスは現代の動物に例えるならばサイにエリザベスカラーを逆向きに付けたような外観で、映画などでは肉食であるが故に常に超スピードで人間に襲いかかってくるティラノサウルスに対して、何となく人間の味方をしてティラノサウルスと戦ってくれたりする、草食の可愛らしい恐竜です。
その役割はステゴサウルスでも担えるような気はしますが、ステゴサウルスは荷物運搬用として使われることが多いように思います。

幼少期の恐竜図鑑から変わらぬ姿でいてくれる安定のトリケラトプスの全身骨格標本、この夏に是非とも見たくはあるのですが、問題は展示会場。
何と都外であるパシフィコ横浜とのこと。
時節柄、県境を跨いでの移動は憚られます。
近いようで遠い横浜への道……。
標本レンタル契約の都合もあるでしょうから、展示の延長は望めないでしょう。
事態が早々に収束することを祈りながら、部屋に籠もって太古に思いを馳せる日々を送っております。

嗚呼、憧れのグリルミートプレス

皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。

本物を知ってしまったが故に代用品では物足りなくなる、そんな経験はございませんか?
私にとっての本物、それは『グリルミートプレス』です。
皮をパリパリにするチキンソテーのレシピを調べてみると、ほぼ共通して「鶏肉の皮を下にしてフライパンに置き、アルミホイルを乗せ、その上に水を入れた鍋などを置く」と出てきます。
この「アルミホイルと鍋」というのがそもそもグリルミートプレスの代用品だったということに、つい最近気付いてしまったのです。

グリルミートプレスとは、元々はアウトドア用品なのでしょうか、キャンプやバーベキューで使うもののようで、一言で表現すると「取っ手の付いた重い鉄板」。
昔のアイロンのような風貌ですが、角型の他に丸型もあるようです。
これを鶏肉の上に乗せて焼くことで、簡単に皮パリパリのチキンソテーが作れるとのこと。
ステーキなどにも使えるようで、凹凸のある網やプレートの上で焼いた場合は肉に焼き目が付いて美味しそうに見えるという効果もあるそうです。

値段もお手頃ですし、正直、今までの私でしたら即購入していたでしょう。
しかし今一歩踏み出せないのは、シンプルに「邪魔では?」という懸念。
何せ取っ手の付いた重い鉄板なので、グリルミート以外の用途が見当たりません。
ネットで使用動画を見てみると、「パリパリのベーコンが焼ける」「イカが反り返らずに焼ける」など別の焼き物も紹介されていますが、そもそもベーコンもイカも私の日常では頻繁に焼きません。
取っ手の付いた重い鉄板がキッチンにある生活……。
それで日々の暮らしが豊かになるのでしょうか、否、邪魔に感じてくるであろうことは明白です。
本物が全てではない、代用品だっていいじゃないか、そう思いながらも、人生で一度くらいはグリルミートプレスを使ってみたいと思っている私なのでありました。

青麻辣醤

皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。

世知辛いご時世ではございますが、いかがお過ごしでしょうか。
私はと申しますと、この一年は友人にも会わず、この半年は都内からも出ない生活を続けております。
ただ、今年の大河ドラマの重要人物でもある徳川慶喜公の蟄居を思えば何のその。
不便を強いられてはおりますが、近郊への買い出しなどで気分を発散して難を凌ぐ日々を送っております。

先日、一般消費者も使える業務用の食材を扱っているスーパーマーケットでの買い出しの最中、見慣れない調味料を発見しました。
このスーパーには『醤』という瓶詰め調味料のシリーズがあり、中でも生姜のネギ油漬け『姜葱醤』は絶品。
蒸し鶏に良し、豚肉の生姜焼きに良し、ご飯に掛けて良し。
これだけで味がバシッと決まるほどで、売り切れていることもままある、世間でも大ヒットしている逸品とのこと。
そんな『醤』シリーズの並びで見つけたのが『青麻辣醤』です。
見た目は私が愛してやまない柚子胡椒のようですが、原材料を見ると塩漬けの青唐辛子と青花椒。
柚子の代わりに青花椒が入っているようです。
なるほど、柚子胡椒の中華版だなと推測して即買い。
夕飯にて早速試食してみます。

あー、はいはい、やっぱりね。
柚子胡椒の柚子を青花椒にした、想像通りの味。
想像通りすぎて逆に使いどころに悩むくらい。
柚子胡椒好きの自分からしたら柚子胡椒の下位互換ではと言いたくなるような想像通りさ。
何だったら赤唐辛子に赤花椒の『赤麻辣醤』の方が需要があるのではとも思えてきます。
ネットで調べると、餃子や麻婆豆腐に添えると良いとのことですが、餃子も麻婆豆腐もそんな頻繁に食するものでもありません。
これは困りました。
あとは胡瓜に絡めたシビ辛キュウリか……。
閃いた!
このまま舐めて酒のツマミにすればいいんじゃあないか!
金山時味噌の発想ですね。
塩分多めなので一度に大量には舐められませんが、チビチビやるにはちょうど良い風味です。
とりあえず晩酌のアテとして消費して、リピート購入は無いかな……。
そう思った初夏の夜でした。

マスクの価値は

皆様、ご機嫌麗しゅう。吉川でございます。

先日、いつものように買い物をしている時にふと気付きました。「そういえば今年は柚子茶を買っていないな」と。

毎年、冬場になると風邪予防のために柚子茶を常飲するようにしていたのですが、今季は風邪どころか体調を崩すことも身体が怠くなることも喉が痛くなることもなく、すこぶる快調に過ごせました。これも偏に手洗いとマスクのおかげと言っても過言ではないでしょう。

ことあるごとに手洗い(或いは消毒)、昼間はおろか就寝中もマスク、それによって身体の変調とは無縁になったのです。やはり身体に悪影響をもたらす異物は主に鼻と口から入ってくるのでしょうね。

しかしそんなマスク生活でも防げなかった変調が花粉症です。最近になってようやくスギ花粉からは逃れられ、平穏な日々を迎えることが出来ていますが、ヒノキやブタクサなども患っていらっしゃる方はさぞかし大変なことでしょう。

物理的に花粉はウイルスより何十倍も大きいはずなのに、それを防げないマスクの意味とは。ウイルス対策に効果があるのなら、花粉も防いでくれ、マスクよ。これから春を迎えるたびに、そんなやりきれない思いを抱いてしまうことでしょう。

ラー油マヨネーズ

皆様、ご機嫌麗しゅう。吉川でございます。

私に訪れている空前の激辛ブーム、その中で編み出したドレッシングをご紹介いたします。それは『ラー油マヨネーズ』です。

思い付いた時は「これは画期的な組み合わせだ!」と身震いしたものですが、どうやら世間には以前から存在していたようで、ネット上にはレシピも出回っていました。

基本的なレシピはラー油とマヨネーズを混ぜるだけなのですが、容器で混ぜると洗い物が増えるため、私はそのまま別々で掛けてしまっています。ラー油は通常の小瓶のものではなく、愛用している豆鼓ラー油を使用しております。この豆鼓ラー油がまた絶品でして、豆鼓の旨味がラー油に溶け出し、辛さよりも旨さが際立つ万人にお勧めできる逸品です。マヨネーズの円やかさと、豆鼓ラー油の旨辛さが混ざり合い、なんともない言えないハーモニーを奏でてくれます。

このラー油マヨネーズを味わいたいがためにサラダや千切りキャベツを用意してしまうくらいです。中毒性があること請け合いのラー油マヨネーズ、皆様も是非ご賞味ください。