ロミオとジュリエット

ロミオとジュリエット

宝塚ファンのお嬢様、そして一度は観てみたいと思っていらっしゃいますお嬢様、「ロミオとジュリエット」は星組が2010年に上演し今回が2度目。2回目は雪組で2011年、音月桂のロミオ、舞羽美海のジュリエット3回目は月組でロミオは龍真咲と明日海りおの役替わり、ジュリエットは愛希れいかで上演されました。

今回の特徴はティボルト、ベンヴォーリオ、マキューシオ、パリス伯爵、死、愛を役替りで演じられている。
イタリアのヴェローナに府来るから続くふたつの名門、モンタギュー家とキャピュレット家は争いを繰り広げていたキャピュレット家では娘のジュリエットとヴェローナ随一の富豪パリス伯爵と一緒にさせようと仮面舞踏会を計画しそこでパリス伯爵とジュリエットを結び付けようと・・・
モンタギュー卿の息子ロミオは親友に誘われその仮面舞踏会に忍び込む、そこで奇跡の出会いが、二人は理想の恋人にめぐり逢い恋におちる・・・ほとんどのお嬢様方がご存知のシェークスピアの原作です

反目し合う両家の対立は赤色と青色の衣装で群舞は非常に迫力があり、ひきつけられる。
二度目のロミオを演じる柚希礼音の細部にわたりキメ細かい演技は前回より数段の進歩が見られ、楽しませてくれました。夢咲ねねも可愛いジュリエットを柚希に合わせ美しく、可憐に演じていました。数年の内に何回も上演され「ベルサイユのばら」と共に宝塚の資産になると思われます。今年の夏の暑さを忘れさせてくれる清涼剤でした。

藤堂でございました。

宝塚歌劇 ベルサイユのばら フェルゼン編

さあお嬢様方、ご覧になりましたか、壮一帆の東京宝塚劇場でのトップお披露目公演で同じく新トップ娘役の愛加あゆです。

1974年に「ベルサイユのばら」初演:今回のフェルゼン編は1990年に大浦みずきが演じられ、いれ以後、各組の方々が演じられてきました。18世紀末、栄華で誇った、ブルボン王朝にかげりが見え始めたマリー・アントワネットの浪費が重大な事態を引き起こしていた。マリー・アントワネット(愛加あゆ)と仮面舞踏会で会い、たちまち恋に陥るスエーデンの貴族フェルゼン(壮一帆)が凛々しい貴公子を繊細、キメ細かく演じ新トップとしての自信に満ちていた。

フェルゼン編はフランス革命の激動の中でいろいろの愛の形が見られ、オスカルとアンドレの愛がこのフェンゼン編でも見られました。兎に角トップになるのが、遅すぎた気もしますが、雪組トップとして新生雪組を統率して愛とロマンの世界を展開し、楽しませてくれています。娘役のトップは愛加あゆは前半より断頭台に向う最後が王妃の気高さを表現して雪組のトップ娘役としての期待がもてる。オスカルの早霧せいな、アンドレの未涼亜希も役をしっかり演じ、愛し合う愛の美しさを表現してくれました。

 お嬢様、壮一帆の新男役トップを是非、是非、ご覧下さい、きっとファンになられると思います。
 では次回作を期待しまして本日は失礼致します。藤堂でした。

宝塚歌劇花組オーシャンズ11

オーシャンズ11は2002年に公開された映画で、ダニー・
オーシャンと彼が率いる10人の仲間がラスベガスにある
カジノの金庫破りに挑むサスペンスアクションドラマで
、ジョージクルーニー、ブラッドピットなどが演じて
ヒットした作品です。宝塚では2011年に星組で上演され
今回は花組での再演です。

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宝塚歌劇宙組公演「銀河英雄伝説」

藤堂でございます。

新トップスター凰稀かなめの大劇場お披露目公演です。
1982年の刊行以来1,500万部の売上を誇る田中芳樹のベストセラーの
ミュージカル化です。今回の公演は宝塚ファンを二分化する公演だと
思います。従来の宝塚ファンと新しい層に分かれると考えられます。
男の世界での物語でロマンが少ないからです。

銀河を舞台に繰り広げられる「銀河帝国」と「自由惑星同盟」の戦いを
巡り黄金の髪にアイスブルーの瞳を持つラインハルト(凰稀かなめ)と
ヤン(緒月遠麻)との果てなき戦いが展開される。少々難解な部分が
ありますが、新トップ凰稀かなめにはピッタリした役であり、頑張りが
ひしひしと伝わってきます。新トップ娘役の美咲凛音とのコンビも楽しみ
です。カナリヤで抜擢された時ほどピッタリの役とは言えませんが大変
歌唱力が優れていて今後が楽しみです。

今回の公演は藤堂が話をいたしますより是非ご覧頂いていろいろ感じて
頂きたい舞台です。

2012年11月 藤堂でした。