新札発行

皆様、暑中お見舞い申し上げます。
吉川でございます。

世間では新たなデザインの紙幣が発行されましたが、皆様は入手されましたか?
私は一万円札と千円札は既に入手し、五千円札はかろうじて見せていただいた程度です。
あのホログラムの仕組み、すごいですね。
一般流通紙幣にあれだけのテクノロジーが組み込まれたこと、素直に感心しました。

さてその新札、私は早々に手放してしまいました。
そもそも普段からキャッシュレス生活を心掛けており、お札が必要な局面はラーメン店などの券売機くらい。
その券売機も新札に対応していなければ詰みますので、使えるかどうか分からない新札が手元にあった所でメリットがあまりないという感じなのです。
新札の持ちどころ、使いどころ、なかなかの難問です。

ぽん酢サワー

皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。

最近、ぽん酢サワーなるものに夢中になっております。
「ぽん酢」というのは所謂「ぽん酢醤油」ではなく、ぽん酢醤油から醤油を除いたもの、ぽん酢醤油になる前のぽん酢、柑橘と酢が主成分であろう液体です。
「ぽん酢」の語源はオランダ語で柑橘類の果汁全体を示す「pons(ポンス)」とのこと。
そのぽん酢を焼酎と炭酸水で割って呑むと、喉越しは良いわ後味すっきりだわでお酒がぐいぐい進んでしまいます。
レモンよりは酸味が強くなく、甘味もほぼないため、晩酌のお供としてどんな食事にも合います。
よく「揚げ物にはレモンサワー」などと言われますが、ぽん酢サワーはベースがぽん酢という調味料なので、料理にぽん酢をちょい足ししたような風味になるのです。
このぽん酢、店頭では150mlや360mlくらいのボトルしか見あたらないので、無くなるたびに買いに行くのが面倒だなと思っていたのですが、ネット通販で業務用の大容量1800mlボトルを発見し、益々のめり込んでしまいました。
インターネットで調べてみると専用グラスなどもあるようで、これから更に流行りそうな気配がします。
夏場の暑気払いなど交友の場で飲食する機会がございましたら、メニューからぽん酢サワーを探してみてくださいませ。

フライドポテト

皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます

最近、自分でフライドポテトを揚げて食べることに夢中になっております。
お店で食べるのも美味しいのですが、試しに冷凍のフライドポテトを買って揚げてみたら、思った以上に自分好みのサクサクカリカリ加減で揚げられたので、それ以来お店のものはちょっとフニャフニャだなと思うようになってしまいました。

ジャガイモを皮付きで櫛切りにして揚げる「ウェッジカット」も素材そのものの味がして美味しいのですが、手軽さと入手の安定性から冷凍の「シューストリング」を選びがちです。
「シューストリング」とは「靴ひものように細い」という意味合いの、ごく一般的なフライドポテトです。
このシューストリングを多めの油で揚げ焼きし、塩を掛けてパクリ。
時にはライムソルトで、時にはカレーソルトで、時には明太子パウダーで味変しつつパクリ。
食べると減るのでお酒を呑みながら第二弾を揚げつつパクリ。
たまりません。

しかし、箸を使ってポテトを一本一本掴んで引き上げるのは効率が悪く、揚げ過ぎないよう油の温度管理が大変だったりします。
そこで何か良いアイテムは無いものかと市中にて、コインひとつで様々なものが手に入る雑貨店のキッチンコーナーを探してみました。
お店ほどのザルの深さは必要ないので、浅くて金属の網が張ってあり柄が長めのアイテムを探してみると……ありました!
灰汁取り用の網編みのお玉です。
これが我ながらナイスチョイス。
一本一本掴んでいたフライドポテトがザッと一気に上げられるようになりました。
灰汁取り用お玉を使ってのフライドポテト掬い、ライフハックとしてここに記します。

金柑のコンポート

皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。

晩白柚の皮の処理が思ったほど上手くいかず日々モヤモヤしており、いつかリベンジしたいと思っておりましたが、その機会はすぐに訪れました。
地方の直売所に立ち寄った際、大量の金柑が安価で販売されていたのです。
すぐさま金柑について検索してみると、ジャムも良いけれどもコンポートの方がより手軽とのこと。
これはリベンジするしかない。
晩白柚の皮でなくとも何か果物を煮ることで気分も晴れるだろう。

「焦るんじゃない、私は果物が煮たいだけなんだ」

そう己に言い聞かせた私は、一袋20粒ほどの金柑を三袋購入し、コンポート作りに挑みました。

まず金柑のヘタを取って洗い、横半分に切ります。
そして種を取り出すのですが、この作業が何気に大変。
重労働というよりは、長時間の軽労働といった趣で、ただひたすらに種を取り出します。
種を取り出したらあとは簡単。
水と砂糖と共に煮ていきます。
購入した金柑の皮は若干固かったので、ちょっと柔らかくするために弱火でコトコトと煮詰めていきます。
水分を飛ばしすぎたせいか、カラメル煮のような飴色になってしまいましたが、これはこれで美味しそうな色合い。
食パンに乗せて食べると、美味しい!
フルーツパイのような味わいです。
この金柑コンポートが成功したことで、私の「果物を煮たい欲」も昇華されたように感じました。
次の煮たい欲は秋、りんごの時期にまたフツフツと沸き上がってくることでしょう。

晩白柚マーマレードの失敗と反省点

皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。

去る3月13日、飾っていた晩白柚をついに食しました。
和風グレープフルーツといった味わいで甘すぎず酸っぱすぎず、一粒一粒がしっかりしており果汁が零れないため手が汚れず、プチプチとした食感も相まって南国っぽさを感じさせる果物でした。

もう一つのお楽しみ、剥いた大量の皮はマーマレードにすることにしました。
しかし、数々の処理を怠ってしまったため、不味くはないものの美味しいとも言い難い風味になってしまいました。
反省も含めてここに記します。

『色味が悪い』

手抜きをして常用しているキビ砂糖を使ってしまったため、茶色くなってしまった。
上白糖、可能であれば水飴を使った方が美しく仕上がりそう。

『苦味が多い』

貧乏性が故に白い綿を多めに取り除くことを怠った。
不味くはないもののジャムとしては苦味がある。
白い綿は多めに取り除き、外皮を使うことを心掛ける。

以上です。
不味いわけではないので、ハイカカオチョコレートを溶かしてオランジェット風にしてみようかとも思っています。

我が晩白柚

皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。

先月は私が提案した晩白柚ムースケーキをご愛顧くださり、誠にありがとうございました。
お陰様でご好評いただき、一日にお出しできる数に限りがあるためティータイムの間しかご提供できず、心苦しい限りです。
「いつかは晩白柚」、そんな思いで憧れを持って眺めていたこの時期の旬な縁起物を皆様にお召し上がりいただき、喜びで胸が一杯です。

そんな憧れの晩白柚、良い機会ですから、一大決心で自ら購入することにいたしました。
2Lサイズを注文し、2月頭に到着。
驚くほどの価格ではないのですが、何しろサイズが大きいので、価格の半分は送料です。
このまま追熟させていくと「部屋中が柑橘の香りに包まれる」というほどの芳香で満たされ、ようやく食べ頃になるようなので、棚の上でしばし放置。
しかし、1ヶ月ほど経過した今でも、グレープフルーツに似た果実香がごく稀に微かに香るくらいで、未だ食べ頃には至っていないようです。
洋梨のようにすぐ熟するのかと思っていましたが、皮が厚いためか冬瓜くらいの保存性がありそうな印象です。
熟したら果肉は美味しくいただき、皮はマーマレードや、レモン塩麹ならぬ晩白柚塩麹にしようと目論んでいるのですが、一体いつになることやら。
マイ晩白柚の熟成を楽しみながら日々を過ごしている今日このごろです。

晩白柚ムース

皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。

この度、大旦那様のお許しを得て、私が提案したフットマンケーキ『晩白柚ムース』をご提供させていただく運びと相成りました。

晩白柚(ばんぺいゆ)とは、一言で表すならば「巨大な柑橘」、メロンやスイカほどの大きさがある世界最大級の柑橘類で、ザボンの一種です。
熊本県八代市の特産品で、年末年始に青果店や九州地方などでご覧になられた方もいらっしゃるかもしれません。
台湾の「白柚」という種を晩成化させたことが名前の由来のようで、「晩成の白柚」すなわち「晩白柚」とのこと。
その大きく丸い黄金色の果実が朝日や富を連想させること、常に青々と繁る常緑樹であること、また柑橘の「橘(きつ)」が「吉(きち)」に通じることなどから、縁起物として親しまれているようです。
それに倣って晩白柚ムースの着想となりました。
皆様に幸多からんことを心よりお祈り申し上げます。
是非ご賞味くださいませ。