一人二役~殺したいほどジュテーム~

寒い日が続いています。11月なのに大変な雪に見舞われきっと驚かれた事と存じます。藤堂でございます。本日はサスペンス・コメディー 一人二役です。ロベール・トマ原作で、大地真央、森公美子、益岡徹、山崎一の達者な俳優が演じています。
セリフの量が半端じゃありません。特に大地真央は出突っ張りでよく演じていると感心しました。この作家の「罠」も楽しいサスペンスでしたので大いに期待し楽しく観ました。

ストーリーは1960年代パリ郊外にある豪邸、天涯孤独だが莫大な遺産を相続したフランソワーズ(大地)は、リシャール(益岡)という魅力的な男と結婚した。しかしリシャールが財産目当てでとんでもない男であることが判明しフランソワーズはこの男との生活にすっかり疲れ果て離婚を考え始めていた。
そんなある日家政婦のルイーズ(森)の恋人がリシャールの代わりに投獄された弟のミシェル(益岡の二役)だとわかる。しかもミシェルは兄リシャールと瓜二つ!フランソワーズは夫の留守中に、弁護士サルトーニ(山崎)の目の前で弟ミッシェルに兄リシャールを演じさせ離婚の手続きを済ませてしまおうと企む。ところがミシェルはヘマばかりで上手くいかない。そこへリシャールが予定を早めて帰ってきてしまう…。果たしてフランソワーズが仕組んだ離婚劇は成功するのか?

どうなるのか見ているこちらもハラハラドキドキ逆転逆転の「一人二役」は兎に角面白いです。最後のどんでん返しは想像もしなかった結末です。機会がございましたら是非ご覧下さいませ。日頃の疲れが吹っ飛ぶ楽しさでございます。

12月(年の瀬)も間近でございます。体調を崩されませんように、お元気な姿でご帰宅くださいますのを心よりお待ちしております。
藤堂でございました。

ローマの休日

秋も深まり、冬の足音が静かに近づいてくる頃なりましたが、お嬢様方にはお変わりなく、楽しい日々を過ごしていらっしゃる事と存じます。
今年の夏、早霧せいな率いる雪組メンバーによる、新作「ローマの休日」が東京では赤坂ACTシアターで上演されましたが、残念な事にチケットが入手出来なくて藤堂は観る事が出来ませんでしたので宝塚スカイステージでハリウッド不朽の名作がロマンスが放映されていましたので久しぶりに観ました。
一日限りの切ないロマンス、お嬢様方はご存じないと思いますが藤堂の青春時代の思い出に残る素晴らしい名作で、アカデミー賞にも輝いた作品です。
オードリー・ヘップバーンの名声を高めその美しさ新鮮さは今でも昨日のように思い出されます。
愛、誠意、心切ない恋、何度見ても感激し泪が出ます。
ストーリーは新聞記者ジョーがアメリカニュース社のローマ特派員、親善訪問中のアン王女の会見を控えた前の晩ベンチで寝ている娘と出逢う。やむなくアパートに泊めたものの、翌朝新聞を見てびっくり、彼女こそアン王女で大使館を抜け出したらしく、さっそくカメラマンのアーヴィンを呼び寄せ特ダネをものにしようとするが……。
ジョーはグレゴリー・ペック(宝塚では早霧せいな、アン王女は咲妃みゆ)で真実の愛に目覚めるラスト近くの記者会見の場面は凛としたアン王女への万感の想いを胸に秘めるジョー、思わず胸が熱くなり、幸せな気分にさせてくれます。
お嬢様方もこの物語を是非ご覧ください。きっときっとあぁ良かったと思われます。
日本の舞台で初めて上演されたのは東宝ミュウージカルでアン王女を大地真央、ジョーが山口祐一郎で、大地がヘップバーンそっくりに演じたのが印象的でした。
本日はこれで失礼いたします。
藤堂でした。

ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』

若い人のミュージカルであまり期待していなかったのですが、大変すばらしい作品でした。伝説のヴォーカルグループ「ザ・フォー・シーズンズ」、フランキー・ヴァリ、トミー・デヴィート、ボブ・ゴーディオ、ニック・マッシ。四人のメンバーがそれぞれの思いから辿る栄光と挫折、波乱に満ちた春夏秋冬の物語です。

ニュージャージーの貧しいイタリア系の若者が、どん底の生活から抜け出す道は三つ、軍隊に入る、マフィアに入る、もう一つはスターになること。そんな街のでバンドを組みスターとしての成功を夢見て楽曲を次々生み出してゆく歌唱力が素晴らしいミュージカルです。

フランキーが中川晃教、トミーは藤岡正明・中河内雅貴のWキャスト、ボブが海宝直人
・矢崎広のWキャスト、ニックが福井晶一・吉原光夫のWキャストです。
中川晃教・藤岡正明以外は初めて見る人達でした。Wキャストは最近多くなりましたが、それだけにお互い切磋琢磨して、努力し頑張っているので見応えがあります。藤堂ももう一度見たいと思います。また違った観点からみられるのではないかと再演されるのをのしみにしています。お嬢様まも是非、是非ご覧になって頂きたいと思います。

秋の訪れです。ミュージカルに益々関心を持たれる事と存じます。楽しい日々を元気にお過ごし下さいませ。藤堂でした。

宝塚歌劇『ME AND MYGIRL(ミー&マイガール)

宝塚の財産と云っても過言でない「ミー&マイガール」の初演は
1987年から88年まで異例のロングランでした。初演以降95年から96年
08年09年13年と再演され、今回の花組公演へとつながります。

ストーリーは宝塚ファンのお嬢様方でしたらどなたもご存知の男性版
「マイ・フェア・レディ」と言われています。1930年代のイギリス、ロンドンの
下町ランべ須に住むビルは恋人のサリーとともに自由気ままな日々を過ごしていました。
そんなビルに思いもかけない幸運が舞い込む。彼が由緒正しいヘアフォード伯爵家の
落とし子であることが判明し、亡き当主の遺言により財産と当主の継承者となったビルは、
弁護士に連れられサリーと共にヘアフォード家へ向かうヘアフォード家では
どんな人物かという話題で持ち切りだった。現れたビルを見たヘアフォード家の人々は
愕然とする。粗野で無作法……ヘアフォード家にはふさわしくない。しかし当主の妹であるマリア公爵夫人は当主の血を引くビルならヘアフォード家に相応しい紳士になれると
信じ彼を教育する決意をする。ヘアフォード家の当主に相応しい教育で立派な紳士に
なれるのか、サリーとの幸せが訪れるのか?楽しいミュージカルです。

笑って笑って甘酸っぱい気持ちになり、またホロリとさせられて劇場を後にする時には
軽やかになんとも幸せな気分になれる物語です。

今回のビルは明日海りお、サリーは花乃まりあです。初演は剣幸、こだま愛、
次が天海祐希、麻乃佳世96年が久世星佳、風花舞、08年が瀬奈じゅん、彩乃かなみ
同じ08年博多座で霧矢大夢、羽桜しずく、09年に真飛聖、桜乃彩音が梅田芸術劇場
2013年に龍真咲、愛希れいかのコンビでした。
藤堂が初めて見ましたのが瀬奈じゅん、彩乃かなみでした。今後の宝塚でも
上演されると思います。まだご覧になられていないお嬢様方、是非観てください。
ミュージックもとても素敵な軽快なミュージカルナンバーです。

本日はこのあたりで藤堂でございました。

ミュージカル「天使にラブソングを」~シスター・アクト~

とにかく楽しいミュージカルです。是非お嬢様にも観て頂きたい。
1992年に映画が封切られて、その後ミュージカルになり、ロンドン、ブロードウェイ、パリ、バルセロナ、ミラノ等で上演され、大成功を収めました。
日本での初演は、2014年帝国劇場で上演され、その後厚木、盛岡、仙台、大阪、名古屋で上演され、各地の劇場で笑いと感動を与えたとの事で、藤堂も2年前に観劇し、その楽しさと笑い、そして人の優しさに触れ、感動したのも昨日のことのようです。
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1789 バスティーユの恋人たち

2015年6月~7月に宝塚歌劇で初演された作品で龍真咲主演で上演され、ご覧になられたお嬢様方には記憶されていられることを存じます。その作品を今回は帝国劇場で潤色・演出は宝塚と同じく小池修一郎さんで上演されました。今回は主役級の人がダブルキャストでロナン、マズリエが(小池徹平、加藤和樹)オランフが(神田沙也加、夢咲ねね)マリーアントワネットが(花總まり、凰稀かなめ)の宝塚卒業生、凰稀かなめは宝塚を卒業し、初めての女性役で初出演です。
藤堂は加藤、神田、花總ので見て参りました。
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